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奥山文弥のフィッシングカレッジ

魚の生態、水辺自然環境。釣りを介した人との出会い。家族・親子の釣りが楽しい。東京海洋大学フィッシング・カレッジの情報も。

釣りに行こう。ちょっと勉強しよう。5月のご案内

2009-04-29 | フィッシング・カレッジ
 5月13日(月)の講座
5月16日(土)の釣行会
両方とも楽しさ、そして興味深々です。

気になる釣り場の環境にスポットを当てました。

釣行会は日原川の渓谷に設定された東京トラウトカントリーで、バーベキューをしながら渓流釣りを行います。癒し効果抜群です。

フィッシングカレッジのホームページもよろしくお願いします。

マルタ産卵中

2009-04-29 | 自然科学・生態
多摩川にはいくつもの自然環境団体がありますが、私は美しい多摩川フォーラムと、奥多摩川友愛会に参加しています。
 今日は前者のアユ遡上観察会。
 二ヶ領宿川原の堰(通称・登戸の堰)でピョンピョン跳ねるアユの姿を期待していましたが、残念ながら、今日は見られませんでした。
 その代わり、アユの群れが既に、苔をキラッ、キラッと食むのを見ることができました。
 そして、、、、、。

 バシャバシャ!!!!

マルタの産卵です。

先日は上流羽村の堰で見られましたが今日は下流で、、、。

そうです。春は多摩川の上流から下流まで、一気にやってくるのです。
上流には上流の生態があり、下流には下流の生態があるのです。

マルタの産卵床では、ニゴイやウグイ、コイが卵を奪いあいます。
海からの恵みを一生懸命得ようと必死です。

全部食べられてしまうわけではありません。すでに孵化したマルタの稚魚と思われる超小魚が流れのゆるい場所にたくさん群れていました。

廃水処理がよくなって、水が少しきれいになった多摩川。野性の命はその環境に見事に適応しているように思われました。



マルタの産卵床の中、または下流側には卵を狙う魚も。コイ、ニゴイ、ウグイ、たぶんヨシノボリなどハゼ系も。

まるでサケの産卵床についているニジマスやイワナのようだ。(笑)





体罰って?

2009-04-28 | 奥山の独り言
 体罰事件の決着がついたそううです。

関連記事 はこちら

私も2児の父として、教育やしつけには気を使っています。

 この事件は、悪ふざけを注意した先生のお尻を生徒が2度蹴って逃げ、教師が追いかけて胸ぐらをつかみ「2度とするな!」と大声で叱ったものです。
 
 ここからは私の意見です。

 こんなのは体罰じゃないです。私が小学校6年のとき、愛知県から引っ越してきた時は、そりゃもう悲惨でした。

 春休みの引っ越しが終わり、団地に住む、同学年の子に6年1組になったと告げると「かわいそうに」と言われましたがなんのこっちゃ?と思ってました。

 
 その6年1組の担任の先生は、口より先に手が出る先生でした。忘れもの、給食の残し、悪ふざけ、何でも間でもビンタでした。「グーで殴らないだけましに思え」とも言われましたね。

 さらに私は田舎者扱いされ(先生からですよ)、よそ者扱いされて、机は一番後ろの掃除道具入れの前に、、、。

 そりゃ私はワルガキでいたずらっ子でしたよ。言葉つかいも愛知県出身なので、東京の人には結構きつい方だったと思ってます。これは今でも言われます(笑)

 私以外にもバシバシ叩かれていた子は何人もいて、親が教育委員会に行こうとしたら、PTA関係の方から「人質を取られているのでやめてほしい。」と止められたそうです。

 女子は叩かれなかったので、中には「先生は愛情もって叩いてくれているのだ。」と言っている子もいましたが、私は全く愛情は感じませんでした。

胸ぐらつかまれて大声で怒られたぐらいだったら愛情を感じたかもしれませんね(笑)

 1年間で何十回ですからね。普通(基準はわかりませんが)、1回叩いたら、そんなに叩かないでしょう。

 優等生にはお母さんは大学卒だから偉いとか、そうでない子にはお前の親は高卒だからお前をこんな奴にしか育てられないのだとか、今から思うと信じられないようなことも言いましたよ。

 とにかく思い通りにならないとすぐに暴力。黒板に書いているときチョークが折れたらムッとしてそのチョークを振り向きざまに無差別に生徒に投げていましたから。ノートで顔を防御したものです。

 あとで聞いたら、その時期、奥さんとうまくいってなかったとか。、、、。

許さん!!ストレスのはけ口に私たち叩いていたのか、、、。

今となっては私の教師はこうだったと笑い話でしょうけれど、当時はきつかった。精神力が弱かったら不登校になるところだったと自分を褒めているのです。

 その先生だけは今でも憎んでいます。どのぐらい憎んでいるかと言うと「会いたくない」レベルでなく、もし同窓会があったら、行ってブン殴ってやりたいぐらいです。(笑)あ、学校は東京都北区立滝野川第一小学校です。

 話は変わって、最近でも学校には単純なワルガキではなく、卑劣ないたずらや、顔が見えないようにメールやネットを使って悪いことする奴らがいるそうですね。
いじめにしても主犯が誰だかわからなくするような、、、。

 先生も注意したり叱ったりすると逆ギレされてしまうわけです。

 ですから先生も本当の意味では教育、しつけプラス自己防衛も必要です。
 要するに生徒になめられている場合は一番厄介です。「あの先生はヤバい」と思われるか、尊敬されればなめられることもありません。
 もし先生がなめられているなら、仲間の教師みんなで助けてやればいいと思うのですが、、、。教師同士の仲はどうなんでしょう?校長先生次第なのかな?
 長男の小6のときの担任の先生は、年下でしたが、保護者からも好かれるいい教師でした。

 あれ?私はどっちの味方?

 ともかく原田先生。(言っちゃった)私はあなたを絶対に忘れませんよ。体罰のニュースを見る度にあなたのことを思い出しているので、記憶が薄れません。
 
 本1冊書けるほど、エピソ-ドは多く、執筆の仕事にならないのでこの辺で止めときます。












ウグイの産卵

2009-04-27 | 自然科学・生態
 最近、多摩川に関する取材や観察会が多いのは、7月に「多摩川の本」を出版する予定だからです。
 美しい多摩川フォーラムの協力を得て出します。
 河川の環境だ何だというと、ネクタイをした先生方が出てきていろいろなことを言いますが、私は井田先生の教え通り、「現場で本物を見る」ことが大切だと思います。
 今、多摩川水系には自然環境団体がたくさんあってみんな一生懸命活動しています。美しい多摩川フォーラムもその一つです。
 春は下流からやってくるという人もいますが、山には山の春がやってきます。ヤマメがライズを始めたら春の到来。新緑が芽吹いたら春から初夏への移行です。

 今日は羽村の堰にウグイを見に行ってきました。
 マルタのときはウグイもでかくて40cm以上ありましたがここは下の写真のとおりの10cmぐらい。これでも親なのです。

 網で魚獲りやったらシマドジョウがとれました。ヌマエビがたくさんとれたので持って帰って水槽に入れました。

 釣りから学ぶことは多いけれど、プラス、玉網で小魚を取ると、見えなかった世界が見えます。

 29日は登戸の堰へ行きます。
5月9日は平井川で観察会します。

詳しくは美しい多摩川フォーラムのホームページからどうぞ。


5月のフィッシングカレッジ

2009-04-25 | フィッシング・カレッジ
 先日、奥多摩の日原川にできた東京トラウトカントリーに大学スタッフとともに出かけて来ました。
 奥多摩に初めてできたルアーフライ釣り場を、盛り上げたいとのこと。
 支配人はあのテンカラの巨匠、堀江渓愚さんです。

 単なる釣り場のおやじでなく、観光事業としてまたアカデミック(教育的)な場所として活用するために、東京海洋大学と連携し、開拓したいとのこと。

そこで5月の釣行会はここで渓流釣り&バーベキューを行います。

 募集は20名。

家族連れを歓迎いたします。

釣ったマスもそこで焼いて食べられマス。

詳しくはこちらを参照にしてください。

自他共楽

2009-04-22 | 奥山の独り言
 仲間に誘われて相模湾に出撃。出港直後「ワラサが跳ねてるよ。2つばらしちゃった」と電話。急行すると、そこには鳥山が、、、。
しかし我々にヒットはなく、鳥山も終わってしまった。

 魚たん反応があったのでジグや何やら試してみたが一向にヒットしない。すると僚船からまた「跳ねてるよ。」と連絡が、まったく嬉しい限りだ。

 しかしベイトの動きが早く、追いつくと沈むって感じでイタチごっこ。
そうこうしているうちに僚船にヒット。

 彼はひとりで操船していたが、でかそうなので、私が彼のボートに乗り移った。そしてバック&ゴーを繰り返し、、、、。
 40分後浮いてきたのがなんと、、、、。絶句!!!

 ばらしたら一大責任。しっかりとリーダーをつかみ、ギャフを掛ける。沖縄は宜野座、仲栄真船長仕込みの技で、一発で急所にグサッ。
どうじゃ、えっへん!

 凄い!たまらん。多摩蘭、玉乱!!!

でこの魚を取り込んだところで帰港時間となった。

 帰港後、彼は仲間たちに獲物を披露した後、解体ショーをやったあと、関係者みんなに配分した。

自他共楽である。

私もいただいた。

美味しかった。素敵だった。

 今度はまた、配る側になりたいものだ。



小離鰭の黄色が美しい。




脂もタップリ。遊漁船が出港する日も近い。


ヘラブナ釣りしました。

2009-04-22 | フィッシング・カレッジ
 場所は都下、秋川渓谷の手前にある山田橋のふもと、秋川フィッシングセンター。
戦力が眩しい日だった。
 インストラクーターは世界のマルキューから3名も。ボスの長岡寛さんは講義もしてくださったので、ご存じの方も多いはず。
 当日は9歳から70歳代まで文字通り老若男女が集まり、無心にウキを見つめた。
 ヘラブナ釣りはウキだけがたより、水中の情報はすべてウキで得るのだ。ウキがツンと力強く入っても、ピシッと合わせられなければ魚は掛らない。
 ネリエの練り具合も、原ブナの食欲の活性によって変えていかなければならないのが面白いが、外すと私のように全くアタリがない。
 私以外の参加者は、みんな楽しい刺激を受け、私は釣れない寂しさを感じて、ひとりビンドウもを仕掛け、魚取りに走った。
 結果、アブラハヤ、マブナ、オタマジャクシ、ヤマトヌマエビ、タイククバラタナゴ、ウグイ、モツゴ、モツゴ、オイカワ、ヨシノボリ、ナントカいとトンボのヤゴなどをゲットした。

 来月もよろしくお願いいたします。




釣らせるのに大忙しの私でした。



エサはマルキューパウダーベイトヘラとGTSを使用しました。



笑顔がやさしい樋浦先生




笑顔が可愛い高山先生。




釣らせまくりの長岡先生。


水路で獲れたマブナ




釣りエサの科学

2009-04-16 | フィッシング・カレッジ
 講師はマルキユー企画部次長の長岡寛さん。氏は長い年月、研究室長としてエサ作り一筋に燃えている男です。

 この魚にはこの餌、なぜそうなのか?などなど、釣り師ならずとも聞いてみたい内容が盛りだくさんでした。

 また今回からテーブルの配列を変えてサロン形式(会議かな?)で、聴講者全員参加型のスタイルに変えました。



長岡さんが指導してくださるヘラブナ釣り釣行会は明後日18日。楽しみです。






いよいよ明日です。

2009-04-12 | フィッシング・カレッジ
 

講演内容は
釣りエサの科学、講師はマルキューの長岡寛さんです。

長岡さんは研究者にして釣りのベテラン。その両方からの話を聞くことができます。

エサは淡水のヘラブナやコイから海水はクロダイやメジナ、イシダイにわたるまで多岐にカバーしていますから、皆さんの思っている疑問が一気に解消されると思います。

 場所は東京海洋大学品川キャンパス7号館、1F多目的研修室(いつもの場所です)

午後6時半からです。今回から参加者の交流を図れるように配慮しています。

皆さん待ってますよ。



ウグイとマルタウグイパート2

2009-04-12 | 自然科学・生態
 
多摩川のマルタ釣り、実は小ぶりのやつの中にウグイが混じっていたことがわかりましたね。
 で、二子玉川に通っている人が魚をキープしておいて2尾同時に撮った写真を送ってくれました。

これを見ると一目瞭然。

 マルタウグイは婚姻色の赤線が1本

 ウグイは3本。

ところで、ウグイの仲間は Tribolodon (トリボロドン)と言うのですが

ウグイはhakonensis(ハコネンシス)と言います。

ハコネ?どこかで聞いたような?

そうです。芦ノ湖のある箱根でサンプルを取ったことからそうなったみたいです。
 
英名はなく、そのまんまUGUIだそうです。

マルタウグイは Tribolodon brandti(トリボロドン ブランティ)
学名の由来はわかりませんが、

英名は
REDFIN、Pacific(パシフィックレッドフィン)だそうです。

パシフィック?ということは太平洋。つまり大西洋か、インド洋、地中海、またまたカリブかオーストラリア型が入りということなのかしら??


ちなみにIGFAの世界記録は

ウグイが1,0kg、
マルタが2,0kg

と言うことは先日の、、、、、、。









ウグイとマルタウグイ

2009-04-07 | 自然科学・生態
4月4日に多摩川に行ってきました。場所は先週と同じ二子玉川。
今回は次男も一緒だ。コイ釣り名人の藤田のおっちゃんの有人、キムラさんも来ていた。

 で、私は何と3投目でヒット。50cmのマルタ。あっけなく目標達成。
そして次男もトラウトロッドで、、、。ドラグが鳴りまくりだった。こっちは55cm。「お父さんのより大きい。」とシーバスに続いて言われてしまった。

 そのあと、コイを釣ってちょっと休憩。瀬付いている魚がいる場所は混んでいたのだが、木村さんの知り合いだというので、ちょっと混ぜてもらった。
 そうしたらここでは簡単に掛ってきた。

 ちょっと小ぶりのマルタ。
 
え?
ちょっと待った。
マルタじゃない。

 だってマルタの婚姻色は1本だもの。これは2本とうっすらその間に1本の合計3本。

 これってウグイじゃん。 尺バヤってのはよく聞くが、尺5寸ウグイはなかなか聞かない。多摩川はウグイも降海するのか。大した川である。



ウグイの水中写真。赤のラインは何本?


こっちは朝3投目で釣れたマルタウグイ。赤のラインは何本?




これはどっちかわかりますね。(木村さん提供)




対岸でコイと闘うキムラさんのブログも参考にしてほしい。



こっちは次男のファイト。凄いでしょ?メガバスのパガーニウルトラライトでここまで耐えるのって感じ。