ダブルトラップ！！！

ただいま帰って来ました。

遠いなあ、苫小牧。

トイレの工事を終わらせて、お客さんも喜んで、良かった良かったって感じです。

いつものZE-1です。価格の割に内容がいいこの便器は、うちの会社の主力商品でもあります。

一日で施工だったので、蛇口屋が撤去して、床を開口して、排水管を移設して、床を復旧して、内装屋さんに渡すと行った内容です。

スムーズに進めば、工事全体は４時から５時に終わってしまうんでが、本日、トラブルの発生により、こんな時間になってしまいました。

実は、この家の便器、床下トラップのトイレでした。
床下トラップ、蛇口屋にちょくちょく遊びに来る方ならすっかりご存じなアレです。
簡単に説明すると、大便器のトラップ（水の溜まっている所）ってふつう、便器の中、すぐに見える箇所についていますが、北海道の様な寒冷地だと、その水が凍ってしまう可能性がありますので、便器を直接、排水管につないで、ズーッと下がった不凍帯と呼ばれる、寒さの届かない地中にその水たまりをつけたのが、地中トラップ。言い方を変えると、寒冷地様水洗トイレとなるわけです。

たまに、寒冷地水洗を簡易トイレやくみ取り式なんいかと勘違いする方あいらっしゃいますが、れっきとした都市型下水道に対応した水洗トイレなのです。

蛇口屋にしてみれば今年初。やあ、ひさしぶり！　といった感じです。
便器は撤去しちゃったし、今更復旧もできませんから、トイレ内の床をオール撤去して、穴掘って、トラップを撤去してきましたよ。このままトラップを残すと、恐ろしく詰まりやすいトイレになりますからね。俗称で、ダブルトラップというやつで、給水で例えるなら、クロスコネクション（なんか、必殺技みたいで、名前だけは蛇口屋は好きです）と並んでやってはいけない禁じ手として、設備屋さんの頭の中に入っています。

特に、サイフォン式のような便器ではもう、絶望的に流れない便器になりますよ。

もしも寒冷地に住む、方で、極端に流れが悪いようでしたら、そんな可能性も示唆して、点検した方がいいですよ。

もちろん、滅多にないことですよ。
じゃあ、これからご飯を食べるので今日はこの辺で！