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エルゴラッソ 小林祐希インタビュー記事 

2017年10月06日 00時10分09秒 | その他
エルゴラッソ10月4日5日号に掲載されていた小林祐希(へーレンフェーン)インタビュー記事内容で印象に残ったコメントを紹介

・体をぶつけることが嫌ではなくなった。出来れば相手に体をぶつけずにプレーする方が良いと思っていた。でも最後ゴールを決める時にあの狭いエリアで敵と一切ぶつからずにゴールを決めることは出来ないから。
・テクニックも戦術眼もすごい選手がCBにもいる。日本ではそういう選手に出くわさない。
・世界のトッププレーヤーの映像をこれまでも観てきた。ただしそれは1試合を通して観るのではなくプレー集を観ていた。俺は勘違いしていたんです。凄いMFは1試合に何回も攻めに行っていると思っていた。だけど1試合通して観てみたら凄いMFはあまり前に行かない。ペナエリアの中に入る回数が全然少ない。セントラルMFのうまい選手を試合通しておって観ると、結構みんな歩いている。サボって良い場所を知っている。だけど脳は全然休んでいない。10秒間に7回~8回首を振っている。常に味方と敵に何が起きているのかを見ている。
・もっと賢くプレーすれば良いのに、相手を1枚ずつはがしているのに、なぜ無謀なプレー判断で個人で敵を2枚も3枚もはがそうとするのか?もっとみんながいろんな役割を共有してプレーすればサッカーはラクになるのに。
・アヤックスやPSVといった強豪クラブは個々がうまいのにみんなシンプルにプレーする。2タッチ以上しない。だから奪い所も無い。ミスが起きない。どんどんボールを動かして敵をズラしていく。相手はそれを後追いするだけでいつのまにか崩されてしまう。
・試合中に何が起きて何が必要か。俺はそれを自分でジャッジして変えていくことが出来ると思う。日本の選手で柔軟に即興でそれが出来る人はあまりいないと思う。監督の指示も大事だけれど監督はピッチにいない。
・自分のやりたいことを勝手にやってしまえば良いのではなく、自分の考えを表現するにも段階がある。日頃から監督とコミュニケーションをとってこちらのアイディアを表現できる立場に選手として早くならないといけない。
・俺らは監督という存在に使われている側で、日本を代表してプレーしたいのであれば監督が求めることをやらないといけない。それを100%やったうえで「100%やるから、そこからの+αもやらせてくれ」とならなければいけない。


感想
東京VYのころは背番号10を付けてチームの王様プレーをしていた小林。
プラチナ世代の中でも我の強い選手で、高校生の頃から「必ず俺の時代が来る」と豪語していた。
そんな小林もオランダに渡り、海外で揉まれる中で、ボランチで新境地を切り開き、その自信にあふれたインタビュー内容になっていた。
自分のスタイルに固執するのではなく、新たな環境で新しい考え方を身に付け柔軟に対応した小林の人間力の高さを感じたインタビュー記事だった。

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