大学院の願書を書いたのなんて、もうずいぶん昔のことだから忘れてしまっていたけれど、先日社会人大学院を目指す同業他社の友人からアドバイスを求められて、自分なりに「あーすれば良かった」「こーすれば良かった」と思うことを話す機会がありました。
その人が受ける学校は、早稲田ではないので、私のアドバイスがどこまで役に立つかも不明。でも、今なら知っているけれど、受験前の私だったら全く分からなかったようなコトとかを思いつくままに話すと「あぁー、すごくためになります、ありがとうございます」と感謝されました。
例えば、研究計画書。
私はこの計画書とやらの書き方すらよく理解していなかったので「今コレコレこういう仕事をしていて、こういう課題を抱えていると思うから、こういう研究をしたいでーす」みたいなノリで書きました。
・・・今から思えば、内容が浅いっつーか、一般的というか、薄っぺらい感じがします。
もし、ちゃんと書き方を分かっている人なら、事前に参考文献として論文(ジャーナル)などを読み込んで、自分の研究したい内容がいかに意義のあることかを明確にした上で、細かい計画に落とし込むでしょう。
実際、面接で「研究に関して何か本を読みましたか?」と聞かれた私は「えーっと、生協で平積みされているような一応アカデミックな本を読みましたが、タイトルがどれもこれも似たり寄ったりで忘れちゃいました」と答えています。
さらに、「では、ジャーナルは?」と聞かれ、「すみません、ジャーナルって何ですか?」とも言っています。
・・・アンビリーバボー。これでよく合格したなぁ。
そんな赤面体験を避けるためにも、受験を控えている同業他社クンには、時間があるなら興味を持っている研究分野の論文をGoogle Scholarで調べておいたほうが良いと言っておきました。
Google Scholarは、学術論文を検索できるグーグルのサイトで本当に便利。ベータ版だけれど、十分に使えます。ここで図書館に行かずとも、今までどのような研究が行われているのか、だいたい把握できるはず・・・。
同業他社クンは、そろそろ願書を書き上げるようなので、少しでも秀でたものに仕上がるよう心より願うアネゴな私でした。合格するといいな。