健康断食のススメ

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断食に役立つ栄養学 “難しいカルシウムの摂取”

2012-10-30 18:55:41 | 断食
現在の栄養学は、“食べる”ことを前提として成り立っていますが、栄養学を、食べないこと“断食”という視点からのぞいてみると栄養学も少し違ったものになります。
そんな、普通とはちょっと違った栄養学は、断食中の過ごし方、補食(回復食)、断食後の食生活に大いに役立つでしょう。

断食という非日常の別世界から、もう一つの栄養学をお伝えしたいと思います。





小学校の6年間、中学もあわせれば9年間、毎日毎日牛乳を飲まされ続ければ、そりゃー、X脚やO脚が多くなりますわな。



若い女の子の足を見れば、X脚やO脚の多いこと多いこと。



別に、若い子の足ばかり見てるわけではありませんよ。



ん?見てるかな?(笑)



乳製品でカルシウムが摂れるなら、この実態をどう見るのかね、厚生労働省ならびに文部科学省の諸君!



どうせ、因果関係がはっきりしない・・・・とか、言うんでしょ。





日本人は歯並びが悪いでしょ。



これもカルシウム不足が原因です。



私、歯並びだけはいいんです。



いまだに、歯は全て健在です。



な~んでか?



子供の頃から甘いものが嫌いなんですね。



砂糖には、カルシウムを排泄する働きがありますし、虫歯の原因でもありますよね。



もちろん、骨折もしたことがありません。



ただ、二十歳を過ぎて、焼肉にはまるようになってから、よく足がつるようになりました。



それも、ひどいつりかた。毎晩のように、のた打ち回っていましたからね。足全体がつるので、それはそれは苦しかった。



それが、カルシウムの不足が原因だと分かり、タンパク質がカルシウムを排泄していることを知ってからは、お肉を食べるのを止めました。



ちょうど、狂牛病騒ぎの少し前でしたので、大好きな焼肉でしたが、わりとすんなりと止めることができました。そのころから、自然食にも興味を持っていたし。



それからは、夜中にのた打ち回るような足のつりかたはしなくなりましたが、完全になくなったわけではありませんでした。



お酒飲んでいましたし。(アルコールはカルシウムの吸収を阻害する。)



どんなに食事に気をつけても、日本では、食べ物だけでカルシウムを摂ることはかなり難しいのではないかと、私の経験から、そう思うようになったわけなんです。



佐下橋聡 拝


断食の役立つ栄養学 “カルシウムが血管にたまるわけ”

2012-10-27 08:08:13 | 断食
現在の栄養学は、“食べる”ことを前提として成り立っていますが、栄養学を、食べないこと“断食”という視点からのぞいてみると栄養学も少し違ったものになります。

そんな、普通とはちょっと違った栄養学は、断食中の過ごし方、補食(回復食)、断食後の食生活に大いに役立つでしょう。

断食という非日常の別世界から、もう一つの栄養学をお伝えしたいと思います。










カルシウムは人体で最も多いミネラルで、人体に約1kg存在しています。




その多くは(99%)骨に蓄積され、残りの1%が血液中や細胞の内外に存在しています。




血液中のカルシウム濃度が、絶えず一定に保たれているのは、カルシウムには筋肉を収縮する働き、つまり心臓も動かすという大切な役目があるからです。




カルシウムが心臓を収縮させ、マグネシウムが緩めます。




では、カルシウムが不足すると心臓病になるのかというと、なりません。




なぜならば、血液中のカルシウム濃度が低下しそうなときには、骨からカルシウムが供給され、奇跡的と呼ばれるほど、血液中のカルシウム濃度は一定に保たれているからです。




人間の体は、骨を犠牲にして心臓を守ります。




骨から供給されたカルシウムには、ある特徴があります。それは、血管の内壁に沈着し石灰化してしまうという特徴です。




カルシウムの摂取量が不足すると、骨からカルシウムが供給され、そのカルシウムが血管に沈着し、それが、動脈硬化の原因になります。




四十肩なんかもそうですね。アレは、肩の血管にカルシウムが沈着してしまうのも一つの原因です。




血石もそうです。




カルシウムが石灰化をおこすのは、カルシウムが多いからではなく、カルシウム不足による現象なんです。




よく、テレビ番組なんかで、狭心症の心臓の画像を見たことがないでしょうか?




心臓を血液を送る冠動脈に、小さなコブのようなものができている画像です。




アレが、カルシウムの塊です。




アレが、心臓にできれば心筋梗塞や狭心症、脳にできれば脳梗塞になるわけです。




一般に、動脈硬化は脂質(コレステロール)の酸化によるものだと考えられえいますが、それは、欧米の話で、日本人の場合は、カルシウム不足による石灰化だと思います。




症状は一緒でも、原因が違うんですね。




実際、2年ほど前に、LDLコレステロール値が高いほうが健康だと判明しましたね。







日本人の死亡原因ワースト3、ガン・虚血性心疾患・脳血管障害は、食生活の欧米化によるカルシウム不足が原因だった。




全てが、すべて、カルシウム不足のせいだとは言わないけれど、かなりの部分で大きく関わっていることだけは間違いありません。




多くの人はこのことに気がついていませんし、アホバカ厚生労働省も“カルシウムを摂りましょう。”とは言っているものの、その大切さについては、まったくです。あげくの果てが、“牛乳を飲みましょう。”ですから、話になりません。




“転ばぬ先のカルシウム。”




自分の健康を自分で守るなら、カルシウムの摂取は極めて大切なものなのです。




佐下橋聡 拝











断食に役立つ栄養学 “ガンとカルシウムの関係”

2012-10-25 20:50:39 | 断食
現在の栄養学は、“食べる”ことを前提として成り立っていますが、栄養学を、食べないこと“断食”という視点からのぞいてみると栄養学も少し違ったものになります。
そんな、普通とはちょっと違った栄養学は、断食中の過ごし方、補食(回復食)、断食後の食生活に大いに役立つでしょう。

断食という非日常の別世界から、もう一つの栄養学をお伝えしたいと思います。







以前、ある方にカルシウムをオススメしたところ、”私、骨が丈夫なのは、お医者さんのお墨付きだから大丈夫。”と聞き入れてもらえなかったことがあります。



カルシウムの摂取で大切なのは、骨が丈夫かどうかではなく、毎日の摂取量が大切です。



カルシウムの摂取量が不足すると、確かに、骨からカルシウムが体内に供給されるのですが、骨から供給されたカルシウムは、細胞に過剰に供給されてしまうという性質を持っています。



カルシウムの大切な働きの一つに、体内の情報伝達があります。



たとえば、体内にガン細胞が発生したときに、さまざまな酵素反応や免疫システムに情報を伝えるのも、カルシウムの役目です。



カルシウムの摂取量が不足して、骨からカルシウムが細胞に過剰に供給されてしまうと、カルシウムが渋滞を起こしてしまい、体内の情報伝達がうまくいかなくなる。



日本人の死亡原因1位がガンなのは、カルシウムの不足が根本にあるのではないかと考えます。



もちろん、ガンの原因となるものは、タバコや様々な化学物質、免疫学の安保徹さんによれば、働きすぎ・考えすぎ・薬の飲みすぎ、と様々ですが、食生活の欧米化に伴うカルシウム不足という観点も見逃してはいけないと思います。





アメリカの研究者によれば、カルシウムの過剰摂取は、前立腺ガンの原因となるそうで、じゃあ、カルシウムはガンの予防になるのか、ガンの原因になるのかという、わけのわからない議論になってしまいますが、カルシウム豊富なアメリカの大地と、カルシウムの少ない日本の大地との違いを知れば、そういう議論にはならないはずです。



アメリカに住んでいれば、カルシウムの過剰摂取はありえる話ですが、日本に住む限り、カルシウムの過剰摂取などありえないのです。





日本人が、カルシウムをもっと意識するようになれば、日本人の死亡原因1位は、ガン以外になると思います。



さらに言わしてもらえば、日本人の死亡原因2位、3位の脳血管障害、虚血性心疾患の原因となる動脈硬化も、大いに改善されることでしょう。



佐下橋聡 拝

断食に役立つ栄養学 “カルシウムを排出してしまう食品”

2012-10-24 21:12:22 | 断食
現在の栄養学は、“食べる”ことを前提として成り立っていますが、栄養学を、食べないこと“断食”という視点からのぞいてみると栄養学も少し違ったものになります。
そんな、普通とはちょっと違った栄養学は、断食中の過ごし方、補食(回復食)、断食後の食生活に大いに役立つでしょう。

断食という非日常の別世界から、もう一つの栄養学をお伝えしたいと思います。







明治以前、日本人のカルシウム事情は、それほど悪いものではなかったようです。



もちろん、水や大地にカルシウムは少ないのですが、少ないながらも吸収率を高めることによって、カルシウムは不足することはなかったようです。



実際、学校給食が始まるまでは、日本人の子供は骨折などしなかったのです。



では、なぜカルシウムが不足するようになったのか?



それは、カルシウムを体外に排出してしまう食品を食べるようになったからです。



お肉・乳製品・砂糖。(タンパク質・リン・砂糖)



これが、代表的なカルシウムを体外に排出してしまう食品です。



日本人がこれらの食品を食べるようになったのは、明治以降の話で、消費量が格段に増え始めたのが、学校給食法が施行された昭和29年以降です。



日本人が明治以前に、お肉・乳製品・砂糖を食べてこなかったのは、宗教上の理由だと言われていますが、果たしてそうでしょうか。



私は、日本人の知恵としてこれらの食品を食べてこなかったんだと思っています。



日本人の知恵は、敗戦により、アメリカの手で潰されてしまいました。





カルシウムの摂取が難しいのは、日本の大地や水のカルシウムが少ないからでなく、食生活の欧米化により、カルシウムを排泄してしまう食品を多く食べるようになったからなのです。



カルシウム不足が深刻になった日本人の健康がどうなったか。



ガン・脳血管障害・虚血性心疾患が、死亡原因の1位、2位、3位を占めるようになったわけなのです。



佐下橋聡 拝


断食に役立つ栄養学 “北欧やアメリカで骨粗しょう症が多いわけ”

2012-10-23 21:04:40 | 断食
現在の栄養学は、“食べる”ことを前提として成り立っていますが、栄養学を、食べないこと“断食”という視点からのぞいてみると栄養学も少し違ったものになります。
そんな、普通とはちょっと違った栄養学は、断食中の過ごし方、補食(回復食)、断食後の食生活に大いに役立つでしょう。

断食という非日常の別世界から、もう一つの栄養学をお伝えしたいと思います。










カルシウムが豊富な大地のはずなのに、なぜ北欧やアメリカでは骨粗しょう症が多いのでしょうか。




それは、食生活に関係があります。




人間のそもそもの生息地は、亜熱帯から温帯だと言われています。




太古の人々は、温暖で水が豊富な土地に住んでいたんですね。




やがて人々は何らかの理由で、ヨーロッパや北アメリカへと移動を始めますが、彼からが捜し求めていた新天地には、人間が食べるものはなく、ただ広大な草原が広がる乾燥寒冷の大地でした。




そこで彼らはどうしたかというと、広大な草原に生える草を家畜に食べさせんですね。




そして、家畜を人間が食べる。




それが、北の大地で生きていくためには都合がよかったんですね。




なぜなら、タンパク質にはカルシウムを排泄する働きがあるので、カルシウムの多い大地で生きていくためにお肉を食べるほうが、バランスがよいわけなんです。




ところが、さらに北に移動していった人々は、家畜の生産性も低くなるために、家畜そのものを食べることより、乳製品に食生活の比重が傾いた結果、カルシウムの摂取量より排泄量が多くなってしまったために、骨粗しょう症が多くなったと言うわけです。







もちろん、日本でも、学校給食に牛乳が出るようになってから、骨折する子供が増えたり、骨粗しょう症が急増したりしましたよね。



牛乳を飲めば飲むほど骨は弱くなるってことですね。





佐下橋聡 拝