OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

杏真理子を聴ける幸せ♪

2017-03-16 19:57:29 | 歌謡曲
地下鉄のスー c/w 風とともに消えた / 杏真理子 (日本コロムビア)

久々の朗報♪♪~♪

それは昨夜、閉店ギリギリに飛び込んだ某大型ソフトショップで、なんとっ!

杏真理子の「コンプリート・シングルス +」という復刻CD遭遇し、もちろん速攻でゲットした後は、愛車の中でも自宅でも、聴きまくりの桃源郷であります♪♪~♪

いゃ~~正直、待ち望んでいたとはいえ、まさかっ!?

て思うほど、杏真理子の認知度が、ここまで高まっていた結果は潜在的なものではありましたが、これを機会に、広く歌謡曲ファンには彼女の歌が手軽に堪能出来る幸せをっ!

と、思わず力が入ってしまいましたが、本日は件のCDにも当然収録されている、昭和47(1972)年5月に発売された彼女の4枚目のシングル盤をご紹介させていただきます。

なにしろこれがサイケおやじの愛聴盤のひとつであり、本来の彼女の持ち味である泥臭さがファンキー&フォーキーという洋楽志向へと活かされた仕上がりですからねぇ~~♪

それはまず、作詞:阿久悠&作曲:彩木雅夫、そして編曲:小杉仁三によるA面「地下鉄のスー」が、ほとんど和田アキ子中村晃子が歌っても違和感を覚えないであろう、所謂R&B~ソウル歌謡の典型であり、もちろんミディアムアップの演奏にはソウルジャズ系のグルーヴが横溢していますよ♪♪~♪

あぁ~~、このギターのフレーズと音色、間奏におけるオルガンのアドリブ、アタックの強いホーンセクションは言わずもがな、シャープで粘っこいリズムを叩き続けるドラムスのビート感も、実にたまりません♪♪~♪

ですから杏真理子も堂々の実力を発揮する歌唱を披露しているんですが、欲を言えば、もう少し阿久悠の綴った歌詞に色恋沙汰の下世話さがあればなあ~~、という不遜な思いがサイケおやじには確かにありまして、そのあたりが大衆的なヒットに結び付かなった要因でしょうか……。

しかし、だからこそ、時代を超えてというか、レアグルーヴ歌謡の逸品として、現在の方が人気を集めているのは悲喜こもごもというわけでして、そのあたりも味わい深いのが昭和歌謡曲の楽しみのひつと思います。

そしてその意味も含めて、これまた素敵なのが同じ作家コンビが提供したB面曲「風とともに消えた」で、こちらはリアルタイムの流行最先端であった歌謡フォーク味が強く滲み出た傑作♪♪~♪

タートルズっぽい雰囲気を入れた馬飼野俊一のアレンジも秀逸ですし、泣きメロにジャストミートした刹那の歌詞、それを力強く、また同時に哀愁を漂わせて歌う杏真理子の魅力には我知らず、グッと惹きつけられてしまいます♪♪~♪

ということで、冒頭に述べた復刻CD「コンプリート・シングルス +」にはシングル曲、唯一残されたLP収録曲に加えてカラオケテイクも含む全24曲が収められ、気になるマスタリングにも個人的には特に問題は感じませんので、お楽しみ下さいませ。
 

さあ、もう一回、聴こおぉ~っと♪♪~♪
コメント
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