(続) お山でウォーキング

里山歩きをメインにして運動不足の解消を図ろうと思っています。

神奈川県  タケ山を歩く(1)

2018-11-06 10:16:13 | ウォーキング
2018年10月30日(火)

田代橋・・・タケ山710m・・・シダンゴ山757.9m・・・大寺橋

  ※田代橋 住所 神奈川県足柄上郡松田町寄(やどりき)  標高 約240m

  タケ山(標高点710m)は丹沢山地の南部、高松山の北東に位置する山ですが、地形図に山名の記載はなく、ハイキングコースにも組み込まれていなかったので、これまであまり注目されない山だったと思います。 私がこの山の存在を知ったのは、今から7年程前に高松山からシダンゴ山方面に歩く計画を立てていた時でした。 地形図を見ていると、私が歩く予定のルートはこの山をほぼ中央に置いて円を描くように延びていたからです。山名もその時調べた覚えがあります。 以来この山の名前は私の頭の隅に残っていたのですが、つい最近になってこの山にハイキングコースが設けられていた事を知りました。 

それが今回歩いた「タケ山古道」です。 地形的に良い眺望などは望めそうもなく、ただ歩くだけの山ウォーキングになるだろうと思っていたのですが、意外にもその予想は外れてしまいました。なかなか面白いところもあって、タケ山からシダンゴ山へという歩きも変化があって良かったですね。 

また、タケ山古道は虫沢林道を介して、タケ山を囲む第六天(尺里峠)、高松山、西ヶ尾、ダルマ沢ノ頭、シダンゴ山、タコチバ山、宮地山などの峰々を巡るハイキングコースと接続した事により、歩き方の選択肢が増えた点に大きな意義があると思います。今後が期待されますね。
  

田代橋の西端から中津川の上流方向を見たもの   (1)


橋名板「たしろばし」  (2)


田代橋を渡ると道路は左右に別れます。 突き当りには様々な看板や指導標あり
*右手川沿いに細い道がありますが、これは関係なし  (3)


突き当りの指導標  
左「虫沢遊歩道」・「最明寺史跡公園ハイキングコース」    「ます釣場」
右「宮地山ハイキングコース」・「シダンゴ山ハイキングコース」   「丹沢学舎」  

*タケ山について言えば左に進んだ方がすんなりと「長寿橋」に到達するのですが、右に進んでも
「虫沢橋」で合流することが出来るので、どちらに進んでも良いでしょう。 

*写真左下に見える小さなボックスには「ウォーキングマップ」が入っていました。(ただし、タケ山古道のルートはまだ記載されていません)  (4)


左の道は歩いた事があるので今回は右の道へ  (5)


田代橋から少しばかり進んだところの右手にカーブミラーと指導標があるので、ここを左折します。
指導標 直進「宮地山・シダンゴ山」  (6)


左折した後、緩やかな坂道をゆっくりと進みます。  (7)


(8)


下りの道に転じ、この四差路は直進します。  (9)


タケ山を取り囲む山並み  (10)


(11)


左側は畑と虫沢川   (12)


道端の馬頭観音を経て  (13)


虫沢橋に出ました。 ここで橋を渡り、今度は虫沢川の右岸を歩きます。(田代橋から左方向に進む道とここで合流することになります)  (14)


虫沢橋より虫沢川の上流方向を見る  (15)  


古ぼけた倉庫のような建物のところで道路は左折方向と直進方向の二手に分かれます。  直進の道へ  (16)


ついでに左折方向を眺めて見ると、軽トラが停車している所に 指導標やら看板が立ち並んでいて道路はさらに二手に分かれています。 ここが虫沢古道(左)やはなじょろ道(右)に向かう分岐点になっていて、どちらに進んでも高松山の山頂に立つことが出来ます。 なお、右はこの先で虫沢林道(虫沢~林道秦野峠)となる。  (17) 


直進してすぐに右へ曲がると、虫沢川に架かる「長寿橋」が現れるのでこれを渡ります。この橋が今日歩くタケ山古道の実質的な登山口といってよいでしょう。  (18)


長寿橋を渡って直進すると道はすぐに分岐します  左の道へ、 (19) 


前掲写真の分岐点のところには道祖神  その上に 左《タケ山・虫沢林道》の指導標  (20)


分岐点から少しばかり急な坂道を上っていったら、カーブミラーの所で左折  (21)


左折地点の指導標  左《タケ山・虫沢林道》  「虫沢古道を守る会」  (22)


この坂の途中に  (23)


タケ山への近道入口がありました。 近道といっても、距離は大差ないように思いましたがここで右折
指導標  直進《タケ山・虫沢林道》 手前《虫沢・田代向バス停》  右《タケ山・虫沢林道近道》
 「虫沢古道を守る会」   (24)


近道ルート  (25)


少々歩き難い近道から解放されて  (26)


広々としたところに出ました。  (27)


祠らしきものが見えたので、近づいてみると  (28)


八坂神社  予備知識はなかったので、神社名などは分からなかったのですが、次に出てくる指導標から推測しました。   神社前を直進  (29)


分岐点  左手から上ってくる道あり  直進  (30)


分岐指導標  
直進《タケ山・虫沢林道》  手前《八坂神社》
左《虫沢・田代向バス停》  「虫沢古道を守る会」  (31)


さらに進むと、少々不思議な光景が  周辺に数棟の無人と思われる建物(廃屋? 別荘?)が点在  (32)


(33) 


指導標 左《タケ山・虫沢林道》 手前《虫沢・田代向バス停》  虫沢古道を守る会  (34)


いよいよ植林帯に入ります。  (35)


最初の内はマーキングを利用しながら進んだのですが、間もなくはっきりした登山道が見つかりました。 (36)


指導標《タケ山・虫沢林道》 「虫沢古道を守る会」  

*かつてこの山にはカヤ葺屋根用のカヤを採るカヤ場があって、そのための作業道が古くからあったようです。後に山道は荒廃してしまったが、それを地元ボランティア団体(虫沢古道を守る会)の方々が「タケ山古道」という名のハイキングコースを開通(昨年)させたものだそうです。ルートの主要部分は長寿橋付近からタケ山山頂を経てを山の北側を通る虫沢林道に接続するまでです。  (37) 


ふと正面を見上げてびっくりしました。「ヤマビル注意」の標識です。 塩の入った容器まで備えられていました。 私は思わずしまったと思いましたが後の祭り。いつもは塩水スプレーぐらいは用意していたのにヒル対策を全くしてこなかったからです。そろそろヒルの心配はいらなくなる頃ですが、実際のところ気候や場所によっては11月ぐらいまで油断できませんからね。 幸い被害はなかったので助かりました。  (38)


ルートは主尾根を直登する形でなく、概ね主尾根の西側をジグザグに切ってあるので、全体的に歩きやすく、きつい急登は殆どありません。  この辺りは特に楽なところでしたが・・・  (39)


 (40)


指導標 右《タケ山・虫沢林道》 手前《虫沢・田代向バス停》  「虫沢古道を守る会」  (41)


指導標 《タケ山 ←→ 虫沢》  標柱 「水源の森 神奈川県」  (42)


(43)


「炭焼窯復元地」  (44)


台風の影響と思われるところはあちこちで  (45)


主尾根に接近しているように見えます。  (46)


指導標 左《タケ山・虫沢林道》  手前《虫沢・田代向バス停》     
植林帯を抜け出て、主尾根を歩いているようです。  (47)


山頂方向に向かって自然林の中を、ほぼ直登気味に登って行きます。 植林帯の中はどうしても単調な歩きになってしまいますが、この広々とした自然林の中のルートは気分も明るくなります。 傾斜もそれほどきつくないですから  (48)


ルートはあって無いようなものなので、好きな所を自由に歩いています。  (49)


ただし、眺望はまだ良くてこんなものです。  (50)


山頂は着実に近付いているようですね  (51)


横断幕「ようこそタケ山へ」 これには吃驚 山でこのような物を見たのは初めてのような気がします。いかにも、開通して間もない所のようですね。

*うっかりこの写真を落としてしまい、後から付け加えさせてもらいました。


(52) 


山頂標識?らしきものが見えて  (53)


まさか、こんなに開放的な山頂?があるなどとは想像もしていませんでした。 まずは標識を確認しようと・・・ (54) 



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No.549

































































































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