WMA、ボクシング禁止を要求


2000年12月19日

 

世界医師会は今日、ボクシングの全面禁止を求める声に加わった。

先週土曜日に行われた南アフリカのボクサー、ムブレロ・ボティレとイギリスのポール・イングルの世界タイトル戦でイングルが重傷を負った後、WMA事務局長のデロン・ヒューマン博士は、リングサイドの医師は試合のどの段階でも試合を中止できるべきだと語った。

同氏は、WMA(世界医師会)は1983年にボクシング禁止の方針を採用した と述べた。

「WMAは世界中の加盟国に対し、ボクシングが継続される間はボクサーの安全を確保するよう各国のボクシング協会に圧力をかけるよう呼びかけた。ただし、脳神経外科ユニットの近くで行われる場合、またはリングサイドに蘇生器具が用意されている場合を除いて、ボクシングの試合は許可されるべきではない。」

「さらに、リングサイドの医師は、選手に与えられたダメージに応じて、試合のどの段階でも試合を中止する権利を持つべきだ。」

ボクシングは、相手に身体的危害を加えることを基本的な目的としている点で、他のスポーツとは全く異なります。怪我をせずにボクシングに参加することは不可能です。ボクシングをスポーツと呼ぶことは公平ではありません。単に野蛮な行為です。」

「私たちはこの特定のケースを特に懸念しています。このケースでは、試合はもっと早い段階で中止されるべきだったようです。この組織的な蛮行を止めるまでに、何人の若者の命と健康、そして今度は 女性ボクサー  の命と健康が失われなければならないのでしょうか?」2000年12月19日