シャンソン歌手

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シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 歌手の健康

2014年02月03日 23時22分41秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 歌手の健康

本日は 春の様な暖かさに 身も心も羽の様に・・・
しかも 私のOFFデーです。

庭の掃除 手入れ 水撒きをして チューリップの新芽が
出始めていたり ハナミズキ ミモザにも花芽が出ているのを
眺めながら 幸福度が120%で へらへら笑顔になってしまいます。

自宅より 外の方があたたく感じるので
散歩もしてみました。
近所の公園に水仙が咲いていて 嬉しかったです。
この暖かさは 明日になれば ぐーんと10度以上冷え込むらしいですが
束の間にしても
春の喜び・・・・寒さの後の暖かさは 異常気象でしょうけど
快楽です。

昨日日曜日は 近藤正春さんと 3月19日に東京フォーラムで
歌う PIAF の私の回転木馬
4月5日 有楽町朝日ホール で歌う PIAF 美しい恋物語と 白衣
デュエット曲 恋は何のため。
合計 四曲のシャンソンを 舞台で必要なバンド用のアレンジ譜面製作の
打ち合わせをしました。

近藤さんと私は パリで一緒にエンターテイメントを見るので
曲アレンジの構想が あ うん です。
ピアノだけの伴奏と違い バンドで歌う時は
そのバンドの楽器の効果を生かして リズムも変化させたり
工夫します。
もとのシャンソンの作曲者とポエムの作詞家の意図は
尊重して 原曲から かけ離れる事はせずに
私らしさの工夫・・・・を 模索します。

今月シャンソン館で歌う レオ・マルジャンのシャンソンも
久しぶりに 伴奏合わせし あー少し 昨年パリの雰囲気を
取り戻し始めた感じです。まだまだ 練り込みますが・・・

夜は 鈴村家にご招待されて 二週間ぶりに
シャンソン家族 集合みたいな感じで
マダム藤倉とも ご一緒で盛り上がりました。

私の天使 アンジュとの再会も嬉しくて お互いに興奮しまくり・・・
ブラボーパパは アワビの刺身づくりのプロで
またまた マダム藤倉の大好物 立派な鮑三個のお掃除
二時間かけて 豪勢な見事な 鮑のお造りが主役級で
テーブルに 輝いていました。最高のお味です。

白子やホタルイカ たらこもあり メインは 私のリクエストで
すき焼きでした。
一人食では すき焼き 天婦羅 鍋などは
沢山は食べられないけれど
皆さんと一緒ですと 私の肉食の食べ方は 結構 豪快です。
霜降りの 大きな肉は 味も抜群。
天に上る気持ちで ぱくぱく 早食い状態で あー美味しすぎです。
シャンパンと 日本酒で 六時間も食べて飲んで
あー 家族と居る気持ちです。

芦野宏先生の 暫く前のテレビ放送の録画も見せて頂きました。
心温まる 内容の深い 良い番組でした。
声楽家として 喉を故障してから
喉 声帯に負担の無い 無理のない声・・・つまり
声楽家の響きを残して話す声のように歌う・・という
声を みつけ
そして シャンソンを歌うようになり
人間性を研いて 心の美しさが
現れるシャンソンを 加齢とともに目指していた様子が
先生の言葉として 放送されました。

若いころから 晩年までの映像が 取り込まれた放送で
私が存じ上げない時代の 若い芦野先生とも お会いできました。
私も マダム藤倉も 鈴村家も
人柄のにじみ出る 品格が増した渋い晩年の芦野先生のシャンソンに
惹かれました。
歌唱法も 変化しています。癒されるような優しさを感じました。
フランス語も美しく 流暢でしたし
日本語で歌っても フランスの香りがするようでした。

人柄・・・性格 衣装のセンス 出で立ちの品格の全てが
舞台に反映されます。
芦野先生は 舞台を沢山踏んでいらしたので
客観的に ご自分を見つめ 研きつづけたアーティストですね。
勿論 ご家族の奥様や ご子息の支えと応援も 多大な影響を
与えたと思いますが・・・
芦野先生の素晴らしさと その先生と晩年同じ舞台に立ち
厳しく 教えて頂けたことに感謝の念が湧き上がりました。
ありがとうございます。

十字屋ホールで 初めて日本シャンソン協会主催の舞台
で ご一緒した時 皆さんの前で 怒鳴られたのが
昨日の様です。
「何やっているんですか? 最後の振りが ありきたりで 面白くないですよ。
しかも ピアノまで 何歩で歩けるか 数えてありますか?」
「よく自分で考えて あとで 私の楽屋まで 見せにいらっしゃい」と。
良く考えて 見せに行きました。
私の演技は そのころ まだ未熟すぎました。

芦野先生も含め
私の恩師たちの愛の鞭・・・怒られることは ただ 有難いです。
今は 同じ舞台にも 私の先生はいらっしゃいません。
なので 先生の注意を 反芻しています。
そして お客様が先生で 自分が先生で バレエの多佳子さんに
チェックしてもらい ビデオの堀衛さんにも アドヴァイスして頂きます。

亡くなる前年11月 日本シャンソン館の舞台の後
パリに行く直前に
芦野先生が 
「貴女は自分で気が付かないでしょうが 相当に上手に
なっていますよ」という 言葉で 怖くなったものです。
私は 自分を客観的に見つめたとしても 
自分自身の DVDをどんなに見てアラさがしして
チェックしたとしても 一度も満足できず
まだ指針を求めています。