おきらくごきらく

社会人大学院(早稲田大学大学院商学研究科プロフェショナルコース)へ通う、のんきなサラリーウーマン実録

デザインでモノを売る

2005年11月30日 | お勉強


昨日の授業にゲストスピーカーとして講義をしてくださったグラフィックデザイナーの北川一成さん。

経営難に陥った曽祖父が始めた印刷屋から始め、世界的にも通用する日本のグラフィックデザイナーになられた北川氏は、デザインだけでなく、印刷技術にも精通した研究熱心な社長さんでした。

デザイナー、と聞くと、なんだかお洒落で、気難しい芸術家タイプで、説明もカタカナ言葉や専門用語ばかりで分かりづらい。そんな印象を持ってしまいますが、北川さんは難しいコトを簡単な言葉に噛み砕く能力に長けている気さくな方。

社員にはデザインだけ、印刷だけ、というのではなく「なんでも出来るようになれ」と教育しているとか。

北川さんの手がけた作品として、富久錦という日本酒があるのですが、「ふ」を一目で認識できるマークに仕立てたロゴを創り、それをラベルにしています(上のロゴがそうです)。似たり寄ったりの日本酒ラベルの中では、確かに印象的で分かりやすく、目立つデザインです。

私は仕事上でも、販促ツールを作ったりすることがあるのですが、特殊な素材や色を使うと「高くつく」と業者に言われてきました。当然のこと、と思いがちですが、どうやらそうでは無いようだ、ということが昨日のお話で分かりました。高い紙でなくても、ある方法で簡単にインクがきれいにのったり、紙じゃない素材に印刷をしたり・・・そんな工夫でお金をかけずに印象に残るモノが出来上がる。

そしてそれは普段から、自発的なトライアルを重ねているからこそ、いざという時のソリューションが提供できるんだそうです。

普段の授業ではなかなか知ることができない、デザイン現場のお話が面白かった夜でした。

北川さんの会社 GRAPH

銀婚式って何年よ?

2005年11月29日 | お仕事

JALが銀婚旅行を奨励しています。

コンセプト的には、子育てに一段落ついた夫婦がお金と時間をかけて結婚してからの日々を振り返り、お互いを見つめなおす海外旅行、ってな感じなんでしょう。コピーも、

これからもよろしく、
そんな思いをこめた旅。

・・・だそうで。団塊世代の奥様に絶大な支持を得ているドラマ「熟年離婚」とは真っ向から対立するようなセリフです。

広告には、美しいフランスの街並みを楽しむこれまた美しい夫婦の写真がメインビジュアルで使われています。

でね、私には、この広告、どうも違和感があるんです。だって、銀婚式ですよ。この夫婦若すぎませんか?

こんな50歳、どこにいる?

銀婚式といえば、25回目の結婚記念日ですよね。
25歳で結婚したとして、この人達は50歳ということになります。

ねぇ、このモデルさん、50歳に見えますか?もう少し若くても40代後半ですが、それでも無理があるように見えるんだけど。今年、来年あたりに銀婚式を迎えるターゲットがこの広告を見て違和感を感じなければ良いのですが。

大人の梅酒

2005年11月26日 | お遊び


デパートでたまたま試飲した、京都・伏見「玉乃光」の梅酒。

通常、梅酒は氷砂糖とホワイトリカーでつくりますが、ここの梅酒は、砂糖を使ってないんですって。甘みが少なく、あっさりとした味。これは美味しい!

・・・ということでソッコウ、買ってしまいました。

玉乃光のホームページによると、

商品の特長
・最高級の紀州南高梅を100%使用。
  果肉の厚み、質ともに梅酒に最適の品種です。
・氷砂糖は一切使わず、独自製法の米エキスを使用。
  甘さの中にうまさと深みがあります。
・ベースは米100%の本格純米焼酎。
  ホワイトリカー(主に糖蜜アルコール)とはひと味違います。

だそうです。720mlで1260円。
お試しください。

修論どないしよ・・・

2005年11月25日 | お勉強


私の通っている社会人大学院では、修士論文の提出が義務付けられています。

正直言って、卒業論文も何を書いたか詳しく覚えていないくらいなので、論文というものに真面目に取り組んだことがありません。(威張るな!)
提出は1年半後のことですが、今の段階から準備しなければならず、かなり恐怖を感じています。

ところで、修士論文ってどういうモノなの?と思いませんか。
ゼミの先生によると、どうやら大きく分けて二つのタイプに分類できるとか。

一つは、自分の研究したいテーマについて書かれた今まで発表された論文(先行論文)を100、200と読み、それを自分なりにまとめ、独自の考えを付け足していく「リビュー型」。もう一つは、ある仮説を立てて、それを実証する「実証研究型」。

どちらの道を選んでも、それぞれ苦労はありそうです。

まずリビュー型ですが、自分のテーマに関する今までの研究を洗いざらい読み込むことが必要なので、どれだけしっかりとした論文を見つけられるか、そして読み込むことが出来るかが問われます。

ちなみに、私の専攻しているマーケティング関連の論文は、英語が基本となるので、図書館でJournal of Marketingなどといったジャーナルのバックナンバーとの戦いが必須です。このジャーナル、学術論文が10本ほど載っている定期刊行物なんですが、実にまぁ沢山あるんです。Journal of Consumer Research, Journal of Advertising, Journal of Business Management・・・いかん、寝てしまう。

こういった学術論文を100本、先生によっては200本しっかり読み、自分の研究を深め、独自の考えを付け加えていくのは、なかなか根気がいる作業。英語が苦手な人には、相当厳しいのではないかと思われます。

もう一方の実証研究型は、仮説を立てて、それを説明するためにアンケートをとったりして証明するもの。でもこちらもリビュー型までいかないものの、ある程度論文を読み込んで、自分の仮説を立てなければいけないし、調査票の回収率が悪かったり、結果が思うようなものにならなかったりと、これまた非常に大変そうです。

で、私はというと、まだどちらの論文形式にするか決めてもいません。

ついでに言うと、論文を審査する先生を自分のゼミを担当して頂いている教授以外に2名決めなければいけないのですが(副査と言うらしい)、それも決めてないんです。うぇーん。

ウワサによると、副査の先生からそれぞれ相反するアドバイスを頂いちゃったりして板ばさみになり苦しむケースがあったりもするらしく、副査を誰にお願いするかも慎重に考えたほうが良いとのこと。

1年半後、私はちゃんと論文を書き上げているんだろうか。。。ちょー不安。

It's party time!

2005年11月24日 | お仕事

同じ部署の人が40歳の誕生日を迎えたので、銀座でお祝い会をしました。

社員同士の仲はけっこう良いけれど、うちは外資ということもあって、自分の仕事が終わったら、上司がいようとさっさと帰るシキタリ。よって、仕事後一杯飲みに・・・なんてことも、あまりありません。

ある人は保育園へ子供を迎えに急いで帰り、ある人は友人と飲みに行き、ある人は良きパパとして家へ直行し、ある人は19時から始まる授業へ急ぐ・・・あ、コレ私か。

そんな普段バラバラなうちの部署ですが、このお誕生日会では、普段会社では出来ない仕事や家庭の話ができて、なかなか楽しい時間を過ごすことができました。

なぜか当日は全員自分の子供の頃の写真を持ってくること、という宿題が出て、幼稚園や小学校の時の写真を持っていったり。

40歳という年齢にもかかわらず、花火ばちばちのローソクがささったサンデーと共にハッピーバースデーを店員さんに歌ってもらったり。

たまには、こんな集まりも楽しいなぁ~、と思った夜でした。外に出たらクリスマスのイルミネーションがキラキラしてました。

SONYの新しいHDD携帯音楽プレーヤーに思うこと

2005年11月21日 | お遊び



先週発売されたSONYのHDD携帯音楽プレーヤー。満を持しての登場(?)でしたが・・・なんだか「どうした、SONY!?」という印象。

言わずも知れたことですが、SONYが今回の競争相手としなければならいのはiPodです。国内シェアが60%と言われるほどの売上に、あのSONYがどう追いつくかというのが課題でした。

先日nanoを買ったばかりの私としては、SONYがどんな製品を投入してくるのか、チョット興味があったのでスペックを比較したんですが・・・

え、チョット待って。このWalkman、iPodと比べて何がどう素晴らしいのか全然分かんないんですけど、という感想です。

まず容量。新しいiPodは30GBで34,800円、Walkman NW-A3000は20GBで30,800円。1GBあたりのコストパフォーマンスはiPodが1160円、Walkmanが1540円とSONYがだいぶ高い。

重量もiPodは136g、Walkmanは(容量も少ないのに)182gとかなり重い。もちろんサイズも3辺とどこをとってもWalkmanのほうが大きい。

ディスプレーは、iPodが2.5インチのQVGA液晶に対し、Walkmanは有機ELディスプレーですが、カラーでもない(と思う)し、動画も再生できない。

・・・ホントに売る気あんのかな?強いて言えば、連続再生がWalkmanが35時間とiPodの倍以上ということで圧倒的に勝っているくらい。

ま、スペックだけではSONY Magicとまで言われた製品の魅力が分からないし、実物見たら良さが伝わるのかも、もしかしたら音質がめちゃくちゃ良いかもと思って店頭でディスプレー製品を見てみました。感想は・・・

重っ!こんなん、買いたくないっ(笑)

さらに、肝心のソフトまわりですが、CONNECT Playerと呼ばれる音楽を管理したり転送するソフトがかなり使いづらいらしいです。「iTunesの劣化版」との声もあったりして。iPodが普及したのは操作性が高いiTunesがあったから、とも言われているほどアプリケーションは大事。ここでもSONYは分が悪そう。

追い討ちをかけるのが、超怪しいブログ風の製品紹介ページです。こちらがかなり痛々しい。
http://www.jp.sonystyle.com/Walkman/Special/7days/index.html

音楽のある生活 7 days with WALKMAN、というタイトルで曜日ごとにWalkmanをどのように活用するのかを紹介しています。ブログを書いている登場人物は「彼」と「彼女」の二人で、お互いのブログに対するそれぞれのコメントがあったりします。

流行のブログ風にして、Walkmanがいかにいろんなシーンで活躍できるか、お洒落に紹介してみよう!・・・なんてでも思ってしまったんでしょうか。この文章がホントに痛々しいのです。例えば、車の中でもWalkmanの音楽を聞けるFMトランスミッターという商品を「彼」が紹介しているブログに対して彼女のコメントは・・・

「車から降りる時もWALKMANをスタイリッシュに持ち歩きたいよね。
今日はソニースタイル限定のJAM HOME MADE & ready madeのケースに入れて、さらにウォレットチェーンをつけて、“チョイワル”を演じてみたら?いつもの澄ました顔とは違った雰囲気でWALKMANを楽しめるかもよ(笑)。」

・・・あぁイタイ。

このブログ誰が書いてんだろ。つっこみ所、満載なので見てみてください。SONYはマーケが得意だったんじゃなかったでしたっけ?

最後にウォークマンAシリーズ 開発者インタビューとなるサイトもございます。コチラも要チェックです。
http://www.jp.sonystyle.com/Walkman/Interview/Developer/Nw-a3000/index.html

「昔WALKMANを求めるお客様で行列ができたような、人に憧れを抱かせる、あの“かっこよさ”。それが徐々に弱まりつつあるのではないか、といった危機感が今回のモデル誕生の大きな力になっています。」

果たして今回のWalkmanの発売で、SONYは消費者に憧れを抱かせることが出来たのでしょうか?少なくとも、私は無理なんですが。

低迷が続くSONYが復活するには、どうすれば良いのか。この問いに私の友人はこう言いました。

「現在の経営陣は総退陣」そして・・・

「墓から、森田さんと井深さんを蘇らせるしかねぇ」

爆笑。

平日の楽しみと言えば

2005年11月18日 | お仕事

うちの会社の人でこんな人がいます。

「毎朝会社に来る時、今日はどこでランチしよう、と考えると楽しくて仕方ないの」

うーん、確かに場所(銀座・有楽町)からして、お店はたぁーくさんあるし、入れ替わりも激しいのでこまめに開拓すれば、毎日のように違う場所でランチが出来るはずです。

でもね、うちの会社、お昼時間が12時-13時なので、会社出るのが少しでも遅れると人気の店は混んでしまいます。並んだあげくに、急いで食べなきゃいけないなんて面倒・・・ということで、最近は近場で済ませることが多くなっていました。

今日は、天気も良いし、ちょっと歩くか!ってことで、同僚と超久しぶりに「じゃんがら」へ。

店へ着くと当たり前のように行列が。5分ほど並んで、ひさびさに食べたけれど・・・ふぁ~、ヘビーでしたぁ。

トンコツの臭いもけっこうするし、味も濃いめだから、のども渇く。でも、なんだか食べたくなるの。なんでだろ。