奥山文弥のフィッシングカレッジ

魚の生態、水辺自然環境。釣りを介した人との出会い。家族・親子の釣りが楽しい。東京海洋大学フィッシング・カレッジの情報も。

ソルトフライ不発続き

2007-07-30 | ソルトウォーター
 長井漆山港の青木丸(HPなし)は、散水機を積んでいるので、船べりまで魚を寄せて釣ることができる。フライフィッシングでカツオやシイラを釣りたいと思うなら、佐島~新井の散水機船に乗るしかない。
 青木丸を筆頭に、丸伊丸、鈴清丸、かねい丸、丸八丸、保夫丸、にぜむ丸、旦丸、同乗隠居丸、平円丸、相洋丸、貴雅丸、その他である。けっこうあるもんだ。
 私は89年から青木丸に乗っているので、予約が撮れない時以外は、他の船には乗っていない。船長との意気投合も大事だし、言葉使いの悪さ日本一とも言われる長井の漁師とタメ口聞くのも楽しいと思っている。
 家族や仲間達もシイラ、カツオ、マグロ釣りを楽しませてもらったりしている。ルアーやフライはもちろん、釣りとして考えるならエサ釣り(ライブベイト)もボウズがなくって面白いと言うこともここで釣りをして思うようになった。
 しかし、なぜここに行き続けるのか?それはフライフィッシングがしたいからである。他地域の船ではそれができないのである。
 さらにしかし、今年はフライロッドの出番がまだない。
 散水機に魚が付かないのである。
 我が3本のフライロッド、そしてフライリールは、海水を浴びまくって帰ってくるだけなのである。
 その間にも、仲間達はルアーやエサ掛けでデカイを釣っているのだ。フィッシュ&フィンズのマドンナはいきなり112cmのシイラを釣った。さすがである。
 船長の奥さんによれば、他の日に散々フライで釣りまくった人もたくさんいるらしい。しかし私は当たらない。例のマグロイを釣って運を使い果たしたか?
 今年のフライデビューはいつになるのか。

セージRPLX1290
オービスとライデントTL9012
GルーミスIMX12番

エイベルビッグゲーム #4
 同         #2
ビリーペイトターポン





流れ藻のまわりに付いていたマツダイはルアーで。言っとくけど松平健じゃないよ。


マリちゃんが釣った112cm。りっぱりっぱ。これをフライで釣りたいのよね、マスター!

念願の

2007-07-30 | 自然科学・生態
 場所は清水港。遠州灘にある大きな港のすぐ外洋はドン深で、新怪魚までいるほどなのだが、湾の中は意外にもドヨーンとしている奇妙な港である。
 静岡市と合併したため、今は清水町だが、私は20年ほど前、ここの外側の実穂海岸~安倍川河口にかけて、80cmオーバーかつ、5kgオーバーのスズキを釣るべく通ったものだ。今では富津の干潟のほうが可能性が高いが、当時はその情報はなかった。
 で87cm、5,7kgという太ったスズキをソルティーブラウニー14cm、アモルファスウィスカーパシフィックファントム10フィート。トーナメントSS4000、ラインはソラロームⅡ12ポンドで釣った。みな懐かしいタックルである。
 さて今回は、清水港の内側で、クロダイのウキフカセ釣りをした。一箇所コマセを撒きながら釣るので、前打ちや、ヘチの釣り師が何人も通り過ぎる。ある一人の釣り師が通りすぎ帰ってきたときに「4枚釣れました。」なんていうものだから「ここは凄いぞ」と期待していたら、ついに来た。
 まずキチヌが私と同行の長岡先輩(北里大学水産学部7期生)に1枚づつ、続いてクロダイが長岡先輩に。
 そしてついに私にも。今年初のクロダイである。
 ボラの死骸が流れていた。旧貯木状なので、材木のエキスで茶色くなっている海水。お世辞にも美しいとはいえないこの環境にクロダイがいる。
 クロダイって変な魚である。でもうれしい。あのいぶし銀。まさにタイという体型。
 今やクロダイはポッパーやフライでも釣れることがわかってきている。しかし私はウキ釣りで攻め続けたい。じつは落としこみもやって見たいけど、、、。

 竿:がまかつチヌ競技スペシャルⅡ1号53
リール:トーナメントX2500C
ライン:ハイビジ6ポンド(1,5号)
ハリス:Vハード1,25号
ハリ:遠投チヌ3号
エサ:くわせオキアミスーパーハードチヌL

カメラ:オリンパスμ720SW

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私も釣ったぞ!

2007-07-30 | ソルトウォーター
 息子がキハダを釣った翌々日、私は真鶴岩港から松本釣具店のオーナー、松本修さんのGrace号に乗って相模湾を徘徊した。
 青木丸と違って活き餌はない。トリヤマを追いかけてひたすらボイルする魚にルアーを投げ続けるのだ。
 午前中はノーヒット。そして遊漁船が去った午後2時過ぎ。ドバッと私のポッパーに出たのはキメジだった。クロマグロかと思って期待していたのだが、引きは意外にもそんなに強くなかった。
 ハイライトはその後にやってきた。JGFAの日本記録を多く釣っている奥様の松本泰子さんにビッグヒットだ。これもポッパーに出た。
 引き寄せて見るとデッカイカツオだった。恐らく7~8kgはあるだろう。日本記録間違いなしのサイズだった。
 ところが、あの重低音のサウンドなしにサメが現れ、一撃で頭だけになった。「あーあ。」とため息をつく暇もなくもう一尾が船底から現れ今度は頭を。
 無論ポッパーもサメの口の中。写真を撮るまもなく、ラインを切って行った。いや、80ポンドのリーダーを噛み切って行った。
 恐るべし相模湾。以前私がウエットスーツを着て飛び込んで水中写真を撮ろうとしたら「ダメだ。デッカイサメがいる。」と言われたが、相模湾には300kgを越すアオザメがうようよしているらしい。全長にして5mを越すとか、、、。
 驚愕である。遊漁船が多いほうがサメが各船に分散していいのかもしれないと思うほどである。
 でも次回はきっと、、、。頑張りましょうね。松本さん。

息子とマグロ

2007-07-24 | ソルトウォーター
 この日が空けているはずの梅雨が明けておらず曇天。そして雨。我が第2青木丸は探せど探せどいいナブラに当たらず、午前中はボウズ。この頃正夫丸は一生に何回あるかわからんと言うほどのナブラに当たったそうだ。
 で、我々は貧家の中にも、息子が7,2kgのキハダを釣った。オヤジは70cm級シイラをエドニスで2枚。でもヨカッタ。
 息子はこの後カツオも釣って、同乗のTVチャンピオンさかなクン2代目の白畑氏と記念撮影。終わり良ければすべてよし。

クロマグロ

2007-07-20 | ソルトウォーター
 最近は水産物の流通、出何処、安全、つまりトレーサビリティーが注目を浴びている。今日は仕事の都合で行けなかったが、シーフードショーでそんなセミナーを海洋大が主催で行った。
 私達釣り師はシアワセである。釣った魚は最も新鮮である。何処で殺され、どういう方法で、どこで保存されたかも全部自分の管理下にある。
 で、我が家では先月のマグロを食べてみた。クロマグロのおおとろブロックを冷凍しておいたものを解凍したのだ。
 やっぱり脂が凄い、あまりにも凄すぎる。DHAの塊か?
 次男は「美味しい、美味しい」と贅沢にもバクバク食べていたが、長男は一切れ食べて、あとは加熱した。
 私も今度は何時食べられるかわからないので、4切れほど食べた。やっぱり我が家のような下流家族は、おおとろよりも、赤身が美味しい。
 明日は、相模湾。キメジとカツオが釣れていると言う。魚グルメのマスターと行くから、楽しみだ。

ブラウンラッシュが、、、、。

2007-07-19 | フォレストスプリングス
 やってくれるなフォレストスプリングス。この夏は白河、そして開成でブラウントラウトフィーバーだ。夏はトラウトはオフだって?とんでもない。夏こそ活性バリバリのトラウトシーズンだ。
 最近の流行りは水面で釣る。そしてベイトキャスティングで釣る。というスタイルだ。
 スプーンを引いて勝手に掛かってくる魚を釣るだけの単調な釣りはおしまい。競争しないアングラーは1尾1尾を楽しんでいるのだ。
 で、ブラウントラウトはその釣りにピッタリ。ミノーイングは最もエントリーレベルだが、トップウォーターに炸裂する姿は立派、立派。中禅寺湖あたりだと、セミがいいが、フォレストではトンボをイメージしよう。
 養殖事情もあってなかなか数の少ないブラウンだが、林養魚場の直営というメリットをいかし、フォレストスプリングスにはブラウンがいっぱい。
 ドピーカンだとやっぱり活性は鈍るから天気がぐずついたら行ってみよう。常連は雨の中だとトップで連発だよ~。と言っていたほどだ。そしてブラウンも美味しいマスだ。何匹かは持ち帰って、夏バテしないようにDHAやビタミンを補給しよう。
 フライで釣るならもちろんマドラーみたいなデッカイドライフライもいいぞ。

海の日のイベント

2007-07-17 | フィッシング・カレッジ
 6月12日の東京海洋大学フィッシング・カレッジの際に長男がさかなクンにサインをもらった。シイラの絵も描いてもらった。「いいなあ兄ちゃん」と次男が羨ましそう。
 そこで今回は7月16日の「海の日」のイベントで、海洋大越中島キャンパス(旧・商船大)にて行われた海の日のイベントに参加した。
 大学にはいつもと違うちびっ子達がたくさん。そう、みんなさかなクンに会いに来ているのだ。我が家も同じ。
 講演中にもすらすらと絵を描きながら魚の解説を楽しそうにするさかなクン。講演を聞いて息子達も感激。
 サインをもらったが「好きな魚は?」と聞かれて「シーラカンス」と答えた次男。「ギョギョ?」とさかなクンが思ったかどうかは知らないが、しかし「シーラカンスはねえ、」と解説しながら絵を描き始めた。みんなが驚いた。まさかシーラカンスまで、、、、。これには海洋大高井額長もビックリ。
 TVチャンピオン5連続優勝者はヤッパリスゴイ。いつも前向きに勉強するその姿、息子達が彼を尊敬して何か夢中になるもので得意なものを見つけて欲しいと願う。


「ほほう。」と高井学長(左から2番目)も感心感心。それにしても息子たちのうれしそうなこと。この本は我が家の宝になるだろう。



夏期講習

2007-07-15 | クラーク記念国際高校
 クラーク記念国際高校の夏期講習でフィッシング班は、千葉県の保田へ出かけた。初日は風が強すぎたが、なんとか風裏を探し、堤防釣り。イワシやマメアジ、コサバが遊んでくれた。
 2日目は船に乗り、テンビン仕掛けで小物釣り、しょっぱなから小型マダイが釣れて盛り上がったが、その後はシロギスや、メゴチ、いつものトラギスなどが連発。釣った生徒はウハウハだったが船長が「いつもより釣れないねー。」言っていた。いつも思うのだが、何故か女に大物は掛かるのであった。シロギス最大、メゴチ最大共に女子が釣った魚だったから。開高巨匠は正しかった。
 私はシロギスを泳がせマゴチあるいはヒラメをゲットしようとしたが、不発に終わった。
 船酔いも続出だったが立ち直って釣りを再開する生徒、起きては寝て釣り生徒、ずっと寝ている生徒、その根性と性格が分かる釣りだった。 
 しかしこの雨、まったくこんな時期に講習を開催する学校のスケジュールだから仕方がないのか。雨の降らない年もあるけどね。
 他にも乗馬や、ダイビングもあって、そちらに参加した生徒は楽しめたのだろうか。
 来年は沖へ出てシイラでもやるかな。


恋のからさわぎ

2007-07-04 | 自然科学・生態
 伊豆の赤沢へは、昨年から海底調査で行っているが、我々の調査以外にもダイバーは多い。とくに講習や、ファンダイブだと若い女性の姿も多く見られる。
 しかし昨年のこの時期は寒かったので、みんなドライスーツ。ビキニがまぶしい女性の姿は見られなかった。しかし今年は、、、。先週の大磯にもいっぱいいたし、赤沢にも、、。
 で海中はどうだったかと言うと、アオリイカが産卵真っ最中!つまりアレですよ。それも集団で。
 アオリイカはいっぺんにドバッとタマゴを生むのではなく、カップルが交尾して、メスが海草に(今回は漁礁だったけど)一個生んでまた、カップルで交尾して、、、。つまりタマゴを30個生むために、30回交尾するわけです。カップルは無差別乱交と言うわけでなく、決まった相手と繰り返すようだった。
 人間もこのぐらい元気が欲しいと思うが、寿命が一年のアオリイカは、超例外を除いてこのあと死ぬ。サケと同じように。でもサケは回数が少ない。アナタならどっちがいいですか?(開高巨匠の口調で)。
 だから釣りは止められない。
 ちなみに9月30日まで親とあたらな子の保護で禁漁でした。納得。

月、月、火水木、金金、、、。

2007-07-01 | クラーク記念国際高校
 1週間釣りマクリってのも、若い頃なら歓迎だが、この歳になると堪えるなあ。毎日スティールヘッドなら良いけど全部違う魚種、違う釣りかただもの。
月曜 福島県・裏磐梯フォレストスプリングス
火曜 千葉県・保田海岸(写真のアオリイカ)
水曜 神奈川県・開成フォレストスプリングス
木曜 静岡県・浜名湖
金曜 東京都・市谷(あの釣り場です)
土曜 神奈川県・大磯港

で一週間ブログの更新出来なかった。帰宅したらヘロヘロだから。

 明日から静岡県赤沢で海底調査&オプションフィッシング。たぶん潜ってエギを拾い、アオリイカを狙うことになるだろう。
 いまニコノスの準備がやっと終わった。フィルムカメラだが、このカメラのUWニッコール15mmレンズは捨てがたい。

 しかしねえ、忙しすぎるってのも、、、、。釣りや魚を相手に商売しているから仕方がないか?誰かに贅沢だ。と言われても心の中は、
たすけて~。タスケテ~。助けて~!!!ってな感じ。」老眼も来たし、、、。腹も出たし、それをジョシコーセーにも指摘されたし(悲)



ふだん見慣れた風景も



下から見るとこんな感じ(オリンパスμ720SWで撮影)





クラーク高・校浜松キャンパスのマドンナ。いま発売中のつりマガジンに出ています。
(携帯で撮影)