閣僚選任に時間を要し、やっとスタートした野田内閣ですが、早くもほころびが見え始めてきました。「100日ルール」は理解し大切なことだとは考えますが、あまりにも初歩的というか、稚拙というか、自覚不足と言うか、ものごとを軽く観すぎていることで、この二つは糾弾せずにはいられないことです。
一つ目は、野田氏の外国人献金。
前原氏の大臣辞任に至った発覚から、菅の貰ったり、提供したりが続くなかで、総理に立候補するにあたり事前チェックはなされなかったのでしょうか?
「韓日友好イベント」に参加し、衆院選の勝利について、「千葉民団」の皆さんのおかげと謝意を述べる、外国人とのお付き合いの"土壌"があり、外国人献金者のひとりは、選挙事務所の立ち上げ時に面識があるのだというのです。
つまり、知らないうちに紛れ込んでいてチェックできなかったというのではなく、繰り返しますが、おつきあいの"土壌"があるのですね。選挙で勝利したことが「民団」の推挙と支援と何がどうつながっているのでしょう?
密接な"土壌"(シツコイ)の中から産まれたことなので、事務所も答えに窮している様子ですね。
もう一つは、防衛大臣というこの時期重要な閣僚に就任した、初入閣の一川氏。
全く石破氏が指摘する通りですね。
鳩が、勉強して解ったと最後に吐露しましたが、諸外国と先端でしのぎを削らなければならない国防の要が素人でよいはずもないし、統制するには統制される側が納得する見識が求められます。
さらに、言い訳がもっとよくない。国民は素人なので、素人目線の政策云々は、国民を愚ろうすると共に、大臣の職責の自覚が全くありません。
元農水官僚とのことですから、荷が重いのでしょうね。当然、任命責任は問われるでしょう。
外国人参政権の推進連盟に参加している一方で、集団的自衛権の行使は現行憲法でも可能であり、憲法解釈の変更をすべきとも言っているのだそうですね。
一川保夫 - Wikipedia
100日ルールを否定しないことから、このあたりで止めておきますが、謝罪し反省すべきは反省し、けじめは明確にしていただかねばなりませんね。
この二例に類する、法令軽視や、素人だからとか不慣れだからとの責任回避の職務への取り組み姿勢が再発しないことを願っています。
地味だけど、仕事はきちんと出来るのが売りの新内閣なのでしょうから。
# 冒頭の写真は、一川防衛大臣
この花の名前は、キレンゲショウマ
↓よろしかったら、お願いします。
一つ目は、野田氏の外国人献金。
前原氏の大臣辞任に至った発覚から、菅の貰ったり、提供したりが続くなかで、総理に立候補するにあたり事前チェックはなされなかったのでしょうか?
野田首相も外国人献金 民団関係者らから30万円 (9/3 産経)
野田佳彦首相の資金管理団体が、在日本大韓民国民団(民団)関係者ら在日韓国人2人から計約30万円の政治献金を受け取っていたことが2日、産経新聞の調べで分かった。献金者本人が取材に外国籍であることを認めた。外国人献金が野田首相にも発覚したことで新政権への影響は必至だ。
政治資金収支報告によると、献金を受けていたのは、野田首相の資金管理団体「未来クラブ」(千葉県船橋市)。献金をしていたのは船橋市と同県松戸市に住む在日韓国人で、いずれも会社役員の男性。ともに「通名」である日本名での現金支出となっていた。
船橋市の男性は平成13~15年にかけ、計15万8千円を献金。男性は当時から現在まで民団地元支部で役員を務めている。男性は「(野田氏が)街頭演説をやっていて、よく頑張っていると感じて応援するようになった。選挙のときには、選挙事務所の立ち上げにも行ってお会いするようになった」と野田首相との面識を認めた。
野田首相は21年10月、千葉で催された「韓日友好イベント」に出席し、政権交代をもたらした衆院選について、「千葉民団の皆さんの力強いご推挙をいただき、力強いご支援をいただきましたことを、心から御礼申し上げたいと思います」と謝辞を述べている。
一方、松戸市の男性は10~11年にかけて計16万円を献金。「野田さんとは面識がなく、献金を頼まれたことはない。参加するNPO法人のメンバーの間で、野田さんを応援する機運が高まったため献金した」と話した。政治資金規正法は、外国人や外国人が過半数の株式を保有する会社からの政治献金を禁じている。違反すれば3年以下の禁錮か50万円以下の罰金、罪が確定すれば公民権停止の対象となるが、今回のいずれの献金も公訴時効(3年)を経過している。
外国人献金をめぐっては3月、前原誠司外相(当時)の政治団体が京都市の在日韓国人女性から計25万円の献金を受けていたことが発覚し、前原氏は外相を辞任。その後、別の外国人からの献金も明らかになっている。
菅直人前首相の資金管理団体も横浜市内の韓国籍男性から計104万円を受領していたことが分かり、国会で釈明に追われた。
野田首相の事務所には文書で、2日夕までにコメントを求めたが回答は得られなかった。
野田佳彦首相の資金管理団体が、在日本大韓民国民団(民団)関係者ら在日韓国人2人から計約30万円の政治献金を受け取っていたことが2日、産経新聞の調べで分かった。献金者本人が取材に外国籍であることを認めた。外国人献金が野田首相にも発覚したことで新政権への影響は必至だ。
政治資金収支報告によると、献金を受けていたのは、野田首相の資金管理団体「未来クラブ」(千葉県船橋市)。献金をしていたのは船橋市と同県松戸市に住む在日韓国人で、いずれも会社役員の男性。ともに「通名」である日本名での現金支出となっていた。
船橋市の男性は平成13~15年にかけ、計15万8千円を献金。男性は当時から現在まで民団地元支部で役員を務めている。男性は「(野田氏が)街頭演説をやっていて、よく頑張っていると感じて応援するようになった。選挙のときには、選挙事務所の立ち上げにも行ってお会いするようになった」と野田首相との面識を認めた。
野田首相は21年10月、千葉で催された「韓日友好イベント」に出席し、政権交代をもたらした衆院選について、「千葉民団の皆さんの力強いご推挙をいただき、力強いご支援をいただきましたことを、心から御礼申し上げたいと思います」と謝辞を述べている。
一方、松戸市の男性は10~11年にかけて計16万円を献金。「野田さんとは面識がなく、献金を頼まれたことはない。参加するNPO法人のメンバーの間で、野田さんを応援する機運が高まったため献金した」と話した。政治資金規正法は、外国人や外国人が過半数の株式を保有する会社からの政治献金を禁じている。違反すれば3年以下の禁錮か50万円以下の罰金、罪が確定すれば公民権停止の対象となるが、今回のいずれの献金も公訴時効(3年)を経過している。
外国人献金をめぐっては3月、前原誠司外相(当時)の政治団体が京都市の在日韓国人女性から計25万円の献金を受けていたことが発覚し、前原氏は外相を辞任。その後、別の外国人からの献金も明らかになっている。
菅直人前首相の資金管理団体も横浜市内の韓国籍男性から計104万円を受領していたことが分かり、国会で釈明に追われた。
野田首相の事務所には文書で、2日夕までにコメントを求めたが回答は得られなかった。
「韓日友好イベント」に参加し、衆院選の勝利について、「千葉民団」の皆さんのおかげと謝意を述べる、外国人とのお付き合いの"土壌"があり、外国人献金者のひとりは、選挙事務所の立ち上げ時に面識があるのだというのです。
つまり、知らないうちに紛れ込んでいてチェックできなかったというのではなく、繰り返しますが、おつきあいの"土壌"があるのですね。選挙で勝利したことが「民団」の推挙と支援と何がどうつながっているのでしょう?
密接な"土壌"(シツコイ)の中から産まれたことなので、事務所も答えに窮している様子ですね。
もう一つは、防衛大臣というこの時期重要な閣僚に就任した、初入閣の一川氏。
一川防衛相 「安保は素人、これが文民統制」 自民・石破氏が批判「解任に値」 (9/3 読売)
外相とともに普天間問題にも携わる一川防衛相は副大臣・政務官を経験せず、いきなりの入閣となった。首相は2日、一川氏に「過去の経緯を踏まえながら対応してほしい」と指示した。
その一川氏の発言が2日、早くも野党の厳しい批判を浴びた。
一川氏は2日の認証式前、記者団に、「安全保障に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」と述べた。これに対し、自民党の石破政調会長は都内で記者団に、「大臣解任に値する。任命した首相の見識も問われる」と指摘した。防衛相と自衛隊のあり方にとって重要な言葉をいい加減に使って自らの不勉強を正当化するな、というわけだ。
一川氏は2日夜、首相官邸で記者団に、「ほとんどの国民は(安保政策は)素人だ。一般の国民を代表する国会議員が監視するのがシビリアンコントロールだと思っている。国民目線で、国民が安心できるような政策が大事だと(いう意味で発言した)」と釈明した。しかし、自民党は国会でも真意をただす考えで、経験不足への不安は早速、現実のものになりつつある。
外相とともに普天間問題にも携わる一川防衛相は副大臣・政務官を経験せず、いきなりの入閣となった。首相は2日、一川氏に「過去の経緯を踏まえながら対応してほしい」と指示した。
その一川氏の発言が2日、早くも野党の厳しい批判を浴びた。
一川氏は2日の認証式前、記者団に、「安全保障に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」と述べた。これに対し、自民党の石破政調会長は都内で記者団に、「大臣解任に値する。任命した首相の見識も問われる」と指摘した。防衛相と自衛隊のあり方にとって重要な言葉をいい加減に使って自らの不勉強を正当化するな、というわけだ。
一川氏は2日夜、首相官邸で記者団に、「ほとんどの国民は(安保政策は)素人だ。一般の国民を代表する国会議員が監視するのがシビリアンコントロールだと思っている。国民目線で、国民が安心できるような政策が大事だと(いう意味で発言した)」と釈明した。しかし、自民党は国会でも真意をただす考えで、経験不足への不安は早速、現実のものになりつつある。
全く石破氏が指摘する通りですね。
鳩が、勉強して解ったと最後に吐露しましたが、諸外国と先端でしのぎを削らなければならない国防の要が素人でよいはずもないし、統制するには統制される側が納得する見識が求められます。
さらに、言い訳がもっとよくない。国民は素人なので、素人目線の政策云々は、国民を愚ろうすると共に、大臣の職責の自覚が全くありません。
元農水官僚とのことですから、荷が重いのでしょうね。当然、任命責任は問われるでしょう。
外国人参政権の推進連盟に参加している一方で、集団的自衛権の行使は現行憲法でも可能であり、憲法解釈の変更をすべきとも言っているのだそうですね。
一川保夫 - Wikipedia
100日ルールを否定しないことから、このあたりで止めておきますが、謝罪し反省すべきは反省し、けじめは明確にしていただかねばなりませんね。
この二例に類する、法令軽視や、素人だからとか不慣れだからとの責任回避の職務への取り組み姿勢が再発しないことを願っています。
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