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牛からなぜ放射性物質が検出されるのか

2011-08-10 01:38:02 | 断食
牛からセシウムが検出されたのは稲ワラの汚染が原因だと言われていますが、本当の原因は少し違うと思います。




セシウムは、カリウムのフリをして生物の体の中に居座りますが、カリウムの摂取量が充分であれば体内への蓄積量も少なくなります。




本来、草や穀物など、カリウムを豊富に含む食材を食べる牛がカリウム不足になるわけはないのですが、実はここに問題があります。




東北の牛が出荷停止になったのを聞いて、私たちは単純に“出荷するのをしばらく待って、セシウムが代謝されて体外に排出するのを待てばいいと考えるのですが、そうできない事情があります。




それは、日本では赤身に脂肪が乗っている、いわゆる霜降りの牛肉が上等とされ高値で取引されますすが、霜降りの牛肉を生産するためには、出荷する数ヶ月前から牛にビタミンやミネラルを与えず、脂肪が代謝されないように育てられているため、牛が弱ってしまい、そのまま飼育すると牛が病気になってしまうため出荷時期を延ばせないのです。




つまり、栄養不足になっている出荷前の牛は、栄誉不足が原因でセシウムをガンガン吸収してしまった結果、汚染されてしまったのです。




もちろん、このような現象は牛に限らず、少なくても豚、鶏、卵、牛乳、養殖魚も同じような状態だといえます。




ですから、根本は放射性物質にあるのではなく、家畜の飼育方法に問題が多かったのが、たまたまセシウム汚染のいう形で表面化しましたが、それ以前に問題があったといえるかと思います。







稲わらだけが汚染されている?




そんなわけがありません。




むしろ、汚染されているのが問題ではなく、栄養不足の状態で飼育されていた牛の飼育方法に問題があったわけです。(もちろん、牛が食物連鎖の上位だという理由もあります)




個人的には、放射能はもう問題ないと考えていますが、気になる人はビタミンとミネラル不足にはお気をつけください。




食べ物が汚染されているかどうかはたいした問題ではなく、日頃の食生活で栄養が充分であるかどうかが問題なのですから。




佐下橋聡 拝








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