MASの搭乗員日誌

気がつけばフルスロットル!別館

始動練習、あわよくば慣らしまで

2022-05-07 18:12:34 | 軍需工廠

GWもいざ自分の時間となれば残すは明日の一日のみ!

あいにく明日は風が朝から3~4m、情報源によっては5mとあるので通常のFLTは無理。

とりあえず天気は良さそうなのでエンジンの始動やあわよくば慣らしを済ます事ができれば!と思っております。

さて、このカウル装着状態だと調整が不可能なので一旦外します。

 

外してサッパリ、久しぶりにエンジン自体を見た気がします。

 

あとは現地で作業する自分向けのメモ書きみたいなものです。

エンジンの説明書の文字が小さく現地で見ていられないので行程のイメージ画像と◆説明書からの文字起こしを貼っております。

 

①燃料ホース キャブレター前をクリップハサミで止める。

 

②燃料を補給する。

◆タンクに給油したら(燃料の液面がキャブレターのセンターより高い時)市販の燃料ストッパー等でキャブレターに燃料が流れ込まないようにしてください。エンジンを始動する直前にストッパーを解除してください。

 

③ニードルは全閉から2~2.5開いたところ

こんな箇所でペラ回転中に調整できるだろうか?

エキマニの取り回しがタイトかも。

◆ニードルバルブを右(時計方向)に、ゆっくり止まるまでまわす。止まった位置が全閉位置です。この時の目印の位置を覚えておくと便利です。
◆ニードルバルブを全閉の位置から2~2.5回開き、スロットルバルブを全閉の位置から約1/4開いてください。

④プラグヒーターをプラグに挟む。

 

⑤機体を抑えながらスターターで回す。

◆燃料をエンジンに呼び込むために、サイレンサーの排気口から少し生の燃料が出るまで(3~4秒)スターターで空転させます。

◆プロペラを回転方向と逆方向(右方向)へ圧縮が感じる所まで回します。

◆プラグヒートの電源を入れ、電動スターターの回転方向を確かめて始動させます。(チョークの量、スターターやバッテリーの状態によってプロペラを回し切れないことがあります。そのような場合はスターターを先に回してからスピンナーに押しつけ始動させてください。)

◆始動したらスロットルアームをゆっくり全開にして、しばらく(3~4秒)そのままのニードルバルブ位置で運転してください。もし、この間に回転が下がってくるようでしたら、ニードルバルブを少し(1/4~1/3回転)閉めてください。

 

⑥エンジンの回転が安定していたらプラグヒーターを外す。

◆次にプラグの電源を切り、少しずつゆっくりとニードルバルブを閉めて回転を上げていきます。急にニードルバルブを閉めると、運転がストップすることがあります。特にエンジンが冷えている場合にその傾向が強くなります。

 

■ブレークイン(慣らし運転)

エンジンの性能を最大に発揮させるためには、適切なブレークインが必要です。ブレークインとは、実際に使用する条件(燃料、回転数、エンジン温度等)に徐々に慣らしていく事です。混合気の濃すぎ(ニードルバルブの開けすぎ)、低速(アイドリングのような)運転を続けても意味がありません。低速運転を長い時間続けると、燃料のオイルがゲル
化しシリンダーやピストン等が膠着する事があります。

◆実際に使用される燃料、プロペラで行います。

◆ニードルバルブを2~2.5回開きエンジンを始動します。

◆スロットルバルブをゆっくり中速まで上げ、プラグの電源を切ります。プラグの電源を切ると止まってしまう時は、混合気が濃すぎる状態です。ニードルバルブを少し閉めて、もう一度始動してください。

◆次にスロットルバルブをゆっくり全開にし、ニードルバルブをゆっくり開閉することで回転を上げたり下げたりを繰り返しなげら徐々に高速運転に慣らしていきます。

◆初めは低い回転から始め、少しづつニードルバルブの絞込み量を増やしていき、次第に高速運転の時間を長くして一応完了となります。地上でのブレークインは最低タンク2杯分位は必要です。

(注意)
ブレークイン中はスロットルバルブは全開のままで、ニードルバルブの開閉によって回転数を変化させてください。
地上でのブレークインは、初期なじみをつけるためのものですから、あまり長くやっても意味がありません。また、ほこりを吸い込むとエンジンを傷めますので、ほこりのない場所を選んでブレークインを行ってください。

 

■キャブレターの調整

◆エンジンを始動させスロットルを全開にして、飛行状態で最良の運転ができるようにニードルバルブを調整します。この場合、ニードルの開度はプロペラや燃料により変わりますのが、最高回転になった位置より、30~45゜開いた位置にしてください。

◆次にアイドル調整ノズルで低速運転(アイドリング)での混合気の調整を行います。スロットルを最スローにし、約5秒間アイドリングで運転後、スロットルを全開にしてみます。アイドリングからスロットルレバーを動かした直後の状態をよく観察してください。混合気が適当であれば、スロットルレバーの操作にスムーズに回転の変化がついてきます。混合気が不適当ですと、次の二つのいずれかの症状が見られます。

●スロットルバルブを開くと、排気口から白煙を多量に出しながら濁った音で回転がもたついて上昇する場合があります。この場合は、いわゆる濃い状態ですから、アイドル調整ノズルを右へ30゜まわしてください。

●スロットルバルブを開いた直後、一瞬とまりそうな息つきを起こしてから回転が上昇する場合は、薄い状態ですから、アイドル調整ノズルをいったん左に90゜まわしてから右に45゜戻してください。

◆アイドル調整はいずれの場合も初めの間は一回に30~45゜ずつ、ほぼレスポンスがよくなってきたら一回に10~15゜ずつ動かし、スロットルの操作に対してエンジンの回転がスムーズに反応するようになるまで、根気よく調整を行ってください。