健康断食のススメ

食べる楽しみ 食べない愉しみ

新作黒色塩辛玉子豆腐とろみ山芋風味

2011-10-31 08:43:44 | 断食
ブログタイトルが東海林サダオさん風になっていますが、どのみち健康や断食の話など97%ぐらいは人のパクリなので、ついでだからブログタイトルもパクッちゃいましょう。(笑い)




先日の話です。



何故、先日かといえば、ちょっと気分が落ち込んでいて書く気にもならなかったから先日なのです。



その日のバイトの料理は玉子豆腐でした。



茶碗蒸しなら作ったことあるけど、玉子豆腐は辻調理師専門学校以来作ったことがありません。



茶碗蒸しの要領でやればいいっか!これが間違いの元。



あんのじょう玉子豆腐は大失敗。



出来上がりの玉子豆腐は、アニメに出てくる穴のあいたチーズのように“す”が入って、とてもじゃないけど玉子豆腐とは言えない状態。



とほほ・・・



火力が強すぎたのです。玉子豆腐は最初だけ強火で、後は弱火で調理しなくてはいけなかったみたいで・・・



結局、アニメに出てくる穴のあいたチーズのように“す”が入って、とてもじゃないけど玉子豆腐とは言えない状態の新作の玉子豆腐を入所者の(介護施設)方に食べてもらより他ありませんでした。(味はよかったのよ。)



ごめんなさい・・・




しかしながら、失敗は失敗で検証しなくてはいけません。



失敗を失敗で終わらせないために、再度、玉子どうふにチャレンジ!



そうそう、家に帰ってから田んぼの50m先にある養鶏場に生みたて玉子を買いに行き、さっそく玉子豆腐作り。



その時のレシピがこれ。



玉子 40個



だし汁 2000cc



みりん 50cc



薄口醤油 100



もちろんこれは、40人前のレシピでですから、実際に作ったのはこの10分の1でした。(ちなみにかけ出汁はだし汁8:みりん1:薄口しょうゆ1です。)



まず、出汁を用意します。



バイト先は、ほんだしを使っていますが、もちろんわが家ではカツオと昆布と干し椎茸でとる極上のだし汁です。



カツオと昆布と干し椎茸を水を張った鍋に放り込み火にかけます。沸騰したら弱火にして15分、これを濾せば極上だしの出来上がり。これをさまします。



出汁が冷めたら玉子4個をときほぐし調味料と一緒に混ぜ合わせますが、ここでトラブル発生、薄口醤油がない!



しかし、こんなことで慌ててはいけません。



多少色は悪くなりますが、ここは濃口でも構わないでしょう、ということで濃口醤油を100cc、みりんを50cc加えました。



思ったより黒っぽい玉子豆腐の生地になりましたが、まあまあそれぐらいは。



さあ、ここからが問題の蒸し加減です。玉子豆腐の生地を大きなどんぶりに入れて、大きな鍋に水はを張り火にかけ、ある程度温まったところでこれに玉子豆腐の生地の入ったどんぶりを入れフタをします。



沸騰して2分たったら弱火にして15分待ったところで完成です。



成功!



濃口醤油を使っているので、色は黒っぽくなりましたが、“す“は入っていなかったので、これは成功といっていいでしょう。



では、いただきま~す。



“カラッ!なんじゃこりゃ~”




しまったぁ~!醤油を40人分入れてもた~!



普段、レシピなど見ずに料理を作っている人間が、なまじっかレシピなどに頼るからこんなことになる。



しょうがないので、余っていた出汁を片栗粉でとろみをつけてこの黒くて塩辛い新作玉子豆腐の上にかけます。



それでもからい。



仕方ないので、山芋をすりおろしま混ぜ込みます。味はいいのですが、まだ塩辛い。



この日は、これでギブアップ。






次の日、昨日の新作黒色塩辛玉子豆腐とろみ山芋風味に、小麦粉を混ぜてフライパンで焼いたのがこれです。







これが旨かった。



“新作黒色塩辛玉子豆腐とろみ山芋風味お焼き”の完成です。



はぁ~。



佐下橋聡 拝







いくら真生醤油が美味しいからって40倍入れるのはやめにしましょう。ニガリの害のない真生塩でつくったたまり醤油です。たまり醤油とは通常の濃口醤油の倍の量の大豆を用いてく作ったものです。使い方は普通の醤油と変わりませんが、普通の美味しさじゃないこのお醤油です。

ホウレン草のみじん切り

2011-10-27 09:11:13 | 断食
日頃はよわよわしいポパイがホウレン草の缶詰を食べた途端、パワーアップしてオリーブを助けに行く、このアニメはホウレン草の缶詰会社のPRのためのアニメだそうですが、このアニメを見ていた時は、まさか本当にホウレンソウにそんなパワーがあるとは知る由もありませんでした。




私がホウレン草のパワーを知ったのは、もう20年ほど前のことになります。




きっかけは1冊の本で、その本は“食べ物さんありがとう”という本でした。




著者は、漫画家のサトウサンペイさんと栄養学者の川島四郎さんで、対談形式にサトウサンペイさんの挿絵をはさみながらの、とても読みやすい本でした。




川島四郎さんはもともと軍人で、兵隊さんの食事を考案していた人です。




たしか、夜中でも目がよく見えるビスケットとか、長い間歩いても疲労が少ないドリンクとか。




敗戦後、GHQが日本の軍事機密で2つ驚いたことがあるそうです。一つが機関銃の性能で、もう一つが兵隊さんの食事だったそうです。




その著書の中に書かれているのが、青い野菜とカルシウム。




川島四郎さんいわく、赤い血をした動物は青い野菜が必要。あのライオンでも、まず最初に食べるのは、草食動物の未消化の青い野菜。ライオンは獲物を体した後、獲物の肛門を食いちぎり、腸を引っ張り出し、腸に残っている未消化の草を美味しそうに食べるそうです。




なぜ、赤い血の動物には青い野菜が必要なのか?




それは、葉緑素が血色素、つまり赤い血に変わるからです。葉緑素の分子構造は血色素のそれと非常によく似ていて、違いといえば、葉緑素は核の中にMgマグネシウム分子が、血色素は核の中にFe鉄分があることです。




このMg分子とFe分子が腸で入れ替わり、赤血球のもとである血色素に変わる、だから赤い血の動物は健康を保つためには、どうしても青い野菜が必要だということです。




そんな川島四郎さんの食事は、朝は珈琲に砂糖とミルクだけ、昼は食べずにお腹がすいたら、煮干し、昆布、ナッツ類などをつまみ、夜は、麦と白米が半々の麦ご飯とイワシの缶詰を半分、そして小松菜やホウレン草をさっと湯がいて冷水にさらし水気を切ってマヨネーズと醤油をちょっとつけて食べる。




その小松菜やホウレン草の量が半端ない400g。2束ぐらい。




私もその食生活、3か月ぐらい真似してみました。




その時から、船酔いしなくなり、疲れなくなり、歯ぐきの色がきれいになり(それまでは黒ずんでいた)などの劇的な体調の激変があったわけです。







血液は骨髄にある多様性造血幹細胞で作られるというのが一般論ですが、血液が腸で作られる腸造血理論で有名なのが千島学説です。




私は千島学説は特に詳しくはないのですが、断食を行うと赤血球が増えます。これは細胞が分化するために起きる現象で、断食後に赤血球は逆分化をおこしまた細胞へと変化します。つまり細胞のもとになっているものは赤血球であり、赤血球を作っているのが、血色素の原料となる葉緑素、つまり小松菜やホウレン草だということです。




細胞は赤血球からできている。




赤血球は葉緑素からできている。




つまり、私たちの体は小松菜やホウレン草からできている。




小松菜やホウレン草を食べることは、体に新しい部品を供給していることになり、小松菜やホウレン草を食べない人は、古い部品で生きていることになるわけです。







小松菜やホウレン草はこれからの季節が美味しくなります。私も夏場はほとんど食べないのですが、これからの季節は毎日どっちゃり食べたいと思います。




ちなみに、私の相方、小松菜食べてから健康診断で貧血がなくなったそうな。




貧血は鉄じゃないんですね。(鉄のサプリメントは体を酸化させるので鉄欠乏症以外の人は絶対摂っちゃダメ!)




小松菜なんです。




佐下橋聡 拝






川島四郎さんが、青い野菜と、もうひとつ日本人の健康に欠かせないと言っていたのがカルシウムです。

日本はカルシウムの少ない火山の国なのでどうしてもカルシウムが不足してしまうのです。川島四郎さんはカルシウムを多く含む食品、ホウレン草、小松菜、小魚、昆布、ナッツ、ゴマなどをよく食べていましたが、それにプラスたまごの殻をすりつぶして食べていました。そして、そのたまごの殻よりオススメなのが、この真空カルシウムというわけです。

小松菜のみじん切り

2011-10-26 22:26:15 | 断食
小松菜です。




何といっても小松菜です。




これからの季節は小松菜です。




私が小松菜をよく食べるようになったのは、もちろん栄養学者の川島四郎さんの影響によるものです。




川島四郎さんはカルシウムも絶賛していますから、私は単純にその影響を受けていると思われても全然構いませんが、とにかく小松菜とカルシウムはこれからもずっとオススメしていきます。




川島四郎さんは1日に400gの小松菜やホウレン草などのいわゆる青い野菜を毎日食べていたそうです。




私もそれを真似したところ、体調が激変したことを今でも忘れません。




中でも一番驚いたのが船酔いしなくなったことです。




大阪にいた頃はよく和歌山に船釣りに出かけていたのですが、船で釣りをしたことがある人はわかると思うのですが、船釣りというのは船酔いとの戦いなんです。




波のないべた凪の日は良いのですが、少し外海に出ると3mの波の中で釣りをすることなんか当たり前で、ほとんどのが酔い止めの薬を飲んでいるにも関わらず、船酔いを我慢して(もしくはダウン)釣りをしています。(船頭が何故酔わないかというと、慣れもあるかもしれませんが、どちらかというと魚と海藻をたくさん食べるから、のほうが正解かもしれないと私は思っています。血液がサラサラだと酔わないんですね。)




ご多分にもれず、私も波の高い日は船底の小部屋でよくダウンしていたものです。特に、薬が嫌いな私は酔い止めもあえて飲みませんでしたので、よくダウンしている私を、なじみの船頭は鼻で笑っていました。




ところがです。私が小松菜を川島四郎よろしく1日に2束ほど食べだしてから1カ月後の釣行で、その日はあいにくの波の高い日だったのですが、釣り人のほとんどの人が船酔いでダウンしている状況の中で、平気な顔でおにぎりを食べている私を見て、その船頭が首をかしげているのを痛快に覚えています。




小松菜は偉い!




そのようなわけで、スタミナとか、血液サラサラとか言われている食材は色々ありますが、小松菜やホウレン草(必ず火を通して!)に勝るものない!と、強く思っているのでありました。




ポパイは正しい!




佐下橋聡 拝








ちなみに、小松菜の食べ方は、さっと湯がいてマヨネーズと醤油をちょっとつけて食べるのが一番うまいです。どころで、小松菜にも善玉カルシウムが豊富に含まれていますが、日本人はそれだけではカルシウムが不足するので、カルシウムの補給も忘れずに!

正しさの暴力

2011-10-24 19:27:03 | 断食
震災から半年以上がたち、多くの人が何事もなかったかのように日常に明け暮れています。




小さい所では節電、大きなところでは反原発と、変化はあるものの、日常は相変わらず日常のままです。




テレビを見ない生活では、放射能という言葉さえもう異次元の話になってしまいました。




スーパーではもう普通に福島県産の野菜が売っていて、それを普通に多くの人が買っています。(福島県産の野菜は少し安いですしね。)







原発事故当初、副島孝彦さんの言葉を借りれば、「善意の暴走」をする人たちは、“福島にはもう人は住めない”とか、“2~3カ月後には福島に住む半分の人は白血病になる”など放射能をあまりに危険視し、アジテーターとなり、多くの人を惑わし混乱に巻き込んでしまいました。




確かに、放射能の影響はゼロではないかもしれませんが、当初言われていたような人々が放射能でバタバタ死んでしまうような悲惨な現状は、いまだ日本では起きていません。




専門家の話では、10ミリシーベルトの被曝で1000人のうち1人がガンになる可能性があるといっていますが「これは、瞬間に放射能を浴びた場合で、年間積算量の場合の影響はその40分の1で、年間の積算被曝量が100ミリシーベルト以下ならまず健康上の問題はないという見方が、こころある専門家の見方です。







このような善意の暴走は、私もかつては行っていたかもしれません。




農薬が体に悪いだとか、食品添加物はガンの原因になるだとか、そんなことを平気で周囲の人に伝えていまいた。今でこそ健康はそんなに単純なことでは決まらないと思えるようになりましたが、その時は、それが正しいと思っていましたので、まさしく善意の暴走。







今、日本では1000人のうち500人がガンを発症しています。たとえ放射能の影響でガンの発症者が1000人のうち501人になったとしてもそれがいったい何なんでしょうか。放射能以前に、ガンやその他生活習慣病に対する予防は行っていましたか?環境破壊はしていませんでしたか?




放射能は一つの象徴で、そこに人間社会がが抱えているすべての問題があるわけではありません。







現在でも、放射能を過大に危険視する善意の人々は、多くの人を苦しめていることに気づかずにいます。




もう、安全宣言して、その先に進んでもいいんじゃないの。




佐下橋聡 拝


玄米より、麦ご飯が健康的

2011-10-23 05:50:52 | 断食
玄米食が体にいいってのは、あくまで全体的なバランスが取れてのことで、一般的には麦ご飯の方が健康的なのではないかと思います。




玄米の表皮、胚芽部分に含まれるフィチン酸には、毒素を排泄するいわゆるキレ―ト作用があるので、病気の人や、玄米を初めて食べる人には劇的な健康効果が出ます。




しかし、同時に、玄米のキレ―ト作用は、亜鉛やカルシウムなどのミネラル分も排泄してしまうので、健康な人が食べ続けると逆に健康に悪影響が出てきます。




玄米は水につけて発芽状態にすることで、このフィチン酸の影響を80%カットできるので、玄米を食べる場は、まず10時間程度水につけて発芽状態にして食べるのが最低限の玄米を食べるための条件となります。




玄米を発芽状態にすることで80%のフィチン酸の害は防ぐことができますが、後の20%のフィチン酸が残りますので、その分の栄養補給のためには野菜を十分取ることや、ミネラルを大量に消費する砂糖、お肉、乳製品を食べないことが、玄米食のもう一つの条件です。




ですから、玄米が体にいいと、中途半にな玄米食を行うと、かえって健康にはマイナスになる可能性が高くなります。




もちろん、玄米の栄養成分や食物繊維ほ豊富さは素晴らしいものがありますので、一般的には玄米は常食するより、ときどき食べる薬のように扱う方が良いのではないかと、最近は特に思うようになりました。




むしろ、常食するなら玄米よりは麦ご飯のほうがよいのではないかと、あくまで白米を基本にして、白米に押し麦や雑穀、玄米などを混ぜて食べた方が良いと思います。(雑穀同士は混ぜて使うと互いの栄養を相殺してしまうので、十穀米などは食べない方が良い。)







玄米食を行うには絶妙なバランスを保つ必要があるので、一般的ではありません。




すくなくても、玄米菜食は病気の人のための食事方法であって、健康な人が玄米菜食をしても健康にななれない、そのように思います。




健康のために無理して玄米を食べる必要なんて、これっぽっちもないのです。




佐下橋聡 拝





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