MASの搭乗員日誌

気がつけばフルスロットル!別館

サンダーボルト2号発射!

2009-07-05 23:29:00 | 搭乗員日誌 TOS編
TOSより入電!

地球温暖化の影響でしょうか、ここ北陸が亜熱帯気候になって久しいですが、そんなことはどうでもいいので逝ってきました。
この季節になると、朝7時ごろには既に灼熱地獄ですので、それを避けるには3時起き且つ4時出撃しかありません。 そんなこと出来るはずもありませんので、最近はフライト数が減少傾向にあり、飛行場の滞在時間もピンャCントになりつつあります。 で、必然的に出撃機数もせいぜい2機止まりで、以前のような3機4機体制はありえなくなりました。まぁ、我が身が大事ですからねぇ・・・。

よくよく考えてみると、こうして電文報告するのも久しぶりのようで、実は「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します」なんですね・・・。
今日の出撃機は2機ともココでは「お初」なんですが、「アルファモデル P47D サンダーボルト」は私的にも今回が初飛行。 約2年前にサンダータイガー製のP47Dを製作しましたので、この機は「2号」なのです。 以前からALFA製にもラインナップされていましたが今まであえて手を出しませんでした。 ALFA製の場合「バブル・キャノピー」が洗練され過ぎていて、どうしてもP47のイメージに合わないと思っていたからです。 そんな折にリリースされたサンダータイガー製P47D"レイザーバック"は私の琴線を刺激したということです。
しかし、ホントはALFAにも"レイザーバック"仕様が存在することは承知していました。ただ、国内には入荷されていなかったのです。
雷虎製が非業の最期をとげた後もALFA製の存在が気になっていたので、意を決して「輸入」することに・・・。 しかし自分ではノウハウも無いので手配師MASに依頼して、遂にALFA製P47D"レイザーバック"を4月下旬に手にすることが出来ました。MAS様、その節はどうも・・・。 価格的には送料込みで他のALFAモデル機の国内販売価格と同程度に収まりました。キット価格そのものは大変お安かったのですが、やはりあのバカでかいパッケージがモロに送料に影響するようです・・・。

例によって制作意欲が沸くまでの沈黙期間を経て、先日やっと完成しました。
ALFAモデルの魅力のひとつに、思い立ったら一気に完成させられる「短い製作時間」がありますね。メカ積みも楽チンですし、特にエルロンリンケージなどホントに良く考えられていると思いますね。サーボの取り付けも簡単でトラブルフリーですし動作も確実です。 他メーカーでこの方式のものを見たことがありませんが、特許でも取っているんでしょうかね・・・。 ALFAに関してはカレコレ十数機の製作経験がありますので、後々問題の出てきそうなツボを押さえながらサクッと仕上げました。
ところで、今回の搭載モーターは「AXI2212/20」に決定。私は「2208」を積むことが多いですが、一定の条件を備えた場合はコチラにします。
まず、スピンナーが「ナット式」なこと。 防火壁の関係から、ムスタングのようなスピンナーだとカウルとのクリアランスが盛大になってしまいます。 ナット式だと上の写真のようにモーターが少し顔をのぞかせる程度で済みます。放熱的にも有利かと。 まぁ、気になる人には許しがたいでしょうが・・・。
あとは、「FSKの4枚ペラ」を装着予定な場合。 今は飛行特性を確認するために、自分的にマスターアイテムである「APC8×6SF」を付けていますが、4枚ペラを装着した場合、「2208」のKV値では過電流になってしまうので、KV値が低くトルクのある「2212/20」となったわけです。
ちなみにこの組み合わせは、以前に「F4Uコルセア」で実証済みなので激しい飛びが期待できそうです。

野戦飛行場に佇むP-47D サンダーボルト "レイザーバック"。 やっぱコレがP47のあるべき姿だと思うのは私だけでしょうか・・・。
初飛行なのに既にエースパイロット待遇です。日本軍に対して多大な戦果が上がっていることになっています。

さて、肝心の初飛行ですが、7フライトを終え無事帰還することが出来ました。 ルッキング・インプレッションでは、胴体の太さや主翼の形状からして決して優等生的な飛びではないだろうと想像しましたが、手投げ直後は軸方向に若干シビアさがあるものの、そこはALFAの血統よろしく、上がってしまえば変な癖もなく飛ばしやすい部類だと思います。 さすがにムスタングのような「糸を引くような」キレイな飛びとはいきませんが、ラボチキンLa7のヒラリとした挙動とフォッケウルフFw190のソリッドな触感を合わせ持った感じです。
各舵の効きは舵角から想像するより敏感な印象。ロールレートはすこぶる速く、エレベーターも中立付近でも過敏に反応します。 サーボホーンの穴の位置は中心から9mmですが、それでも十分過ぎるようです。 ヘリを始めてからサーボのニュートラル性の重要さを認識するようになりましたが、今まで発泡機にはそれほど重要なことに感じなかったニュートラル性が、一連のALFA機では大切なことのように感じます。 私も最近製作する機体では、あれほど重宝していたウェイャCント製サーボの使用機会がめっきり減り、JR製の9gクラスを好んで搭載するようになっています。 「軽さ・安さ」よりも「耐久性や動作の確実さがもたらす安心感」を取った格好です。

JRスーパーボイジャーは4フライトを”消化”。ヘリに関してはテク的な壁が厚く、なかなか次のステップに進む気力が沸きません。そうでなくてもこの灼熱下では思考的にスティックをさばくことなど不可能ですからね。秋になって涼しくなったら何か考えましょう。 この機体用の「スケールボディ」も入手済みなことですし・・・。


【本日の放課】
スーパー・ボイジャー4 : 4フライト(累積111F)
サンダーボルト      : 7フライト(累積7F)