大学院ではケーススタディというものが頻繁に行われるらしい。
ケーススタディとは、ある会社の状況が書かれた資料を前もって読み込み、その資料にある情報だけでこれからの戦略を考えたりすることで、これが正解!という答えはない。
十人十色の考え方があってしかるべきで、どうしてその結論に至ったかを議論することが大切とのこと。
お恥ずかしいことに、ワタクシ、大学院に入るまでケーススタディなんてやったことがありませんでした。
この度晴れてケースデビュー。
いろんな解釈の仕方に『ほぇー、なるほど』と考えこんだり、『うーん、まったく同感』と親近感が沸いたり、なかなか奥が深くて面白いと思いました。
先日読んだケースは、武田薬品のアリナミンについて。
アリナミンやらユンケルやらリポビダンやら、普段から全くそういったドリンク剤を飲まない私にとってかなり新鮮な話でした。
・ドリンク剤には、ラベルに医薬品表示のある「薬系ドリンク剤」と、清涼飲料や炭酸飲料として販売される「食系ドリンク剤」がある。
・薬系ドリンク剤には、100mlと20~50mlの2タイプに分けることができる。
・100mlの薬系ドリンク剤は、1968年から1992年までの25年間、新規参入が厚生省で認められなかった。
・アリナミンの元となる「アリチアミン」というビタミンB1の一種は、京都大学の教授が発見した。その教授が、この発見について東京の学会で発表しようと上京し、たまたま乗った都電で武田薬品の研究員と乗り合わせたことで、武田との共同開発が始まった。
・アリナミンは当初ニンニク臭かった。
・宮沢りえとシュワルツネッガーを起用した広告展開は、売り上げに結びつかなかった。
などなど。
今回のケースで武田薬品の製品について理解が深まったため、コンビニで並んでいるドリンク剤を思わず買いそうになってしましました。
私って単純☆
ケースの分析は面白いですよね。
小生のブログにも「ケース」のカテゴリーを作りました。
もし良かったら読んでくださいね。
お互いがんばりましょう!!!^^V