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四国八十八ケ所 第五十番札所 繁多寺

2014年10月09日 | 日記

四国八十八ケ所霊場 ご開創1200年記念のバスツアー巡拝 第8回  

平成26年7月28日 天気雨   第五十 東山  繁多寺を参詣しました

繁多寺は749~756年 女帝 孝謙天皇(在位749〜58)の勅願で 行基菩薩が 

90cmの薬師如来像を刻み安置したのが 初まりとされています

その後 寺は荒廃 伊予の入道頼義・堯蓮(ぎょううん)老師によって

「光明寺」と号して再興され 810〜824年 弘法大師がこの地を訪れ

 寺に逗留され「東山・繁多寺」と改め、霊場に定めたそうです

繁多寺境内

 山門

 

山門をくぐると 左に 地蔵堂とお地蔵さん

右手に手水場 上段に 鐘楼

梵鐘 と天井絵

鐘楼は1696年 法雲律師という人が 人々から わずかずつお金を集めて造ったそうです。

鐘の表には 本尊の薬師如来の梵字と 「元禄九年(1696)丙子三月」の文字が刻まれ

 裏には歓喜天の梵字が刻まれているそうです 天井絵は近年改修した時 中国古来の

孝子24人の話の 御伽草子の 挿絵24枚が描かれているそうです

鐘楼の左手に  弁天堂

 

本堂の左 石の鳥居と歓喜天堂

徳川四代将軍家綱の念持仏(個人が身近で礼拝するための仏さま)

三体のうちの一つ 大聖歓喜天が祀られていると伝えられ

除災 厄除け 招福 夫婦和合、商売繁盛などのご利益があり 

また 何かを断ちたいとき 歓喜天好物の「大根を絶ちます」と祈願すると

効能があるそうです ただし 約束を守らないと罰がくだるといわれています 

 

毘沙門天堂(別名 多聞天)

七難即滅 七福即生の霊験があり 商売繁盛の福の神さまです

 

本堂

ご本尊の薬師如来坐像は 天平年間(749~756)の

 行基 創建のときの 作と伝えられる秘仏です

大師堂

   

大師堂 本堂との間に 大師銅像  お地蔵さん   法界塔(供養塔) 

 

大師堂と向い合せに 南無興教(こうぎょう)大師像

真言宗の中興の祖と仰がれた覚鑁上人 が祀られています

         

繁多寺は 時宗の開祖 一遍上人(1239~1289)のゆかりの寺として知られています

一遍上人は伊予の名門武士 河野通廣公の次男で 父のすすめで

7歳にして仏門に入り 青年期 繁多寺に 三か月参籠し修行され

上人晩年の1288年 亡父河野通廣から相伝した 浄土三部経を 

この寺に奉納され その翌年神戸 真光寺で五十歳の生涯を終えたといいます

 繁多寺を最後に 8回目の巡拝打ち止めです 

おしまい


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