皆川銅まで0・03秒4位/アルペン (日刊スポーツ) - goo ニュース
今回のオリンピックで荒川の金メダルも感激しましたが、それよりも個人的に「よくやった!」と思ったのは、アルペン男子回転で4位に入った皆川でした。
そもそもワールドカップでも、日本人が表彰台に上るなんて、滅多にありません。最近になって、佐々木が2位という好成績を残していますが、彼は当たればホームラン的なスキーヤーなので、常に安定してトップを狙える選手ではありませんでした。以前、日本のエースとして活躍した木村公宣も、あれだけ長い間ワールドカップに参戦していながら、表彰台に上がったのは1度だけだったような気がします・・・。
で、皆川選手ですよ。
おそらくマスコミも佐々木明ばかりクローズアップしていて、それ程期待していなかったでしょう。彼は、長野とソルトレークにも出たベテラン選手ですが、今までの成績からして有望視されていたのは、派手な言動でマスコミ受けする佐々木のほう。2002年に左ひざの前十字じん帯を切断するケガ(私と一緒!)をしている皆川は、それ程注目を浴びていませんでした。
しかし、結果は4位。しかも僅差。これはスゴイことです!
今回のレースは、多くの第一シード選手が旗門不通過でコースアウトになるなど、波乱のレースでしたが、そのチャンスを見事掴んだと思います。
思い出すのは、8年前の長野オリンピック・・・どうしても木村やトンバが出る男子回転が見たかった私は、インターネットの掲示板でチケットを譲ってくれる人を見つけ志賀高原まで見に行きました。その際、初めてレースを間近で見て思ったのは「海外の選手はパワーが違う。こりゃ日本人は勝てない競技だわ」ということ。
でも、今回の4位という快挙に、近い将来、日本人レーサーが頻繁に表彰台に上がる日も来るのかもしれない、という淡い期待を持ちました。
今後、回転だけでなく、大回転、スーパーG、そして滑降でも活躍する選手が育っていることを願います。