奥山文弥のフィッシングカレッジ

魚の生態、水辺自然環境。釣りを介した人との出会い。家族・親子の釣りが楽しい。東京海洋大学フィッシング・カレッジの情報も。

花見

2008-03-31 | ファミリー
 3月29日(土)浅川に家族でコイ釣りを兼ねて出かけた。
 まず最初に1尾は長男がゲットいきなり68cmだ。昨日次男が釣った氏ー橋うよりもデカイ。
 続いて、と思ったが家内にはまったく掛からない。30分ほどしてやっと掛かったコイは、コンクリズレでブレイク。
 でも土手沿いの花見を楽しみながら場所移動。
 急流のポイントでパンを撒くと、コイが流新から湧きあがってきた。ここのコイは渓流魚か?
 このポイントで長男がすぐにゲットそして家内は2連続バラシ。「今日はおかしい。」といいながら釣り続け、やっと小型をゲットした。
 次男はト言えば昨日のシーバスで満喫したとかで「今日はいい」というそこで。私も家内のロッドを借り、すぐにバシッ。急流のコイは面白かった。
 対岸には桜。出店やお酒はないけど、我が家流の花見が終わった。


こんな急流にコイがいてドライフライにパクッ。



家内が釣った小ぶりのコイ。それでも55cmある。大型ラバーネットが欲しいものだ。

使用タックル

ロッド:ファントムフライ866(アルトモアS916)
リール:アブ156
ライン:エアセルWF6F
リーダー:アクロン2X9フィート
ティペット:FCスナイパー6ポンド
フライ:ショックパン(チヌ3号)




 

春休みの親子釣行

2008-03-31 | ファミリー
 春休みの3月28日、次男を連れてシーバス釣りに行ってきた。同行者は2代目の白畑義基さん。今日は親としてまだシーバスを釣ったことがない次男にいかにして釣らせるかが重要だったので、2代目との会話は楽しむ余裕もなかった。
 まず60gから80gのメタルジグを底まで沈め、早巻きさせることに苦労した。大人ならなんでもないことだが小3にはきつかったようだ。
 また子供に高級リールのミリオネアCVZを貸すわけにも行かない。で、貸したベイトリールでは巻きにくいと言うので、スピニングに変更。旧型のトーナメントを使わせた。スピニングの場合、着底がはっきり分からないことと、落ち込みアタリ(ジグが沈んで行く時のアタリ)がわかりにくいと言う欠点があるが、巻きで来るあたりのみを取る作戦にした。
 まわりでバンバン釣れているのに「眠い」とか「つかれた」とか言われて情けなかったが、1尾釣れると調子に乗って次々ヒットするようになった。水面でのバラシも多く、悲しんだり笑ったり、親バカフィッシングだった。
 釣れるときのシーバスは、ルアーフィッシングとしては管釣りのマスを釣らせるより簡単。しかも魚は全部野性である。
 また吉野屋はお子ちゃま対応なので、船内でも場所によってヒットのバラつきがある時は、そのこのポジションに行くように船を操作してくれることもうれしい。
 そうして船尾にいた我々に良いポイントをつけてくれたとき、本日最大の56cmがヒットした。
 その後50cm級を1尾追加し、8尾釣って体力の限界が来たのか、昼寝してしまった。ここからお父さんは自由に釣り始めたが、時合は去ってしまった。
 しかし最後に行った近場のポイントで落ち込みアタリを5尾取り、満足な結果となった。メバル2尾を含め22尾の釣果だった。


名所「風の塔」でのヒット。残念ながら水面で外れてしまった。




最大魚56cm。彼が持つとでかく見える。この画像は深川吉野屋のHPにも掲載された。ルアーはメガバスの新製品「銀平」80g



私の自慢は31cmのメバル。シーバスなら3倍、93cmの価値ありと自負。

使用タックル


ロッド:シルバーシャドウSSR63LC
リール:ミリオネアCVZ253
ライン:ディープワン(PE)1号
リーダー:Vハード6号
ルアー:銀平、スピードジグ、シーフラワー60g~80g

次男
ロッド:ベイマチックBVS602
リール:トーナメントX2500i
ライン:ディープワン1号
リーダー、ルアー同じ





ほのぼの

2008-03-31 | 淡水ルアー
 川場フィッシングプラザと言えばイトウ釣りで有名な場所、私にはそう言う印象が強いが、ここでは1時間と言うライセンスがあるので、短時間だがフライフィッシングをやってみた。受付のオバチャン(あとで聞いたら社長婦人)がマスクをしている私をみて「花粉症なの?大変ねえ。」と10分サービスしてくれた。
 現場は結構ほのぼのとしていて、たまたま隣にいたカップルはスプーンで結構釣っていた。ハリ外しをする彼氏は大変。
 私はドライフライで楽しい釣りができた。サイズは小型中心だったが、池一面ライズだらけ。手前で釣るのももったいないのでロングキャストして水面に漂わせておくと、パシャ。
 連発で釣れて1時間で20尾ぐらいは釣れたかな。超小型ブラウンや、ギンザケも混じって驚いた。
 ライセンスを戻しに行ったら管理人の大野さんが、私が以前出演していたTVなどを見ていてくれたとかで、ニコニコ顔で迎えてくれた。コーヒーまでご馳走になりありがとうございました。おっと待ち合わせに時間がということで現座をあとにした。
 大野さん夫婦は非常にナイス方々で、釣場のなごみは彼等の影響かと感心した。




大野さん夫妻。イトウの魅力について語ってくれた。釣りに夢中にならないで枯れたの話を聞くのもいい。今度はそうしよう。


使用タックル

ロッド:セージ9フィート6番
リール:アルトモアS300
ライン:エアセルシュープリーム2 WF6F
リーダー:アクロン9フィート4X
ティペット:トルネード0,8号
フライ:アダムスパラシュート


異風景

2008-03-22 | 自然科学・生態
 ノッコミとは産卵を控えた魚が浅場に突っかけてくることを言う、釣り用語である。特にメスの大型魚が釣れるので、クロダイの場合は春の今の時期がチャンスだ。
 私達も出かけてきたが、釣ったあとはタグ&リリース。
 リリースすべき魚と、持って帰って食卓を飾る魚の境界は自分の中でははっきりしているつもり。
 50cmを釣りたければ40cmをリリースすべしと、地元のベテランのオジサンに言われたこともある。
 私は学生の頃、尺ヤマメを釣りたければ28cmをリリースすべきだと仲間内で強調し、食べる派の友人達と大喧嘩になったことを思いだした。今思えば凄かったと思う。ヤマメのリリースで殴りあいになっちゃうんだから。
 20年ほど前、日光の中禅寺湖畔で休憩しているとき、岸から一人のフライマンが40cmほどのサクラマスをヒットさせリリースした。
彼は「60cmのブラウンを釣りたければ50cmのブラウンをリリースするほうがよい。」殺したらせっかく50cmに育った魚が自分の目的サイズにならないのだと。
 そして60cmを釣ったら70cmに成長して欲しいのでまた逃がすのだ。と。
 彼こそが、ブラウントラウトの日本記録である、80,5cmを本栖湖で釣り上げた、降旗章さんだ。今頃どうしているだろうか?



 50cmのクロダイを釣りたいのでなんの抵抗もなくリリースできる。今回釣ったのは自己記録魚46cm1,85kg。タグ&リリースである。マスをリリースする風景と全然違うシチュエーション。ここは岸からリリースできるが、たいていの場合、堤防からドボン、あるいはネットに入れて水面まで。




北里大学水産学部の先輩でもあり、クロダイ釣りの師匠長岡寛さんもこの日釣ったキチヌ(キビレ)の42cmをリリース。タグを打つ前に放しちゃった。

トップの写真は山本恵子さんの51cm、2,3kg。これもタグを釣ってリリース。

彼女のタックル

ロッド・がまかつ汐来坊フカセ50
リール・ダイワトーナメントX2500C
ライン・サンライントラウティストワイルド 2号(8ポンド)
ハリス・トルネードVハード1,5号
ハリ・がまオキアミチヌ2号
ウキ・彩ウキ3B

エサ・ウルトラバイトαくわせオキアミスペシャルM
コマセ・オキアミ・白チヌSP(ウルトラバイトα)
    チヌパワー日本海




え?かまぼこ?

2008-03-20 | フォレストスプリングス
 最近魚の食育が注目されているが、小田原の食文化に名物かまぼこは欠かせない。中でも創業143年の鈴廣かまぼこは有名。
 ほら、正月の箱根駅伝の小田原中継地点のあのデッカイかまぼこやさん。覚えているでしょ?
 釣りも実は食育をになっていて、釣った魚は新鮮で美味しい。しかも偽装がない。自分で食べるのだから偽装する必要もない。人に差し上げるときも自慢話が加わるからありえない(笑)
 開成フォレストスプリングスのマスたちは、福島の林養魚場の清水で育ったますだからまったく心配ないのだ。
 今回は、鈴廣かまぼこのファンクラブとも言うべき「如しクラブ」のメンバーを募り、平日に少人数制で釣り教室を行った。釣った魚を美味しく食べる。がテーマだ。
 少人数なので、せっかくだからとフライフィッシングを行った。欧州発祥のこの釣り方もかまぼこのように文化的、伝統的である。
 開成フォレストスプリングスでは水生昆虫の羽化が多い日があり、これを水面で捕食するマスを釣るには、虫に似せた毛ばり(フライ)を使うフライフィッシングがピッタリ合う日も多々ある。
 今日がまさにその日だ。
 6名参加の中の4名は今日が釣りデビュー。フライの投げ方、道具の扱い方を教えていざスタート。


フライラインは、ねえスパゲッティみたいでしょ?でも食べられないよ。


キャスティング(フライを投げる)練習中にいきなり釣れちゃった。水面に浮いているフライをパクリ。


わけが分からないけどウレシー。でもこのあとが大変だった。


こちらは手馴れた参加者、すぐに連発モード突入。



かの文豪・開高健もその釣り紀行の中でよく言った「何故か女性に大物が掛かる」と。アワセ(魚の口にハリを引っ掛けること)のタイミングがつかめないと言っていた女性は、ウキ釣り(魚が水中のフライに食いつくと、ウキに反応が出る)ですぐに大物を掛けたが、、、。



よっしゃ、釣ったドォ~!と大喜び。スタッフの大輪さんに釣らせてもらいましたが、最初の魚はうれしい。


昼食は開成名物「トラウトカレー」をもぐもぐ。ハウスでゆっくりくつろぎたい気持ちと、後半戦を早くやりたい気持ちが戦っています。(笑)



あれ、ニジマスじゃない!これがブラウンです。シューベルト作曲の「ます」のモデルになったと言われている珍しい貴重な魚です。



ムフフ。私もツーショットに加わります。これはスティールヘッドかな?(降海型ニジマス)ギンピカで美しい魚でした。



で最後は、魚の捌き方、調理方法を習いました。釣った魚を美味しく食べる。これも釣りの醍醐味の1つですね。そうそう、開成フォレストスプリングスのニジマスは35cmぐらいより大きいサイズは赤身です。「え、これがニジマス?」と鈴廣かまぼこの社長がいらっしゃった時には驚いていました。食のベテランが誉めてくれてので、味は保証済みデス。



この日新たなフライフィッシャーが誕生しました。末永く楽しんでくださいね。
幹事のN江さん、お疲れ様でした。氷、発泡スティロール箱、写真撮影にドタバタ。あれ、写真が全然ない。

で、最後に彼女とツーショット



開成にはこんなスーパーサイズがいっぱい泳いでいる。今回も結構切られてたよね。いつかきっと釣り上げてくださいね。そして将来はカナダのサーモン、スティールヘッドだあ~。


尚開成フォレストスプリングスのフライ教室は4月以降も継続します。

次回は4月5日(土)です。よろしくお願いいたします。













小菅川キャッチ&リリース区間にて

2008-03-18 | 淡水ルアー
 小菅川キャッチ&リリース区間に解禁日に出かけたレポートはすでにお伝えしたが、実はこのとき大失態を演じた。
 こともあろうに、写真のハンドメイド(ピンクの手編み)のネットを河原に置き忘れてしまったのだ。夕刻、小菅トラウトガーデンの堀江さんに見に行ってもらったが、すでに遅し、そこにはなかった。
 置き忘れ場所は、キャッチ&リリース区間の最下流の川が左へカーブして岩盤のあるポイントと言えば知っている人も多いでしょう。
 この日の模様は3月25日発売のアングリングファンに掲載されそのネットも当然写真が出る。どなたか拾った方、どこかに届けられているのを知っているかた、小菅トラウトガーデンの堀江溪愚さんまでお知らせ願えませんか?



このピンクのネットです。結構目立ちます。よろしくお願いいたします。

 

雪代の白河

2008-03-15 | フォレストスプリングス
3月13日(木)出張があり一日早めに白河FSへ行った。今、プラグ、特にクランクベイトでのルアーのテクニックを習得しようと修行中なので、フライフィッシングをやりたい気持ちを押さえ午前中はルアーでやった。
 結果は、あらま、こんなに魚がいたの?と驚くほど釣れた。しかし私にはブラウン、イワナのオンパレード。でヤマメが1尾。中には野生化したようなヒレピンフィッシュも混じった。
 その数がスゴイ。(と私は思う)午前中4時間ほどでブラウン12尾、イワナ20尾ぐらいか?ヒットはその倍以上。ホントにここはフォレスト?
 マネージャーの湯田さんが「水が濁ったから、ルアーは見破られにくくていいですよ。」と言っていたのを思いだした。
 白河へ行くなら今がチャンス。雪解けが終わるとまたいつもの渋いFSに変わるかも。なにぶんに自然一体型なので、たまにいくと状況が分からない。慣れている人は刻一刻と変わり行く状況に対応するが、私は無理。たまたま今回のように良い状況に出くわすか、偶然魚が固まっている場所に当たらないと釣れましぇーン。
 マネージャーに「最近上手になりましたね。」とお誉めの言葉を頂戴しました。次回釣れなかったらどうしましょ?

カメラ:FOMA F704i

好評!開成フライフィッシング教室

2008-03-10 | フォレストスプリングス
 この教室は、フライフィッシングをより面白く、より深く楽しんでいただこうと始まったものだ。とくに開成はバックスペースがほとんどないので、ロールキャストが有効だが、バックキャストの釣りになれ過ぎている人は、ロールキャストが苦手。やっているのを見ても、無理して投げてるって感じだ。
 ロールキャストこそ、腕の力をフライロッドにスムーズに伝えてラインに伝達し、1回の振りでキャストすると言う楽な方法なのに、ちょっとしたコツが理解できないために、、、、、。というお客さんを相手に始まったサービスだ。
 当日は教室の前にフライ歴30年と言うIさんにちょっと手ほどきをしたら感激してくれたのがうれしかった。
 参加者の中には以前出版した拙著を持ってきてくれて「サインして。」ホントに感謝感激です。
 10名限定。1日券を購入してくれた人は参加費無料。満席になったことは一度しかないのでホントに少人数制。フライタイイング(有料)もできるのでぜひどうぞ。
 教室受ける暇があったら、釣りに費やし、1尾でも多く釣りたいと思っているアナタ。1回受講すれば、次回からは開成のすべての場所でフライが振れますぜ。
 講師は、スタッフの大輪氏と私、優しい先生です。(本当)
 大輪さんは昼休みに、子供達を釣らせるために大忙し。私は3月19日に行われる鈴廣かまぼこの釣り教室の打ち合わせで鈴廣かまぼこ広報室の美女と食事。ウーム幸せ!大輪さんゴメンナサイ。
 来月のフライ教室は4月5日(土)お待ちして鱒。


渓流情報

2008-03-10 | フィッシング・カレッジ
 私が校長だからってルアーやフライフィッシングだけではない。今回の釣りはエサ釣り。渓流竿でヤマメやニジマスを狙った。
 エサは、大学に協賛してくれているマルキューの生イクラと、渓流王ブドウムシ。がまかつ製の出来合いの渓流仕掛けをセットするだけと言う至れり尽くせりの手はずで釣りが始まった。
 結果、小型ニジマスや、ヤマメ、大型残りマスまでが登場し、なんとフィッシング・カレッジ初のイワナも登場。
 3月1日の解禁日から度々川へ出かけている私だが、今回の釣行は楽しかった。
どこの川も昨年の台風でやられて、砂利で埋まったり、川がストレートになってしまったりと、回復に何年も要するだおるという被害を受けたが、それでも春になれば解禁し、魚は放流され、一部は生き残り、産卵する。
 台風の災害だって最初に食s隣しなければここまで被害は大きくないだろう。
昼は堀江溪愚翁がいる小菅トラウトガーデンの鱒の庭で昼食、そしてフィッシング。小菅の水で育ったヒレピンニジマスの引きに圧倒されて終了した。


がま渓流を借りてニジマスを釣った小学4年生。



海洋大生、コバヤシくんが釣ったイワナ。


トラウトガーデンでニジマスを楽しむ私。ヒキが強いよ。

来月のフィッシングカレッジはヘラブナ、リンクからホームページを見てね。




祝・卒業

2008-03-07 | クラーク記念国際高校
 初めてお目に掛かる三浦雄一郎校長の立派なそして励ましの挨拶があり、生徒達地、先生達も感動や感謝の気持ちをいっぱいに表現した。
 一般の公立高校などの卒業式とはちょっと違い上手く表現できないが、紅白歌合戦の終わりごろのような感じだった。
 高校生活のなかで目だった存在の生徒だけが幸せになるのではない。すべての生徒はこれから自ら羽ばたくことにより、有意義な、そして幸せな生活が待っているはずだ。
 少なくともフィッシングゼミで私の講義を受けた生徒には、この1年間、自然から学んだ心の充足を生かして欲しいと願う。
 ボンボヤージ・アディオス。

サケマス魚類の分かる話

2008-03-04 | フィッシング・カレッジ
 1日から3日間、取材もあって連チャンで川へ出かけた。さすがに激戦区はルアー棒引きだけでは食いつかず、ビシビシと動かして約30尾ほどゲット。
 ミノーの超早引きでガツーンとヒットするのはヒレピンの年越フィッシュだけ。(美しい)
 さすがに3日目は疲れて、ルアーは不発。ライズしていたので反則技。フライwロッドを取り出してボウズを逃れた。しかしコカゲロウにライズするヤマメをドンピシャで釣ったのでそれ1尾で止めて帰宅。
 そして4日はフィッシングカレッジ。井田先生と阿部先生に、環境とサケマス魚類の話を、、、。元気が出た。サケマス好きな人で来なかった人は残念。というより絶対損だね。(笑)
 明日も大学。写真はしばらくしたらアップします。