おきらくごきらく

社会人大学院(早稲田大学大学院商学研究科プロフェショナルコース)へ通う、のんきなサラリーウーマン実録

業界によって違う、時間の流れ

2006年10月30日 | お仕事

先日、うちの業界から外資金融へ転職した人が訪ねて来ました。会議室で「転職してまだ間もないですが、どうですかー?」という話をしていたところ、「いやぁ、時間の流れが全然違うんだよねー」という返答。

まず、今日届いたメールは最低でも今日のうちに返信することが前提。で、だいたい15分から20分位で返事をしないと「おーい、どーなってんだー?」と電話がかかってくる、とのこと。

確かに一分一秒を争うような仕事をしている人が多いだろうから、分からないでも無いけれど、他業界からの転職者には最初キツイだろうなぁ・・・

そんな話題で盛り上がったその日の夕方、外資金融のお客様に頼まれていたことがあったのでメールをしました。すると、数十秒後すぐにオートリプライで返事が来たのです。メールを開いてみると、

I am in a meeting. If you need immediate assistance, please contact ○○○ (ext△△△△). Thank you.

な・・・なるほど。弊社でも休暇や出張で不在にしている時は、不在メールが流れるように設定しているけれど、外資の金融では、ほんの少し席をはずす時にも、こういうメールが自動返信されるように設定するのが「当たり前」なのね。

業界によって流れる時間が違うことを実感した一日でした。

ソフトバンクの展開

2006年10月24日 | お遊び


孫さんが「桶狭間の戦い」と称したナンバーポータビリティが今日から始まるにあたり、ソフトバンクモバイルが面白い広告展開をしていました。

それは号外。厳密には「一見、号外に見える広告」です。よーく見ると、新聞名は速報新聞となっており、発行がソフトバンクモバイルによるもの。

デカデカと表には「携帯業界に激震」、裏には「ソフトバンク反撃」の文字が。なかなか面白い手法です。

この号外をもらってきた同僚が、自分の机の上に置いていたところ、次々と周りの人が集まってきて、しまいにはみんなで回覧していました。もちろん、そこではソフトバンクについての会話も生まれるわけで、下手な広告よりもコストパフォーマンスが良いと思った次第です。

さらにさらに、今日、有楽町のビックカメラには今後携帯市場で火花を散らす3社からお偉いさんが顔を揃えていましたが、なかでも孫さんはCMで一気に有名になった予想GUYと共に登場。



予想GUYは、「野口五郎」と「予想GUY」と書かれた2種類の名刺を配っていたそうな。これまた低コストなパフォーマンスだけれど効果的。

ボーダフォンからソフトバンクモバイルになって、広告代理店も博報堂から電通に変わったと聞いたのですが、ボーダの印象をあまり引きずらないブランド作りはなかなか成功しているように見えます。あとは加入者数につながるか、です。

老舗の底力

2006年10月20日 | お仕事

先日、日本橋高島屋の資生堂パーラーに行ってみました。資生堂パーラーと言えば、

『1902年に日本で初めてのソーダ水や、まだ珍しかったアイスクリームの製造と販売をおこなうソーダファウンテンとして誕生。1928年から本格的にレストランを開業し、西洋料理の草分け的な存在として、また銀座のシンボルとして多くのお客様と美味しい思い出を刻んでまいりました』(ホームページより)

と紹介されているように、日本における洋食メニューを語るうえで欠かせない存在でもある老舗。

でも、私、ちゃんと店舗で食事したことなかったかも・・・。

ということで、王道のビーフクロケットを注文してみました。ランチセットでスープやパン・ライス、コーヒーもついてきます。お得な感じ。

で、味はというと、主役のクロケットが登場する前の段階でヤラれてしまいました。なんと、スープが美味しかったのです。日替わり(週替わり?)なんでしょうけれど、その時のスープは、カレー風味のヴィシソワーズ。ランチのスープなんてあまり期待もしていなかったので、ギャップも激しかったことがさらに評価を助長したと思われます。

もちろんクロケットもなかなかのもので、老舗の暖簾を守り続けるってことは、こういう全てのメニューに手を抜かないことなのかぁ・・・と感心しました。

ただ、クロケットの上に乗っかっているパセリが生ではなく、油で揚げてあるものだったのが個人的には残念。揚げてしまうとせっかくのパセリの味や香りが飛んでしまっていたように思うんだけれどなぁ・・・。

ところで、この資生堂パーラー、資生堂という化粧品メーカーの名前がついているにもかかわらず、そのブランドのイメージが邪魔をしていないのがスゴイところです。

もし、カネボウがこのような店舗を持っていたら、鐘紡パーラー?花王だったら花王パーラー?なんか、これではブランド連想が上手く効かず、沸いてくるイメージがかえって変な感じです。やはりパーラーは、資生堂だけに成せるワザなのですね。


別世界

2006年10月18日 | お遊び

知人が泊まっているグランドハイヤット東京のディプロマットスイート

100平米だそうです・・・まるで、別世界~。

コーヒーメーカーも、よくある瞬間湯沸かし器ではなく、置いてあるのはネスプレッソのエスプレッソマシーン。もちろんカプセルも12種類全部を何十個と用意してあります。

オーディオはB&O、液晶テレビはAQUOS。ソファーのサイドテーブルには、ルイヴィトンの社史が置いてあったり・・・家具も統一感あって、ナイスです。

部屋からの眺望は、東京タワー、レインボーブリッジ、そして別の窓からは新宿も。夜景がさぞかしキレイなことでしょう。

こんな部屋に足を踏み入れることは、2度と・・・あるかな?いや、ないなぁ。

抱き枕で安眠グー

2006年10月16日 | お遊び



いつか買おうと思っていたロフテーの抱き枕。

気が付くと横向きになって寝ていることが多いので、腰に負担をかけないためにも使ってみたいと狙っていた品でした。

横向きさん用にはこのS字型、うつ伏せさんにはI字型、丸まって寝る人にはC字型、と姿勢によって3種類あるみたい。

新宿タカシマヤの枕工房で試すことができたので、実際に横になってトライしてみるとなかなか良いではありませんか・・・タカシマヤで使える商品券もあったので、ついつい買ってしまいました。もちろん私はS字型。

穴があいているところに膝をのせて、上部は抱えて寝るようになっております。あ、ちなみに「抱き枕」ではなく「ボディーピロー」と呼ぶそうです。

まだ一日しか使っていないので、効果のほどは分かりませんが、案外邪魔にならないもんですね。

ル スリール ダンジュ

2006年10月09日 | お遊び

西国分寺にお蕎麦を食べに行ったついでに、せっかくここまで来たんだから美味しいケーキ屋さんとかはないの?と思い、生きるグルメ辞書の男友人にメール。

「今、西国分寺にいるんだけれど、ここら辺で美味しいケーキ屋さんってある?やっぱり国立かなぁ・・・?」

すると早速「スリールダンジュというお店があります。和光のルショワにいた人です」とのレスが。すでに車で西国分寺を離れ、国立の駅前まで来ていましたが、解体が決まっている赤い三角屋根の木造駅舎を見つつ一橋大学の前を通り、また西国分寺へUターン。

そしてたどり着いたお店は白い外壁の可愛らしい「街のケーキ屋さん」でした。



店内には沢山の種類の焼き菓子が並べられ、レジ脇にはバースデーケーキなど記念日用にデコレーションした際の写真が何十枚も貼られています。もちろんショーケースには自慢のケーキがずらり。



迷った末に5つほど購入。イートインは出来ないので、自宅で戴きました。モンブランやイチヂクのタルト、シブーストなどなど。感想は・・・なかなか美味しい!どれも、手を抜いていない印象。やるなぁ。西国分寺の皆さん、街中のケーキ屋さんがレベル高くて羨ましいっす。

我が家の近くにも、このような親しみやすい真面目な店があったら良いのに・・・。

マックの経営をしよう

2006年10月08日 | お遊び

某マ○ドナルドの経営を疑似体験(?)できるゲーム

まずは餌となる穀物を育てて牛を飼い、食肉にしてからハンバーガーのパテを生産し、店舗で調理して売る。その間、環境保護団体や肥満予防団体からの圧力を抑えつつ、売上を伸ばす、というゲーム。

途中、牛が病気にかかったり、店舗の社員のモチベが下がって生産性が落ちたりと色々な問題が発生します。

このようなファストフードの経営は経験がありませんが、ホント実際もこんなもんなんでしょうか!?

怖いのは「村を破壊して、畑にする」とか「牛の餌に産業廃棄物や肉骨粉を投与する」なんて“解決法”があること。そして、チュートリアルで出てくる説明文もかなりシュールです。

例えば、

Every good American wants a fat and greasy burger. Unfortunately, the cows coming from the pastures are slim and won't yield fat meat. So we must keep them here for some months and overindulge them with hyperchaloric soy-based fodder.

アメリカ人はみんな油っぽいバーガーが大好き。でも、残念なことに牧場から来る牛は痩せているので、そのままでは脂肪ののった牛肉になりません。だから、牛は飼育場に数ヶ月放置し、カロリーがとっても高い大豆ベースの餌をガンガン与えて太らせなければいけません。

・・・あぁ、エグい。直球、ストレートです。

私は初回のゲームで見事に2年ほで破産宣告を受けましたが、その後何回か繰り返し、約30年は経営が続くようになりました。ちなみに、まだ産業廃棄物や肉骨粉をエサに混ぜ込むようなブラックな技は駆使しておりません。

ご愛読感謝

2006年10月07日 | お勉強

そういえば、先週の土曜日に行われたプロフェショナルコースの懇親会(立食パーティ)で、商学研究科の研究科長もされている某教授に「あぁ、アナタですか、あのブログを書いている方は」と面と向かって言われました。

・・・(汗)ひぃぃーっ!

「いやぁ、亀井先生のゼミにいることは知っていたんですけれどねぇ。。。そうですか」と一言。さらに、ボソッと「NTTのバカ、ですか・・・」と最近私が書いたブログのタイトルを口にされるではありませんか。

「なあーんだバレてしまいましたか、ご愛読おおきにー!」なんて、もちろんかわす事も出来ず、私はただただ硬直してしまいました。

・・・イヤ、いいんですけどね。別に。
コソコソと書いているような内容ではないし、読まれて困ることも・・・たぶん、おそらく、メイビー無いだろうから大丈夫なんですが、先生方がブックマークされて読まれるような内容でもないだろー、なーんて、なーんて。・・・ふぅ。

今さら、過去に書いたヤバそうな内容を探して削除するのも面倒くさいので、もぅこーなったらもう開き直り。まぁ、私のような生徒もいるってことで見逃してください。

授業がつまらなかったら寝るし、時間通りに終わらず30分や1時間もダラダラと授業を続ける先生には「こっちも時間通りに仕事片付けて来ているんですから、キッチリ定刻で終わってください」と文句を言うような生徒ですが、頑張って通っているので大目にみてくんなまし。

毎度、ご愛読ありがとうございます。

願書

2006年10月04日 | お勉強

大学院の願書を書いたのなんて、もうずいぶん昔のことだから忘れてしまっていたけれど、先日社会人大学院を目指す同業他社の友人からアドバイスを求められて、自分なりに「あーすれば良かった」「こーすれば良かった」と思うことを話す機会がありました。

その人が受ける学校は、早稲田ではないので、私のアドバイスがどこまで役に立つかも不明。でも、今なら知っているけれど、受験前の私だったら全く分からなかったようなコトとかを思いつくままに話すと「あぁー、すごくためになります、ありがとうございます」と感謝されました。

例えば、研究計画書。

私はこの計画書とやらの書き方すらよく理解していなかったので「今コレコレこういう仕事をしていて、こういう課題を抱えていると思うから、こういう研究をしたいでーす」みたいなノリで書きました。

・・・今から思えば、内容が浅いっつーか、一般的というか、薄っぺらい感じがします。

もし、ちゃんと書き方を分かっている人なら、事前に参考文献として論文(ジャーナル)などを読み込んで、自分の研究したい内容がいかに意義のあることかを明確にした上で、細かい計画に落とし込むでしょう。

実際、面接で「研究に関して何か本を読みましたか?」と聞かれた私は「えーっと、生協で平積みされているような一応アカデミックな本を読みましたが、タイトルがどれもこれも似たり寄ったりで忘れちゃいました」と答えています。

さらに、「では、ジャーナルは?」と聞かれ、「すみません、ジャーナルって何ですか?」とも言っています。

・・・アンビリーバボー。これでよく合格したなぁ。

そんな赤面体験を避けるためにも、受験を控えている同業他社クンには、時間があるなら興味を持っている研究分野の論文をGoogle Scholarで調べておいたほうが良いと言っておきました。

Google Scholarは、学術論文を検索できるグーグルのサイトで本当に便利。ベータ版だけれど、十分に使えます。ここで図書館に行かずとも、今までどのような研究が行われているのか、だいたい把握できるはず・・・。

同業他社クンは、そろそろ願書を書き上げるようなので、少しでも秀でたものに仕上がるよう心より願うアネゴな私でした。合格するといいな。

授業開始でんがな

2006年10月01日 | お勉強

長い夏休みが明け、久しぶりに学校へ。そう、ようやく授業開始です。

まずはゼミで頭の準備運動。「あぁ、私、そう言えば、社会人大学院生だったんだわ」という自覚を取り戻しつつ、先生にイタリア土産(写真)の美味しいチョコレレートを頂きご機嫌。でもって、午後は元マイクロソフト日本社長の成毛氏による授業のオリエンテーション。そして夕刻からは、プロフェショナルコースの懇親会、というスケジュールでした。

私が通う早稲田大学大学院商学研究科プロフェショナルコース(長い・・・)も来年からは、アジア太平洋と合併して、新たに名前が「専門職学位課程 ビジネス専攻マネジメント専修 プロフェショナルコース」(もっと長い・・・)となるようで、かなり大所帯なるような感じ。でも、校舎は引き続きそれぞれ別の建物を使うみたいだし、夜間のMBAは引き続き商学研究科が行うことで棲み分けているような話を聞いたので、あんまり変化はないのかな?授業の選択肢が広がるなら、それは良いことだなーという感想。

まぁ、来年4月はもう卒業していないはず(?)なので、私には関係の無い話なんですが、ちょうど土曜日に入試説明会があったので、空いている時間に覗いてみました。「大学院でどれくらい英語が必要ですか」とか「生徒の年齢はどれらいですか」などといった、確かにそれは私も受けるとき知りたかった!という内容が質問されていて納得。

ちゃんと前もって準備している人は、こういう説明会にも出席するんだなぁ・・・と今さらながら自分の行き当たりばったりな受験を反省しました。でも、面白いことに、うちのゼミ5名のうち、入試説明会に出た人はたったの1名なのよね。説明会に来ると受験する気なくなっちゃうのかしら。他のモジュールはどうなのかなぁ。

ちなみに、私が覗いたのは、マーケティングのモジュールの個別説明会でしたが、ちょいと真面目な雰囲気で正直びっくり。本当はもっとワイワイしているのになぁ・・・(←うちのモジュールだけ?)。ま、入試の説明会なんて考えてみればそんなもんか。