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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

浦和レッズGK福島がガイナーレ鳥取へ育成型期限付き移籍

2016年07月05日 23時49分44秒 | Jリーグ
6月27日、浦和レッズはGK福島のJ3リーグガイナーレ鳥取への育成型期限付き移籍が発表した。移籍期間は2016年7月1日から2017年1月31日まで。
また、移籍後の7月3日J3第15節グルージャ盛岡戦にて福島はスタメン出場し、これがJリーグ公式戦初出場となった。


個人の成長を考えた時に、所属するチームの選択というのは非常に大切。
例えば、今をときめく川崎Fの大久保がくすぶっていた神戸から移籍した先が川崎Fではなく清水エスパルスだったら、今の活躍は無かっただろう。
文句無しの大学No1GKだった福島が選択したJクラブは、日本代表守護神が所属する浦和レッズだった。キックの精度に定評があり同じ左利きの西川の存在は福島本人とかぶるものがあり、すぐに試合に出られなくても近くで見ていて得るものがあるとの判断だったのだろう。
それでもやはり、プロの世界で一番重要なのは、公式戦出場という経験値。そういう意味では早い段階での育成型期限付き移籍という報道は良いモノかと思われた。移籍先が鳥取だと知るまでは…

鳥取は現在暫定でJ3最下位。色々と調べているとフロントと監督と選手がバラバラでチーム状態はかなり良くないという噂が聞こえてくる。
監督は柱谷哲司氏で、札幌と東京VをJ2に降格させ、水戸では5年間監督を務めたが万年下位、国士舘大の監督をしていた時は天皇杯で国見高校に敗れるなど、選手としての実績は申し分ないが、監督としての実績は全く芳しくなく、今季から監督に就任した鳥取では現在最下位と低迷している。
「若い時の苦労は買ってでもしろ」という言葉もあるので、あえてそういう厳しい環境で鍛えると言えば聞こえは良いが、やはり所属クラブの選択というのは非常に重要。柿谷が16歳でプロ契約した後に練習への遅刻を繰り返し腐りかけた時に、徳島へ移籍してJ2で再生できたのも、徳島の美濃部監督との出会いが大きかった。

本当に「育成」を考えた期限付き移籍であるのなら、鳥取という選択ではないという気がしてしょうがない。
こういう「出られるところに出しときゃ良い」という仕事のやり方に、浦和レッズというクラブの育成に対する考え方が見え隠れする。
コメント
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