今日は。
先週の記事は多く方に読まれ恐縮至極でございます。
共感頂ける方は積極的に飼育情報を発信して頂けるよう改めてお願い申し上げます。
さて、今回は私の考える究極のカメ飼育を論じます。
1.限りなくメンテナンスフリーに近いこと
2.カメの運動量が十分に担保された広さがあること
3.清潔で良性のバクテリアによる循環環境にあること
この3点だと思います。
この3つは実は連鎖しており、広さはミズガメでは水量の多さであり、水量の多さは良性バクテリアを活性化させ、その活性化が水槽の自浄作用を促す結果、メンテナンスフリーに近づくことになります。
優先順位は、
1.水槽の設置場所
2.水槽の大きさ
となります。
ブラジルヘビクビの場合は夏場の温度管理がキーなのでエアコンで室温27度をキープする必要があります。
水温も22度が上限ですから、やはり一部屋丸ごと必要になります…
あまり光を必要としないので日常はメタハラで問題ないと思います。
水槽は1,800×900×450がペア飼育の理想的なスペースだと思います。
水槽上方は空調機を設置するために水槽の高さは低い方が風が有効に届きます。
ブラジルヘビクビはエサ控えめ、活性化させないことが長期飼育のポイントなので、上記本水槽に1,200×600×400の濾過槽を組めばかなりメンテナンスフリーに近い環境が作れると思います。
本水槽の深さを15㎝とすれば、水量243ℓ。
濾過槽の水量288ℓと併せて531ℓとなります。
ざっくり、90㎝レギュラー水槽3本相当です。
これに機材と配管を勘案して循環ポンプを取り付ける訳です。
この環境が理想ですが我が家の制約から、1,500×750×400の本水槽と900×600×400の濾過槽が現実的です。
このサイズだと水換え頻度を上げる必要があるので、排水、入水を如何に簡素化するかの工夫が要ります。
また本水槽を工夫して陸上部分を確保、パルダリウムにできれば、夜間の立体運動が促進できるのではないか?と考えています。
ヤドクガエルのパルダリウムが理想ですが、ブラジルヘビクビは乾燥した空気を好むので、もう少しラフな感じのパルダリウムになると思います。
イモリ飼育のパルダリウムだそうです。
大型水槽の設置は経験上、暖かい季節に限るので今年は重い腰を上げるか思案しています。
おそらく2年近く飼育していますので、このシステムでより上手く飼えるのではないかと考えています。
爬虫類飼育の大原則として可能な限り棲息地に近づけることが必要ですが、個人的にはパルダリウムが究極の飼育方法ではないかと最近感じています。
アカメカブトトカゲだそうです。
パルダリウム飼育個体の状態を聞いてみたいものですね。