「エジソンズゲーム」 電気が世界を覆う前夜を描く作品 星3つ ★★★☆☆ ネタバレあり
「ザウルスでござる」 というこのブログでは 「電磁波」 というカテゴリーがあって、すでに30本の記事がある。いずれも電磁波の危険性を訴えるものだ。そういうブログの主(ぬし)としては、人工的電磁波の土台というべき 「電気」 が19世紀末期から世界を覆い始めた歴史についてはとても無関心ではいられな . . . 本文を読む
映画評 「1917 :命をかけた伝令」 これを絶賛する人々 ★★★☆☆(ネタバレ全開)
筆者は、日本でこの映画の約1か月前に封切られた、第一次世界大戦の塹壕戦を映したドキュメント映画 「彼らは生きていた:They shall not grow old」 (2018) を観ている。
また、同じく第一次世界大戦の塹壕戦を描いた、ダニエル・クレイグ主演の 「トレンチ:The . . . 本文を読む
クリント・イーストウッド 『15時17分、パリ行き』
・・・ かなり悪質なプロパガンダ映画
「テロ事件を描く実話、主演は“当事者本人”」 という触れ込みからして、わたしは以前から限りなく怪しい映画だと予想していた。実際に観ると、その予想はまさに的中していた。この小事件は死者ゼロなので、わたしも知らなかった。しかし死者ゼロをちゃっかりアメリカ人の功績としていた . . . 本文を読む
BBC TVドラマ 「ナイトマネージャー」 女性監督による主婦向けスパイ映画のすごさ ★★★★☆ 星4つ
わたしは、日本のドラマはほとんど見ない。海外の優れた作品をふだん見ていると、日本のドラマはあまりにも幼稚で完成度が低く、見るに堪えないことが通例だからである。社会派的な問題意識に乏しく、ドラマの展開にグローバルな広がりがなく、そもそも低予算のその場限りの消耗品が多い。
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CNN News :「YouTube ”陰謀論動画対策“ を発表」 の茶番
まず、当のCNNのニュースを先にご紹介しよう。このニュースは、当ブログの親切な読者からコメントで知らされたものである。青字がニュースの引用部分、黒字はザウルスの解説。
2018年3月15日 18時10分
CNN.co.jp 太字と ( )内は引用者による。
ニューヨーク(CNNMone . . . 本文を読む
Google や YouTube の弾圧に抗して、“われわれ”に何ができるか?
すでに以下の記事をごらんになって、動画へのリンクをクリックしたひとはご存じであろうが、YouTube のみならず、親方の Google までが、ザウルスが自分のGoogle クラウドを使って一般に公開していた 「愛子様と替え玉」 の動画を削除するという暴挙に出ている。
リンクを貼っているこの画像をクリッ . . . 本文を読む
“ザウルス動画アーカイブ” は幸運すぎる例、 すべてが一瞬にして失われるのが普通
「とにかくザウルスの動画の多くは現在、George 氏と、Xak Xaurus 氏の動画チャンネルに存在し、そこに行けば視聴はできる。」 と、前回、楽観的なことを書いてしまったが、警戒を怠ってはいけないだろう。
“ザウルス動画アーカイブ” は幸運すぎる例だろう。すべてが一瞬にして失われるのが普通である。
. . . 本文を読む
YouTube の “弾圧キャンペーン” から2日、ザウルスが死んでもだいじょうぶ
自分のYouTube チャンネルが有無を言わさずに一方的に閉鎖され、手元に何も残っていない状態になり、わたしはすっかり打ちのめされていた。これからどうしたものか、いままでの動画の元データをパソコンの中から探し出して再アップロードする作業を思うと、脱力したまま気が遠くなった。
家内に今回の弾圧キャンペーンで . . . 本文を読む
ザウルスのYouTube がすべて視聴不可能に! グローバルな“言論弾圧”が始まった!
2018年3月5日 20:44 に当ブログの記事 「海底考古学」 第24巻公開! 4シーズン、ついに完結! “地球史最大の謎” に挑む に 「残念です」 というコメントが入った。
削除されることは想像だにしていませんでした。甘く見ていたと言うしかありません。いく . . . 本文を読む
映画から時代を見る:「ブレードランナー 2049」 美しくも無残な結果
相当に金をつぎ込んだ作品のようだが、これは失敗作である。
映像美的には決して駄作とは言えないだろうが、3時間とだらだら長いわりには説明不足なところがありすぎである。
霧のかかった荒涼とした風景で、さも哲学的な深みがあるかのようなつくりだが、オリジナルを超えるようなメッセージ性が乏しい。まるで装 . . . 本文を読む
映画評 「グレートウォール」: 米中合作の “お子様向け怪獣映画” にマット・デイモン?
お子様向け怪獣映画としては星4つ。 ★★★★☆
大人向け歴史物映画としては星2つ。 ★★☆☆☆
この映画はあまり乗り気がしなかったのだが、とにかく “マット・デイモン主演” ということで観ないわけにはいかなかった映画である。わた . . . 本文を読む
映画評: 「パッセンジャー」 :近年まれにみるSF映画の傑作! 星4.5 ネタバレ満載
わたしは、この映画は観ないつもりであった。“美男美女もの” の映画にろくなものはないからだ。しかし、この映画を観た友人にたまたま感想を聞き、先入観にとらわれずに観てみようと思って観たのだが、観て正解であった。
まずは、「映画.com」 の解説を見てみよう。
. . . 本文を読む
映画評 「クリミナル 2人の記憶を持つ男」 “ジェリコ” は 「コンサルタント」 だ!(ネタバレ満載)
映画.com の公式の解説
ケビン・コスナー主演で、CIAエージェントの記憶を脳に移植された囚人がテロリストとの戦いに挑む姿を描いたスパイアクション。米軍の核ミサイルをも遠隔操作可能なプログラムを開発した謎のハッカー「ダッチマン」の居場所を知る唯一の人物で、CIAのエ . . . 本文を読む
映画評 「インフェルノ」 もう ダン・ブラウン は卒業しませんか?
これは 「ダビンチ・コード」 ファンには、とてもお勧めできない。 ★★★☆☆
人口増加が世界を地球を破滅に導くというカルト思想のカリスマが、致死性のウィルスを世界中にまき散らして人口削減しようとする。しかし、われらが主人公、ラングドン教授がその阻止に大いに貢献するというストーリーであ . . . 本文を読む
映画評 「彷徨える河」 “ポリティカリー・コレクト” な映画 (ネタバレあり)
★★★☆☆ 星3つ
超マイナーな映画であるので、最初にざっとネット上の映画紹介をもって紹介にかえたい。http://cinema.eonet.jp/article/detail?tab=news&id=31394
コロンビアの俊英が描き出す、驚愕の世界観と圧倒的な映像美『彷 . . . 本文を読む