ボクシングが禁止されている国のリスト
ボクシングは危険なスポーツである。他の多くの陸上競技とは異なり、その主な目的は対戦相手に身体的な傷害を与えることである。 ボクシングは死に至る可能性があり、永続的な神経損傷の発生率も高い。 その結果、世界医師会は1983年以来ボクシングを禁止するよう求めている。
ボクシングの最も重大な欠点の一つは、練習中または試合中に怪我をする可能性がある点だ。 これらは明らかに、プロのボクサーにとって危険である。趣味でボクシングをする場合は、直接的なやりとりはほとんどなく、サンドバッグやシールドを相手に戦うことが多い。
もちろん、 プロボクサーは防御を徹底的に訓練する。警戒を怠らず、機敏に動いて敵の攻撃を避ける方法を身につける。ボクサーは、防護服、カップ、ナックル、リストカバーなどのプロテクターを使用しているときでも頻繁に怪我をする。どんなボクサーでも額に打撃を受ける可能性があり、ノックアウトされてリングに頭や顔から倒れることがある。
ボクシングが禁止される理由
ボクシングは危険ではあるが、危険性がある趣味やスポーツはほかにいくらでもある。しかし、ボクシングはプロ選手の脳疾患が特定された最初のスポーツである。これは、脳に対する反復的粘性効果を伴う、徐々に悪化する障害である。認知障害や涙もろさなどの神経発達障害から始まり、アルツハイマー病へと進行する。
とはいえ、現在ではさまざまな格闘技がこうした症候群を引き起こすほど深刻な脳外傷を引き起こすことが分かっている。マヌエル・ベラスケスが実施した最新の調査によると、ボクシングの試合で受けたダメージが原因で毎年13人が死亡している。
現在ボクシングを禁止している国は3か国
今回の調査によると、暴力性と危険性を理由にボクシングを禁止した国はスウェーデンとアイスランドとノルウェーとキューバの4か国であった。しかし、ノルウェーではプロボクシングは1982年以来30年以上禁止されていたが、2016年に解禁された。以下のリストは、禁止する法律が施行された年の順である。
1 アイスランド
アイスランドは 1956年 に危険性を理由にこのスポーツを全面的に禁止した。しかし、その後アイスランドスポーツ・オリンピック協会の監督の下、2002年にようやくアマチュア規定を緩和した。それ以来、人口わずか37万人のこの国で、アマチュアボクサーの数は推定700人にまで膨れ上がった。大した数ではないように思えるかもしれないが、参考までに、英国の人口の同じ割合で計算すると、アマチュアボクサーは12万人になる。
2 キューバ
WMA、ボクシング禁止を要求
2000年12月19日
世界医師会は今日、ボクシングの全面禁止を求める声に加わった。
先週土曜日に行われた南アフリカのボクサー、ムブレロ・ボティレとイギリスのポール・イングルの世界タイトル戦でイングルが重傷を負った後、WMA事務局長のデロン・ヒューマン博士は、リングサイドの医師は試合のどの段階でも試合を中止できるべきだと語った。
同氏は、WMA(世界医師会)は1983年にボクシング禁止の方針を採用した と述べた。
「WMAは世界中の加盟国に対し、ボクシングが継続される間はボクサーの安全を確保するよう各国のボクシング協会に圧力をかけるよう呼びかけた。ただし、脳神経外科ユニットの近くで行われる場合、またはリングサイドに蘇生器具が用意されている場合を除いて、ボクシングの試合は許可されるべきではない。」
「さらに、リングサイドの医師は、選手に与えられたダメージに応じて、試合のどの段階でも試合を中止する権利を持つべきだ。」
「ボクシングは、相手に身体的危害を加えることを基本的な目的としている点で、他のスポーツとは全く異なります。怪我をせずにボクシングに参加することは不可能です。ボクシングをスポーツと呼ぶことは公平ではありません。単に野蛮な行為です。」
「私たちはこの特定のケースを特に懸念しています。このケースでは、試合はもっと早い段階で中止されるべきだったようです。この組織的な蛮行を止めるまでに、何人の若者の命と健康、そして今度は 女性ボクサー の命と健康が失われなければならないのでしょうか?」2000年12月19日
こういった半病人のような体でお互いに戦うわけです。ボクサーのパンチはハンマーで殴りあうようなものです。
これでは事故も起きるし死亡事故も起きます。
そうでなくても特に頭部を打たれれば障害が積み重なるはずです。顔面を打たれた時のスロー映像を見てください。恐怖です。
私はボクシングが好きです。でも時々試合を見ながらどちらかが死ぬローマ時代の剣闘士の戦いを見ている錯覚に陥ることがあります。
ボクシングが廃止になるべきかと問われれば?残念だけれど賛成します。