峰野裕二郎ブログ

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読書感想

2018年03月21日 | 子育て日記

きつねを信じた四郎たち
    五の二 26 峰野くるみ

 私が心に強く残ったことは、四郎が「ね。食べよう。お食べよ。ぼくは紺三郎さんがぼくらをだますなんて思わないよ。」というところです。理由は、今まで四郎とかん子は、きつねは人をだますと思っていたのにきつねからもらったきびだんごをなぜ食べようと決心したのかなと思いました。それと、二人がきびだんごを食べたら、きつねの学校の生徒がとても喜んでいたからです。
 表現の仕方で気づいたことや感じたことは、比ゆが多い所です。例えば、「大理石よりもかたくなり、空も冷たいなめらかな青い石の板でできているらしいのです。」や、「ザラメをかけたように。」などです。ただものごとを言うだけよりもわかりやすいと思いました。
 次に、「かた雪かんこ、しみ雪しんこ。」などです。これは、最初に読んだ時は、あんまり意味がわからなかったけどたくさん読んでいくと「何かおもしろいなぁ。」と思いました。
 最後に、「キック、キック、トントン。キック、キック、トントン。キック、キック、トントン。キック、キック、キック、キック、トントントン。」という所です。これは、元気に動いている感じがしました。この表現が使われている所は、ほとんど前の文が楽しい所の様子を表していることに気がつきました。
私は、今まで宮沢賢治さんの本とかは、あんまり読んだことがなかったけどこの雪わたりを読んでこれからは、宮沢さんのおもしろい表現をたくさん見つけてみたいと思いました。
 きつねたちの今までの悪い評判が、四郎とかん子がきびだんごを食べたことでなくなればいいなと思いました。         
(原文のまま)

2004115日(木)記

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