OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

白々しさと着エロ歌謡の由美かおる

2014-07-09 14:58:23 | 歌謡曲

私は女 c/w セクシー・トゥナイト / 由美かおる (日本コロムビア)

「猫顔マニア」ならずとも、日本男児のみならず、世界中の男を狂わすフェロモン美女が由美かおるの存在意義であるならば、昭和55(1980)年に発売された本日掲載のシングル盤は必須アイテムでありましょう。

と、例によってノッケから大袈裟な言い訳を弄しなければならないほど、リアルタイムの由美かおるは既に熟女の域とはいえ、持ち前の白痴美が全開していたんですから、テレビで接するだけでもドギマギさせられたのがサイケおやじの素直な気持ちです。

実は説明不要かと思いますが、これは当時、東京12ch=現・テレビ東京で春~夏に放送されていたセクシーアクションドラマ「ミラクルガール」の主題歌と挿入歌を収めた1枚ですからねぇ~~♪

脳裏に焼き付けられた「美味しい」場面の残像がレコードに針を落す事によって、尚更に鮮明に蘇ってくるという、そんな企画にまんまとノセられた自分が情けないと自嘲する事さえ後回しだったというわけです。

ちなみに「ミラクルガール」は同局の大人気作として今や伝説の「プレイガール」の系譜を受け継ぎながら、流石にそこまでのセクシー演出は控えられているものの、由美かおる以下、伊佐山ひろ子、水原ゆう紀、藤田美保子、樹れい子、ホーン・ユキ、ナンシー・チェニー等々のレギュー陣に加え、毎回の豪華ゲスト女優さんが所謂着エロっぽい演技を披露してくれましたからねぇ~~♪

今、再鑑賞すれば、大した事は無いなぁ~、と思ってしまうかもしれませんが、少なくともサイケおやじの記憶では、かなり凝視に値する場面があったんですよ♪♪~♪

もちろん、繰り返しますが、モロなパンツ見せとか乳首出しなんかよりは、見えそうで、見えない、見せてくれないという演出を美しすぎる女優陣がプライドを持って披露していたわけで、それにグッと惹きつけられるのも男の本懐と思います。

で、肝心の掲載シングル盤なんですが、まずはA面収録の「私は女」が作詞:橋本淳&作曲:渡辺岳夫によるゴージャスなソウル系歌謡でありながら、由美かおるのボーカルが、めちゃキュート♪♪~♪

と言うよりも、ぶりっ子モードが寸止め状態で、キメのひとつの「あぁ~っ」という悶えの節回しでさえ、その白々しいノリはニクイばかりなんですから、たまりません♪♪~♪

京建輔のアレンジによる曲展開も、なかなか確信犯的なところで、いやはやなんとも、由美かおるのセクシーさの特徴である、スバッと見せても、その奥底には、あくまでも演技であるという矜持が逆手に活かされた傑作と思います。

また、挿入歌扱いのB面曲「セクシー・トゥナイト」は、これまた同じ制作トリオが提供したミディアムテンポの演歌系シティミュージックであり、せつせつと歌いながらも、妙に澄んだ彼女の節回しが「味」の世界でしょうか。

ちょっぴり大野雄二の世界に近いようでありながら、この演歌グルーヴはクセになりそうです♪♪~♪

ということで、由美かおるは、やっぱり素敵な存在であり、何をやらしても唯一無二の存在感がありました。

それをナチュラルフェロモン云々で説明するのは易い気も致しますが、しかし彼女だって、決してそれに頼っていたわけではないでしょう。

芸能の本質をきっちり自らの努力で開花させていたに違いありません。

でなければ、全てが浮ついた結果になったはずで、それは十人十色の思い入れかもしれませんが、サイケおやじは、そこが由美かおるの魅力のひとつと思っています。

そして当然ながら、「ミラクルガール」の復刻DVD or BDの発売を願い続けているのでした。

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