ZZR1400GTR's Tagebuch(日記)

主に独逸・墺太利・瑞西・南チロルの欧州事情を発信。

再度、国境を考える

2009-10-06 03:20:50 | ZZR1400

2日目(日)の オーストリア → イタリア の緩衝地帯にある国境検問所(欧州統合で今は無人)から目と鼻の先にある 「国境点」 を示す盾看(イタリア)と石標(オーストリア)です。ここからイタリアが始まるのですが、今は誰も興味がありません。フリーパスです。

"Imagine (イマジン)" 、誰もが知っている彼(か)の名曲ですが、私はここで、故・清志郎さんの和曲を聴いていました。心の底から、「ジーン」 と来る名曲です。「真実」 等という主観的な曖昧さを排除した、客観性のある 「事実」 がここにはあります。イマジンはそれを予感させていました。

地理的な国境に限らず、心に引く国境の類も、「人為的」 なものです。そういった恣意的なものの内、目に見える代表格が 「国境」 です。後になれば看板と石ころが記念碑的に立っているだけな様なものに、人は時に振り回されたりします。

欧州統合の後には、アジアやアメリカ、アフリカも統合され、何時の日にか世界中が統合されるのかも知れません。そうなったら、「昔、昔、の大昔に、地球の上に線が引いてあったのよ、驚きだわ...」なんて、孫に御伽噺を聞かせるおばあさんが出てくるのかもしれません。

 


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