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奥山文弥のフィッシングカレッジ

魚の生態、水辺自然環境。釣りを介した人との出会い。家族・親子の釣りが楽しい。東京海洋大学フィッシング・カレッジの情報も。

格闘中!

2009-03-26 | 大学、教育
 別にクロマグロと闘ったわけではありません。ウエブ製作です。私はずっとマスターに頼りっきりで、、、。
 しかしやっぱり自分で管理しなきゃいけないと奮起し、この3月末からやってます。
 慣れた方なら数時間で作ってしまえそうなウエブをもう3かも掛っているのに完成しません。今日も8時間戦いました。が、まだまだ続きます。

「誰でも簡単に作れるウエブ製作ソフト」っているのも導入し、やってますが、私はその「誰でも」以下の人間か?ハッキリ言って自分が情けなく思えてしまうのです。

 その間にも、他のいろいろな日頃の仕事をこなさなくてはなりません。バタバタしている毎日です。

 写真は昭和59年3月に鹿児島県の池田湖で釣った66cm、3,8kgのニジマスのはく製です。
 表面に塗った塗料が基盤でしまいましたが、埃と汚れを落としていたらまたまた妙に愛着が湧いてきました。
 拭いたタオルは抹茶色。何分にも25年前のシロモノなので、、、。

 ロッドはファントムⅡ 602LFS。
 リ-ルは ウィスカーカーボRD800(今の2500サイズ)
     リアドラグです。
 ラインはストレーン8ポンド
ルアーはあのチヌーク14gアカキン

 魚拓も上手な釣り具屋さんで撮ってもらって大理石加工して、いまで飾ってあります。

 あれ以来、これより大きなニジマスは国内で釣れないだろうと思ってましたが、昨年釣れました。感激でした。それはリリースしました。
80cmを釣りたければ79cmをリリースしないと成長しません。
あるいは卵を産むまで成長した魚はその子孫を残します。

かの巨匠・開高健も言ってます。「だから逃がしてあげなさい。」

しかし、「りっぱな奴が釣れたら一匹だけ持って帰ってよろしい。」とも言ってます。私の場合、66cmを持って帰っちゃいましたから、、、、。





サバがマグロを生む日

2008-07-19 | 大学、教育
 こんな魚の本が欲しかったのだ。とマスターが泣いて喜んでくれるだろうと予想できる本です。

 魚の食、生態、楽しみ方、科学がぎっしり。

 サバにマグロを生ませるバイオテクノロジーだけでなく、何故カツオが健康にいいのか?海にまいた撒きエサはどうなるのか?

 知りたいことがいっぱい書いてあります。


開成フォレストスプリングス少年釣り教室

2007-03-31 | 大学、教育
 最初は100名招待する予定だったが、募集が遅れたため、50名が集まった。
半数以上は釣がはじめてだった。いきなりルアーをさせるのもどうかと思ったが、「安全な水辺の提供」をするFSだからこれも遊びのうちだと、教育活動に取り入れることにした。
 とはいえ、開成スタッフだけで当初予定の100名を指導するのは無理。慌ててニジマスハンドブックに協賛してくれた方々の何人かに声を掛けてみた。
 スミス、ティムコ、メガバス、マルキュー、そして地元の松本釣り具さんが快諾してくれて、インストラクターを派遣してくれた。
 そしてありがたいことに、これまた地元の立花学園高校の六郷先生や生徒5名が助っ人に来てくれた。
 朝は豪雨だったが10時過ぎに上がり、始まる昼過ぎには強い日差しが、、。
 

 まず最初に私が講義をした後、グループに分かれて釣り開始、いつもトラウトフィッシングに慣れているインストラクターのお陰で、良型のマスを次々にゲットさせた。
 最初に1尾を持ってきた子は開始後2投目で釣れたそうだ。
 ルアーゲームにおいて、初心者が最も覚えにくいのはアワセである。セットフック、つまりハリを魚の口に掛けることだ。ルアーはニセモノだから、よっぽど相手が強い力で反転してくれないと「グーン」という強いアタリは来ない。
 何名かは最後の最後まで、アワセがうまく行かず、すでにに10発以上もあたっているのに、、、。とインストラクターも苦笑。
 しかし最終的には全員釣果でハッピーだった。特にティムコさんが用意してくれたフライロッドで、フライフィッシングを体験した子供は最初から連発。ただし、現状はこんなに甘くないのだよ。優秀なインストラクターが教えてくれて道具もいいからなのだよキミタチ。おっと開成もフライには最高の場所だということを忘れてはならないね。
 今回のヒットルアーは、スミスのカミオン、セミ(名前知りません)、ジャグ。マルキューのマスクロウド、クランクピューパ。メガバスのグリフォン、そしてX30は入れ食いだった。ただし、アワセられないので釣った数は、、、、。
 協力者の皆さんどうもありがとうございました。もし皆さんがいなければ、子ども達にこんなに楽しい経験をさせてあげられませんでした。
 次回は小田原市、大井町など周辺の子供たちを招待して、マス釣りを経験してもらいたいな。
 マスはよく引くぞ、マスはきれいだぞ、マスはもちろん美味しいぞ。


 綺麗なヒレピンマス。こんなのが当たり前に釣れる開成FS。ガイドは立花学園高校釣り部部長、六郷先生。

いじめ

2007-02-20 | 大学、教育
 自殺を考えるとなるとよほど追い詰められているということだ。
 いじめの理由はいろいろ考えられていて、ニュースなどでは、評論家の方や専門家の方々がいろいろなことを言っている。
 たぶん誰かも言っていたかも知れないが、いじめは人間の持つ醜い部分の現れである。誰かより自分が優れていると言う強さの誇示だけではない。自分より弱い人間がそこにいると言う安心感を求める場合や、ストレス解消もある。
 人間関係のもつれからくる嫌悪感情を自分の中に閉じ込めておけずに中傷したりするのも含めれば、いじめは子供の世界だけでなく、大人の世界にも多く存在しているのではないか。
 ただ、大人の場合、それら人間関係にお金が絡むので「我慢」できる範囲が相当に広いのかもしれない。そして当然成人になれば「社会的責任」を認知するので、理性が働くのだ。
 人の中には、意識しない「悪」が存在する。タバコや空き缶のポイ捨てもその悪が、許すからできる行為だと思う。
 じつは私も中学のときにいじめにあった。いじめについて精神的なもの、暴力的なもの両方を経験した。
 主犯格はいつも金持ちの息子だった。彼らがいまどういう気持ちで今の報道をみているかわからない。
 私の場合は友達が助けてくれた。釣りの友達だった。持つべきものは友だ。そしてそのときの私の心情は、いじめに屈するよりも、週末の釣りが楽しみだった。
 悪く言えば「釣りへの逃避」かっこつければ「夢中になるものがマイナス要素をかき消した。」どう解釈されてもいいのだが、他人によって自分の好きなことを邪魔されることが嫌だった。
 もし奴らが川まで、追ってきたらどうしていただろうか?

 ゲームも子供を堕落させる。痛みを感じない殴り合い、殺しあいがバーチャルな世界で繰り返される。そしてケンカというよりいじめでその「悪」がしゃしゃり出る。
 そんなに戦いたいなら、格闘技か武道を修行し、ルールのある中でやることをすすめたい。そして強くなったら、弱いものを助けてやれと。
 いじめるヤツは根っからの悪党ではなく、ごく普通のヤツが攻撃に喜びを覚えるのである。単純にはいかない。仕返しもあるから。悪ふざけといじめの境界も難しい。

 わが子はどうなのか?まだ人を助けるほど強くなっていない。





郁文館夢学園で講座

2007-01-26 | 大学、教育
 現在では「夢」教育を徹底している。その中で、自分の夢を追い続け実現させた人、職業として取り入れ、成功した人、幸せになっている人を講師に呼び、「夢・達人ライブ」として定期的に後援会を行っているのだ。
 私は、釣りの達人ではないが、海洋大学客員教授に就任し、釣りという趣味を介して様々な仕事をしているので、お声が掛かったのだろう。
 当日の話は内緒だが、魚と人と、釣りの関係を話し、「好きだからこそ続けられる。」「継続は力なり」を中心に、私の出会ったいじめ問題にも簡単に触れ、でも釣りが好きだったからこそ、勉強も少しして、水産学部に入り、今こうして皆さんの前にいるのだとくくりました。
 この講座は実習がないので、ぜひとも彼らを海に、渓流に連れて行きたいなと思う。

釣りと自然教育

2006-11-26 | 大学、教育

今日も打ち合わせで、開成フォレストスプリングスに行ってきた。ネクタイをして、大学内で打ち合わせをするより、そっちの方がいいからだ。
 子供に釣りをさせるというのはいいことだ。だがそれは自然に行うのがいい。しかし今、自然な状態で子供だけで釣りに行かせられる安全な環境でもないし、魚もいない。どうする?
 で、ニジマスパークが教材として役に立つわけ。
 数が釣れないと不平をこぼす大人がいる中で、1尾手にして感激する子供のなんていじらしいことか、、、。


ちょっとフライをやったらブラウンが2尾釣れました。



帰りのロマンスカーLSEの車窓から


水と魚に感謝する日「お魚週間」

2006-05-27 | 大学、教育
 「愛魚週間--水と魚に感謝をする日」制定実現に向けての意見交換会に出席した。東京海洋大学客員教授として呼ばれたのである。
 提言者は平井魚葉氏で、それを受けた元環境副大臣の高野博師参議院議員が音頭をとり、開催されたものである。
 冒頭で公明党の神崎武典代表が先の与党連絡会で小泉総理大臣の合意を得て、この案を進める方向であると、挨拶した。
 釣って楽しく、食べて美味しい魚やそれが住む水辺環境に感謝をしようと言う目的で、全国的に起こっている「魚離れ」を食いとめ、自然環境保全の国民運動にしたいという話である。
 愛魚週間と言う名前は愛鳥週間にちなんで「仮称」としてつけられた名前だが、その名前から、魚を愛するのなら、釣ってはいけない、獲って食べてはいけないという誤った認識が持たれてはいけないと懸念する釣り団体、漁業関係者の意見も出て、では名前はどうしたらいいのかという話題に多くの時間が裂かれた。
 あっという間に2時間が過ぎてしまったので、今後第2回目が開かれる予定らしい。結構大きな話に私が呼ばれたことの意味を考え、少しでも役に立つ意見をしていこうと思う。


 


井田斉先生を囲む会

2005-10-18 | 大学、教育
 先週末、北里大学水産学部の同窓会「三水会」が企画する三陸バスツアーに参加した。本年度で退官する恩師井田斉教授を囲む会も開催された。場所は三陸の越喜来にある水産学部の研修所だ。
 金曜夜に新宿を出発したバスには知った顔も乗っていた。同期の萬上和敬氏はパラオのガイド経験もあるダイバーで今、今は五反田でシーファリアというだいぢんぐショップを経営している。9期の井上雅夫さんは、今鴨川グランドホテルの販売課で働いている。そして同じく9期の八井田耕一さん。食品会社に務めている。14期の正岡悟さんはあの有名エサメーカー、マルキューの主任研究員と言う素晴らしい仕事に就いていて、みんなを羨ましがらせていた。1期生の石川さんは、以前豊橋で本邦初のタイリクスズキの管理釣り場を立ち上げた人だ。もう52歳だそうだ。話をすれば皆懐かしい。
 バスは早朝の釜石を経由して片岸川へ、、。雨天だったのが残念だが、そこにはサケが上ってきていた。学生時代、ここで採卵を手伝ったのを思いだす。一帯何匹のサケの頭を引っぱたいたことだろう。
 その経験があって今、私はシロザケ釣りには興味が無いのである。今では北海道に行ってもカラフトマス釣りを選ぶのはそのせいだろう。

片岸川のシロザケ。早期回帰群を移入したため、9月末から遡るが、完熟するまで畜養しなくてはならないため、自家種苗生産ははかどっていないとか、、、。


釜石~大船渡を結ぶリアス鉄道「三陸」駅の案内板。位置的にはこんな感じ。

 初日は、まず学生時代お世話になった沖網漁場の大棒、故岩城一男氏の仏前に合掌した。その後雨の中を大学まで歩いた。
 水圏生態学研究室(私の時は環境生態学研究室)の助教授になった9期生の朝日田卓氏(スゴイ!!)に会い、車を借りて浦浜へ。
 まず学生時代に度々食事をした北京亭で、なつかしの肉焼麺を食べた。学生時代は大盛を食べていたが、この日は遠慮して普通盛。同行した9期生の井上クンも「今と昔じゃ食欲が違いますからね。」と、ちなみに今は禁漁になった浦浜川下流がこの北京亭の裏を流れている、
 通称(当時はそう呼んでいた)「北京堰堤(亭)」では、夕マズメに下宿からフライロッドを持って歩いて行き、ヤマメやイワナをドライフライで釣ったものだ。

リニューアルされた北京亭。オヤジさんは今年8月に他界された。合掌。

卒業生必見!これが2代目ニクヤキメンだ。わかるかな?

 満腹したあとは、9年前に出来た浦浜川上流のお風呂センターへ。浦浜川はイワナの宝庫だったが、水量が減った気がした。しかし川相はバツグンで、禁漁期に入っていなければ絶対に竿を出したかったところでもある。


浦浜川源流は夏虫山。宿発施設もあるここのお湯は、浄化槽を通って浦浜川へ、、、。気になるなあ。


 午後3時からは、大学にて、井田先生の特別講演を聞いた。前編が魚類分類の話、後編は「世界魚遊紀」。ここで私と行ったイタリアのマクロスティグマも紹介されていた。嬉しかった。

 卒業生一同から「井田漁業部」の大漁旗を受け取り、感無量の井田先生。

 夕刻からパーティーである。なつかしの顔が揃っていたし、若い後輩達もいっぱいいた。
 私は水産学部8期生。後輩は32期までいてその年の差は24歳。ウウム、、、。2つ上の6期生の先輩達(学生時代にお世話になった方々)と語り合い、危うく午前様になるところだったが、そう言えば今日はここで宿泊。安心した。正岡さんは先輩達に「マルキューさんの話を聞きたい。」と深夜まで捕まっていたらしい。


盛り上がったパーティーでは、井田先生の監修の図鑑や、マクロイスティグマの出ている「サケマス魚類のわかる本」(井田・奥山共著:山と渓谷社)などの著者サイン入り本の即売も行われた。


声を掛けてくれた27期生の可愛い後輩と酔っ払った私。嬉しさ倍増。「テレビ見ました。」「本買いました。」と多数の方から声を掛けられて、、、。ワオ。ジャーナリストやっててよかった!


最終日は晴れ。よく釣りをした崎浜港を見下ろす。卒業後のヘラ師匠、長岡寛さんともよくここで出会ったなあ。
 そう言えば私のソイのルアー釣りは、ここから始まった。今度は家族と出かけてみよう。