遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

日本の対中投資38%減 2年連続マイナス

2015-01-17 23:58:58 | 中国 全般
 日本の対中投資額が、2年連続で前年比マイナスとなっているのだそうですね。米国、EU等先進国からの投資も減っていて、ASEANからも減っているのだそうですが、韓国は増えていて、世界全体でも 1.7%増えているのだとか。日本も、2014年上期=48.8%減で下期はマイナスが減少しているのだそうです。
 

日本の対中投資38%減 2年連続マイナス 政治対立、円安で (1/17 読売 朝刊)

 【唐山(河北省)=栗原守】中国商務省が発表した対中投資に関する統計によると、2014年の日本からの直接投資額(実行ベース)は、前年比38・8%減の43億3000万ドル(約5023億円)と、2年連続で減少
した。
 12年秋以降、
日中間の政治的対立が厳しくなり、企業の新規投資の判断が鈍ったためとみられる。円安や中国国内の賃金高騰などで、対中投資メリットが減少
したことや、「日中関係悪化以前に対中投資が旺盛だった時期の反動が重なった」(日系企業幹部)との見方もある。
 ただ、14年上半期は、前年同期比48・8%減だったことから、両国の経済界から回復を期待する声も出ている。日中首脳会談が14年11月に行われ、中国側の日本企業への投資呼びこみも活発化している。
 
世界全体から中国への直接投資額は、前年比1・7%増の1195億6000万ドル(約13兆8690億円)と2年連続で増加
した。
 
韓国は、中国との関係が良好なことから、29・8%増と大きく伸びた。一方、米国は20・6%減欧州連合(EU)は5・3%減で、先進国からの投資減が目立った。東南アジア諸国連合(ASEAN)も23・8%減だった。
 業種では、製造業への直接投資は12・3%減少したのに対し、サービス業は7・8%増だった。


 天安門事件の影響で投資が約35%落ち込んだ1989年を上回る異例の下落率だそうですが、2011年まで伸び続けていたものが、12年秋に日本政府が沖縄県・尖閣諸島を国有化して以降、中国では反日デモによる日系工場襲撃や日本製品のボイコットが発生し、伸び率が減少を始め、2013年にはついに前年比マイナスとなっていたのですね。
 中国のGDP伸び率が減って、不動産バブル崩壊からシャドーバンキングの破綻=金融混乱が危惧される中国に、未だ投資する企業が在るのにも驚きです。

 かつて日本企業を低価格製品で追い越した韓国の財閥企業は、今、中国企業に攻められています。そのなかでの対中投資増の韓国。先進国が撤退する中で、どのような戦略での対中投資増を展開しているのでしょう。
 中国製品との競合で、中国に生産拠点を移して、競合の基盤条件をあわせようという戦術なのでしょうか。成長が鈍り、バブル崩壊が危惧される中国に、同じく成長が鈍化している韓国が投資して、どうなるのか、ちょっびり心配です。

 汚職摘発の恐怖政治を推進する習近平。経済だけでなく、政治も混乱し始めています。そうなると、国民の眼をそらすための反日活動を強めるのが江沢民以来のお決まりの政治手法の中国。
 戦後70年にこじつけての反日活動の活発化が始まっています。
 中国からの撤退は諸手続きの制約があり困難を極めるとのことですが、早めの決断をして、体力のあるうちに撤退することを勧めます。





  エゴノキの実




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