■あのころ君は / 堺正章 (日本コロムビア)
週刊誌をメインに、最近矢鱈と煽られているのが高齢者の性生活というは、もしかしたら「国策」? と思うのはサイケおやじだけでしょうか。
つまり高齢者を心身共に消耗させ、早く昇天していただくという結果は、そのまんま国の医療費や保険年金諸々の財源を圧縮削減する事に他ならず、それもひとつの安楽死と詭弁を弄する輩さえいないとは限りません。
一概には言えませんが、だいたいセックスという行為は体力的なものよりも精神的なところに依存しているものだとすれば、衝動だけでやっていた若い頃よりは、それなりに人生経験を積んだ後の方が尚更に気持ちの負担が大きいわけで、極言すれば、大義名分の無いセックスなんてものにはイマイチ踏み込めないという見栄が優先される場合さえあるような……。
もちろん、それなりに様々な関係が築かれている男女間であれば、セックスはあった方が良いし、また無ければ不自然という時もあるでしょう。
ただし、それでお互いの気持ちが一致出来るかは、些か確立が読めませんよねぇ~~。
以上は、なんとなくサイケおやじが心に浮かんでしまった本日の戯言です。
しかし、それでもセックスなんてものは若い頃にやってこそ、その価値が存分に発揮されるという真実は否定致しません。
さて、そこで発作的(?)に取り出してきたのが堺正章が歌う本日掲載のシングル盤で、当然ながら針を落とす決意表明がA面曲「あのころ君は」です。
結論から言えば、決して冒頭から述べてきた話とは関係無くて、藤公之介の綴った歌詞は古いレコードを聴きながら、あれやこれやとホロ苦く、それでも甘い思い出に浸る感慨であり、川口真の提供したメロディとアレンジは、如何にも発売された昭和51(1976)年末の流行だってノスタルジックな歌謡フォーク調というあたりが、現在のサイケおやじの耳と心には必要以上に滲みてまいります。
う~ん、そうだなぁ~~、あの頃の若さと今の悪知恵が一緒にあれば、もっと人生は楽しかったような気分にどっぷりってわけですよ……。
人は誰でも、もう一度、あの頃に戻って、やり直したいと思う時があるはずで、だからこそ様々な場面で心の揺れを感じるのだと思います。
不肖サイケおやじは殊更、そんなこんなの叶わぬ想いに動かされる事が多くて、自分でも苦笑する他はありません。
まあ、後悔したってど~しようもない事が多い世の中、せめて目の前にどんな楽しみがあるのかだけは見つめていきたいと思っています。
困ったもんです。
コメント、感謝です。
現実と妄想が異なるのは当然としても、様々な「しがらみ」によって、恋愛対象も変質してくるんじゃ~ないでしょうか。
問題は、時と場合によって、自らを如何に奮い立たせるかということで(微笑)。
コメント、ありがとうございます。
「結婚」はしても、しなくても、後悔すると言われていますよねぇ~、それが現実だと思います。
だいたい「結婚」という儀式儀礼は、互いの財産の保全や生まれてくる自分の遺伝子を受け継ぐ者に対する社会的身分の安定保障が目的であって、必ずしも生きていく中での必要十分条件ではありません。
悶々とするエネルギーがあることは、とても素晴らしいですよ♪