自動車は“走る電子レンジ”(1)
自動車は、ガソリン車であっても実は免疫力低下、眠気、注意力低下など、電磁波の悪影響が集中している“走る密室”である。ハイブリッド車や電気自動車となると、その電磁波は当然ガソリン車を上回る。
自動車に乗り込むのは、“金属でできた押し入れ”にもぐり込むようなものである。ただでさえ電磁波被ばく量が多くなる閉塞空間という特殊な環境である。
そしてカーナビ、エアコン、ステレオといった付加的な電装品からの電磁波もさることながら、今日の自動車の多くはほとんどコンピュータ制御である。そもそも床下の高出力のエンジン、モーター、バッテリーからの強烈な電磁波、磁界および外部から伝播する高周波電磁波がコンスタントに存在する。
密閉した金属の箱 である自動車の車内では、電磁波、特に高周波電磁波が乱反射して増幅するため、自動車は“走る電子レンジ”とも言える。
特に 走行中の車内でのスマホの使用 は自殺行為に等しいとまで言われている。なぜならば、車内で使用中のスマホ(や携帯電話)は、移動しながら電話が途切れないように必死に次の基地局アンテナをさがすために、歩道での通話よりも何倍も電波が強くなるからである。ちなみに、スマホの電磁波はガラケーのおよそ10倍であると言われている。
見た目には最新鋭の居住性抜群の車内であっても、あらかじめ万全の電磁波対策を施している自動車はまだまだ少ないというか、現実にはほとんど不可能であるのが実態である。
低周波の電界や高周波の電磁波は金属や人体、コンクリートなどで余裕で遮断できるが、低周波の磁界は鉄板でも難なく透過してしまう。
そして上記3つのうち、発がん性の可能性が最も確実と言われているのが、この低周波磁界である。
いくらシールドをしても、プリウスの車内後部座席が100ミリガウス(安全値は1ミリガウス以下)を超えているというのも当然である。現代の技術では低周波磁界の完全な遮断は不可能である。そのリスクを避けるいちばんの方法はとにかく離れることである。つまり乗らないことである。
プリウスであれ、レクサスであれ、ポルシェであれ、見た目の快適さとは裏腹にどれも電磁波的には“静かなる処刑台” である。電磁波的対策を何ら施していない車に日常的に乗るのは、高圧送電線の下に暮らしているようなものである。
電磁波は目に見えず、ふつうのひとにはほとんど知覚できないものである。自分がこうむっている 不可逆的な健康被害 に対策を講じるのは冷静にその危険を知ったときである。気づいた時からでも遅くはない。
参考までに現場の技術者の話を聞いてみよう。
以下 “青字” はすべて引用であるが、“太字”は引用者による。http://www.customerwise.jp/jirei-sample/mazda-sample.htm
(株)マツダE&Tは、主にマツダ車両の研究開発を行う、マツダ(株)の100%子会社
― クルマの電磁波解析と、家電など一般電子機器の電磁波解析との違い(クルマならではの点)を教えてください。
私見ですが「大きいこと」が違いになるでしょう。 単純に云って、テレビや冷蔵庫よりもクルマの方が巨大です。 巨大である分、シミュレーションの際にメッ シュを切る量が多くなり、計算量が多くなります。また、クルマに搭載されている非常に多くの部品を、高精度でモデル化するには、細かいメッシュが大量に必要です。一個の部品のシミュレーションを行うだけなら、極論すればフリーソフトウエアでも可能です。しかし、多くの部品が搭載されたクルマの「全体の電磁波状況」を知ろうとする場合、計算量は膨大になります。
“テレビや冷蔵庫よりも車の方が巨大です。” と言っている。技術者らしい非常に率直かつ明快な回答ではないか?“大きい”では言い足りず、“巨大です”とまで言っているのだ。
そうだろう。冷蔵庫や洗濯機のモーターには1~2トンの重量のものを時速100km以上のスピードでビュンビュン移動させられるようなパワーはまったくない。それでも家庭内の電磁波源として問題になることがある。家庭用大型冷蔵庫とふつうの自家用車を比べると、発生している電磁波の比率は、1:1000 以上になるだろう。これが“巨大”の意味である。家電製品に比べると、自家用車は“産業用レベル”と言える。
そもそも自動車はその内部で立つこともできないほど小さな“金属製の押し入れ”である。日常的に出入りする部屋の中で最も天井の低い、最小の部屋ではなかろうか?ドライバーや乗客・家族は、“巨大な電磁波源”に至近距離にならざるを得ない極端な閉塞空間 に、シートベルトで文字通り“縛り付けられて”運ばれながら、大量の電磁波を被ばくし続けることになる。自動車は、その“巨大な電磁波源”である動力機関と、乗る人間との“近接性”だけをとってみてもすでに極めて危険な“押し入れ”なのである。
● スマートキーレスエントリー
スマートキーレスエントリーの場合、カギを持った人がクルマのドアハンドルスイッチ(ロック・アンロックボタン)を押すと、それだけでドアロックが解除されます。この時の電磁波のやりとりは、1):ドアハンドルスイッチを押すと、クルマから、微弱電波が出る。2):運転者(キー)が、電波を受信すると、キーがクルマに「私は近くにいます」という趣旨の電波を送信する、3):その返信を受けた車体側は、ドアロックを自動解除する、というダンドリです。つまり電磁波の最初の発信源は、キーではなく、クルマの方です。
つまり、ドライバーは自分の車に向かって歩きながら、自分の車から放射している特定の電磁波に被ばくすることによって、実に “スマート” に自分の車に乗り込めるというわけである。しかし、そもそもこの 電磁波を使う “キーレスエントリー” なるものは必要不可欠なものであろうか?
全然そんなことはない。これはドライバーに、幼稚な “技術的優越感” を与えるための子供じみた仕掛けにすぎない。無くて困るものでは全然ないのだ。ふつうにカギを差し込んで回せばいいだけのことだ。違うだろうか?
車が自動的にドライバーの前に来てくれるのなら “キーレスエントリー” も多少意味があるかもしれない。しかし、そうでなくて、けっきょくドライバー自身がドアの前まで行かなくちゃならないのなら、どれだけの意味があるというのか?
もともとクルマは、エンジン(内燃機関)やハンドル、ギアなどで動作する機械制御の乗り物です。30年前のクルマにおいては、電装品は、ラジオやカセットぐらいしかなく、電磁適合性はそれほど重視されていませんでした。
“電磁適合性” とはわかりやすくいえば、“電磁波の危険性に対する安全対策” であるが、自動車業界の技術者の間ではこのわかりやすい表現は使ってはならない“タブー” のようである。
しかし、時代と共に、クルマの中にはETC、カーナビなど電装品が増えてきました。窓の開閉も手巻きから、モーター動力のパワーウインドウに変わり、スピードメーターも針が動くアナログ式から電子デジタル表示に変わり、今やエンジン始動さえもスマートキーレスエントリにより電子的に制御できます。
また外部のアクセサリ的な電装品だけでなく、クルマの動作に関わる根幹部分、例えばエンジンの燃料噴射量の調整やブレーキ制御においても、徐々に電子制御(コンピュータ制御)が浸透してきました。今やクルマの内部には数十個ものコンピュータ(CPU)が存在しており、内部の電気配線は、真っ直ぐ伸ばせば全長数キロにも及びます。
カーナビ、キーレスエントリ、ETC、オーディオ、メーターなどクルマには多くの電装品が搭載されている。
このようにクルマの中で「電気仕掛けの部分」が増えていくにつれ、電磁適合性の確保もまた重視されるようになりました。
以下の図は、電磁波を応用したさまざまな装置を表示している。つまり“利用手段としての電磁波源”だけである。
不可避的に発生してしまう、歓迎されざる“副産物としての電磁波源”は、ここでは問題にされていないのだ。しかし“利用手段としての電磁波源”だけでもすでにこれだけあり、これは年々“増加・充実”の一途をたどっていると考えていいだろう。
自動車の“最大の電磁波源”は動力機関(エンジン、モーター、バッテリー)とタイヤであると言われているが、当然これらは“副産物としての電磁波源”である。車内照明、パワーウィンドウ、エアコン、ワイパーといった、ごく当たり前な装置・装備はみな“副産物としての電磁波源”となる。
冷静に考えると、自動車の車内ほど多種多様な電磁波源に取り囲まれている場所はない。
家庭や職場の電磁波環境はよく問題になるが、自動車は盲点になっているようだ。しかし、ひとによっては、習慣的に最も電磁波に被曝している場所ではなかろうか。
自動車に“快適さ”を求めれば求めるほど、ますます電磁波源は増え、車の“電子レンジ化”は進む。“快適”で、“ひとにやさしい”自動車になればなるほど、車内のCPUや電子回路は増え、狭い車内に張りめぐらされた電気の配線はますます密になり、当然乗る人間の電磁波被ばく量は増えることになる。これが今日の“快適”な自動車の実態である。
1. 衝突防止装置のレーダー
自車の周囲を走る車の位置をレーダーで把握し、衝突を防ぎます。
2. スマートキーレスエントリー
電磁波の最初の発信源は、キーではなく、クルマの方です。
3.タイヤ空気圧センサー
タイヤの空気圧が下がると、フロントパネルにLED警告が表示される車種があります。
4.イモビライザ
イモビライザとは、複製(偽造)キーを受け付けないことで盗難を防止する仕組みです。
5.ETC、VICS(渋滞情報)、ラジオ、テレビ。外からの電磁波を受信する機器類です。
以上がクルマにおける電磁波の主な発信源です。これらの中で電磁波が最も強いのはキーレスエントリです。
以上は2010年のインタビューであり、その後マツダ自動車が“電磁波源”をさらに“充実”させている可能性は大いにある。「大いにある」とは控えめすぎる表現だろう。
クルマ内部の長大な電気配線(今やクルマの内部には数十個ものコンピュータ(CPU)が存在しており、内部の電気配線は、真っ直ぐ伸ばせば全長数キロにも及びます。)
どこの自動車メーカーも大同小異であろう。これは2010年のイラストであるが、今日では、どこの自動車メーカーの電気系の配線・回路もさらに “密” になっていると考えていいだろう。配線は年々増え、カイコのまゆ玉のような状態 に突き進んでいると言える。
電磁波源にすっかり取り囲まれたこの “金属製の押し入れ”にドライバーとその家族がおさまることになる。極めて強烈なものから微弱なものまで多種多様の有害な電磁波に これほど集中的に被ばくできる場所が他にあるだろうか?あったらぜひ教えてもらいたい。
とにかく逃げ場がない。電磁波源からの安全な距離を取りようがない。そして、金属の箱の内部で電磁波は乱反射して増幅するため、車内の生身の人間を何度も何度も貫通する。ドライバーや車内の人間は電子レンジの中のチキンである。
電磁波源との至近距離
多様な電磁波の集中
被ばく空間の密閉性
被ばくの習慣性(頻度・長さ)
以上のように、さまざまな“電磁波源”をドライバーの“快適なカーライフ”のために利用しようとする技術者のナイーブな説明の端々(はしばし)からも、ドライバーが運転席でどれだけ有害な “電磁波源” に囲まれてコンスタントに被ばくしているかがわかる。
以下の資料は車内の場所ごとに細かく電磁波を測定したものである。 mG は ミリガウス。
端的に言って、ドライバー席は、電子レンジの内部と同様の“電磁波的処刑台”である。とても生身の“正気の”人間の座るところではない。ロボットかターミネイターが座るにふさわしい場所である。 妊婦が車を運転するなど、無知の極みか、狂気の沙汰であると言える。
マツダ自動車はナイーブにもこうしたウェブサイトを公開しているが、同様のサイトや記事はトヨタ、日産、ホンダでは見つからなかった。
日本の自動車産業は、今や日本の輸出を支える基幹産業 であり、国家を支える経済の中枢を占める一大産業 として不動の地位を確立している。そのため常に新たな付加価値を付け加えて消費者の購買意欲を刺激し続けなればならない宿命にある。それは必然的に“より快適な”“さらなる電磁波源”を生み出すことになり、ドライバー達はそうした “付加価値を楽しむために”さらに多くの“見えざる代償”を支払うことになるだろう。
自動車にしても、スマホにしても、電磁波の危険性 については、日本のマスコミだけが先進諸国の中で異様なほどに沈黙している。とりわけ“自動車の電磁波の危険性”という問題は、自動車産業が国家をけん引しているこの日本では、新聞、テレビが決して触れてはならない最大級のタブー かもしれない。
自動車メーカーがどれも日本のメディアにおける 最大級のスポンサー であることは言うまでもなかろう。東京電力 が日本のメディアにおける最大級のスポンサーであったことを覚えているだろうか。そして NHK が東京電力の大株主であり、3.11の時点で145億円の株を保有していたという事実を。
“マスメディアによるスポンサー配慮の自主検閲” があることは、まともな大人なら想像がつくはずである。こう言うと、世の中にはすぐに 「陰謀論だ!」 というレッテル貼りをするひとがいるものだ。そもそも陰謀論ぎらいのひとたちというのは、「世の中にはウラなんかない」 と思いたいサンタクロース信者である。「プレゼントはサンタさんが置いたんだ、パパが置いたんじゃないよ!」 と言い張る人々に、ザウルスはこういっているのだ、「お前のオヤジが置いたんだぜ」 と。
日本という国では、一般大衆は 大規模な潜在的危険性 について常に知らされないという 不思議な伝統 がある。そして、たいへんな被害をこうむったはずの当の一般大衆もすぐに忘れてしまうという 奇妙な習性 がある。 あなたは3.11から何を学んだか?
枝野幸男官房長官(当時)は 「直ちに人体や健康に影響を及ぼすものではない」 という“名言”を残した。あなたも納得した一人だったか?
ちなみに枝野幸男はテレビでこう言って国民を安心させるのにやっきになっている裏で、自分の家族をこっそりシンガポールに避難させていたという事実がある。当時日本の政府高官の家族が続々とシンガポールに避難してきたので、現地の日本人社会では日本はもう終わりだと思われていた。
「自動車は “走る電子レンジ” (2) 欧米で叩かれているプリウス」 に続く
関連記事: 「スマートメーターへの取り替え」 拒否 は、意外に簡単!
常識と言うオブラートの中に結局のところ、とどのつまり、意味の意義もなくただ彷徨い続けるのが一般であり大衆と言うあまりに無意味な固定観念であるのだろう。
警鐘を鳴らすことを是としつつ非であるかのようなマスコミももはや戦犯と言うべきであろう。
3.11から学ぶべきことは我々自身が危機的状況を危機と認識していないからに他ならない。
特に日本製とアメリカ製の新型車は危ない。これを回避するには東欧の古い車に乗るべきである。たとえばトタバントあたりになる。
パリのテロの事件も、やはり睨んだ通り偽旗なんだなあと、こちらを見て おもいました。
今回は ボストンのような偽旗ではないだろうと、書かれている方もいまして、本当によくわからなかったのですが、TVの映像をみても、不信感バリバリでしたので、こちらをみて、やっと本当におかしいんだと、分かりました。
真実のブログを、ありがとうございます。闇をとかす光の ブログだとおもいます。
これからも、楽しみにしています。
頑張ってください♪
ありがとうございました。
世の中のほとんどのひとは真実、真偽よりも、利益、損得で判断して動いています。
そして多数意見に与しているほうが損するリスクが小さいと思って、わたしのような少数意見は顧みないのです。
重要な真実は、多数意見を疑うことから見えてきます。
大変興味深い内容ですね。
ひとつ大きな疑問を持ちました。
先日父がペースメーカーを入れる手術をしたのですが、電磁波絡みで気をつけるように言われたのが『IHクッキングヒーターの前に長時間いない』『電子レンジの前に長時間いない』『電気自動車の充電はやめたほうがよい』『携帯電話を使うときは右手で』ということでした。
ハイブリッド車については何の見解もなかったようです。
何か実際に問題があれば、何らかの注意喚起はあると思うのですが…
「電気自動車の充電はやめたほうがよい」? それなら、乗るのは問題ないのですか?ハイブリッド車が電気で走っているときは電気自動車とどう違うのですか?
また、専門家ほど真実を隠す傾向があることも忘れないでください。本当のことを言うと圧力がかかって専門家として食っていけなくなるのです。
「現代の技術では低周波磁界の完全な遮断は不可能である。」
ただ、電磁波怖い(>_