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奥山文弥のフィッシングカレッジ

魚の生態、水辺自然環境。釣りを介した人との出会い。家族・親子の釣りが楽しい。東京海洋大学フィッシング・カレッジの情報も。

FFFインストラクター試験

2009-03-14 | フライフィッシング
FFFとはフェデレーションズ・オブ・フライフィッシングの略

唯一世界同一基準でフライキャスティングのインストラクター認定をしている。

私は昨年CI(キャスティングインストラクター)というシングルハンドロッドでの試験に合格した。だから開成フォレストスプリングスで行っているフライ教室は世界レベルと吹聴しているのだ(笑)

今年も4月上旬に東山湖フィッシングエリアで試験が行われる。

で、次はいつかマスターインストラクタ―を受けようと思っていたのだが、今年もやるという情報が入った時には既に遅し、練習もしていなかったので、断念することに。

もし来年もあれば、開成スタッフ大輪、白河スタッフ会澤もCIを受けるそうなので、それなら私もマスターにチャレンジしてみようかと思う。

 試験内容はコチラ。結構難しいぞ。理論的にわかっていてそれを実践することと、なぜそのキャストが必要なのかを説明しなくてはいけない。

また釣りでは、

「あなたの生徒さんがターポンを釣りに行きたいといったらどんなアドバイスをしますか?」

というおおざっぱなものから、

「このリーチキャストをスティールヘッドフィッシングに応用するにはどうしますか?」

というのまである。つまり世界の名だたる対象魚について予備知識が必要だということ。

管理釣り場で数釣りして得意がっているだけでは受からないかもしれない。

日本の管理釣り場は魚影が濃すぎるので、適当に飛べば釣れちゃうからなあ~。でもそれがいいところでもあるからなあ~。
世界レベル。いい響きです。





奥多摩に新しい釣り場「東京トラウトカントリー」が

2009-03-10 | フライフィッシング
 東京トラウトカントリーという新しい釣り場が誕生する。自然渓流をそのまま利用したルアー、フライ、テンカラ専用釣り場である。
 もともとは大沢国際ます釣り場という奥多摩エリアにありがちな名前の釣り場だったのだが、この4月から、名前を一新し、生まれ変わることになったのだ。
 エリアマネージャーは、な、なんとあの堀江渓愚さん。
 堀江さんと言えばテンカラの名手として名を馳せた人だが、小菅トラウトガーデンの管理人としても有名だった。
 その堀江さんが地元の強い要望でマネージャーに就任したのは、奥多摩町の環境業再生の強い願いがあったからなのだ。
 現場は日原川の渓流。奥多摩駅から車で7~8分で着く。ウエイダーがあった方が釣りやすそうな場所だ。
 
 そうだ。養沢川毛ばり釣り場、道志川支流のうらたんざわ渓流釣り場に次ぐ第3の有名渓流釣り場になりそう。
 
 堀江さんはここを大学の実習地、高校ゼミの実習地として提供してくださるとのことなので、私もできる限りの協力はするつもりである。インストラクタ―は若い人に任せて、私は相談役ぐらいかな。

 渓流でヤマメがドライフライにバシャ。たまりませんな。一緒にフライフィッシングを楽しみましょう。ルアーも、テンカラも。

写真は、堀江翁と御嬢さん。彼女はきっと看板娘になるはず。













トラウトキング・東山湖フライ戦

2009-02-22 | フライフィッシング
 競技は興味がなかったけど、開成FSスタッフの大輪さんが「面白いですから。」と悪魔のささやきをするので参加してきました。
 とはいえ、過去3戦(平谷湖、開成、加賀)は参加していないので様子がわかりません。
 そこでフィンズのフライ巨匠、柴田敬男さんに前夜電話でレクチャーを受けました。柴田さんはあのマラブーフライ、AMPMの発案者です。
 一回戦の対戦相手は、フライ歴5年と言う方ででした。前半はシンキングラインの引き釣り6-2.後半もそのまま8-4で逃げ切りました。前半4尾差をつけたので、後半は最初ウキ釣りをして2尾立て続けに釣った後、シンキングの引き釣りでは何も起こりませんでした。
 2回戦はヤバかったです。ウキ釣りオンリーの方と対戦。しかもこの方私の本を3冊も買ってくださっているとのこと、「奥山さんに勝ったら記念になりますよ。」とやる気満々。
 で前半は2-3で1尾差。実は前半の終りごろ、一発いい当たりが来て、合わせ切れしたかと焦りました。あげてみるとフライが付いていたので安心してそのままキャストし、そのあと2尾ばらして終了。フライをよく見たらフックが伸びてました。どうりでバレるはず。
 で後半開始直後、いきなり2尾釣られ、3尾差。前半の状況からするとかなりヤバい。
 しかしその後、AMPMを超スローで引き、いい当たりを取って逆転。8-6で逃げ切りました。
 気になったのは審判員から野次が飛んだこと。ウキ釣り使用としたら「男らしくない」とか連発したら「プロが素人相手に何をムキになってんだとか、、、、。真剣にやっているだけですよ。審判さん。

 さて言いだしっぺの大輪さんも1回戦を勝ち、2回戦は小学生と当たるという複雑な釣りを難なく切りぬけ、二人で準決勝へ。

 しかし競技開始場所決めのくじで、最悪のポイントを当ててしまい玉砕。
 トップが23尾も釣っている中で大輪さん1尾、私2尾という結果に、、、、。
 そのあとの決勝などのスコアを知りたい人は、トラキンのホームページを見てね。

 数釣りゲームが楽しいというわけではなりませんが、刺激としてはいいものです。1回戦、2回戦は1対1なので場所が悪くても条件は同じ、しかし3回戦は10名余で総当たりしていながらローテーションなしなので、辛かったデス。釣れなかったからいうけどフェアだとは思いませんでした。

 この競技が成熟してくればルールも改定されると思うのでまた出てみようと思います。

 管釣りの楽しみかた、それぞれですが、東山湖のボス・鈴木俊一さんが言ってました
「やっぱりさ、デッカい魚と引っ張りっこするのが面白いよな。」

 私もそう思います。小型100尾より、釣れるなら大物1尾の方が面白いです。しかもフライで釣れれば最高です。

そのために管理釣り場で練習していると思えばそれも楽しいじゃないですか?

 一度でもカナダやアラスカ、あるいはニュージランドを経験すると、高飛車になり、「あんな人だらけの場所で釣って何が面白いんだよ。」という人もいます。

 面白いんですねこれが。でなきゃこれだけ多くの人が夢中になるはずもありません。混んでいても釣れるから面白いんです。だから多くの人が来るんです。


 私はアラスカ、カナダなど海外の一級釣り場への渡航回数は50回を超えます。確かに現地は素晴らしい。その素晴らしさを知った上で、キングサーモンやスティールヘッドを数多く釣った私が言いますが、今、日帰りフィッシングで十分満足しています。
 
 アラスカ、キーナイで50ポンドオーバーのキングサーモンを釣り、キスピオックスやバビーンで20ポンドオーバーのスティールヘッドを何匹も釣った私が言うんですよ。ちなみにターポンやボーンフィッシュも釣ってますよ。ヒラアジに関しては1000尾以上釣ってますよ。パラオ渡航回数31回ですから、、。

私が今、楽しい釣りは

 管理釣り場は環境と魚そして管理人の人柄で。メイプルサーモンも。
 静岡県の堤防はクロダイが。
 相模湾は夏のシイラ、カツオ、マグロが。
 東京湾はシーバスが
 奥多摩はヤマメやイワナが。
 年に一回行く北海道は、カラフトマスやアメマスが、、、。
 基本的には一人では行きません。家族、そして友達がいたほうが楽しいから。
必ずしも自分が釣らなくてもいいです。釣った人の笑顔を見るのも好きだから、、、。
 私はもはや釣りプロではありません。ダイワのテスターを止めたときからそう思っています。
 魚をたくさん、あるいはでっかいサイズを釣っても仕事にはなりませんから。
でっかいマグロは家族を幸せにしますが、、、、。(美味しいからね)

 そしてトラキン。楽しみが増えました。来期は仲間も誘って見ようと思います。
ルール改正を心待ちにしています。


写真は2回戦、小学生と対戦中の大輪さん。

私の使用タックル

3セット

ロッド・アルトモアハリー866
リール・オラクルVLA
ライン・ループインターミディエイト

ロッド・アルトモアハリー907
リール・アルトモア300D
ライン・T130

ロッド・オービス905-4
リール・ストリームライン5/6
ライン・ループ・ストリームライン

フライはAMPM  




スティールヘッド賛歌

2009-01-30 | フライフィッシング
 フライが最もチャレンジだからだ。という人も言う。フライで釣れる魚をフライで釣るのは究極である、という人も。
 カナダのバビーンリバーで出会ったバブルヘッドというドライフライの達人、ヴィックランポー爺がこんなことを言っていた。
「昔はスティールヘッドがフライで釣れるなんて誰も思っていなかった。だからみんなスピニングやベイトキャスティングで釣ったのだ。」と。

で、フライで釣れるとわかってからはフライに変わったそうだ。
なぜならフライが最も面白いからだと言っていた。

ドライフライの話になるともっとそのルーツは簡単である。

みんなシンキングラインで釣っていたあるとき、新しいウエットフライを結んだ人の一投目、フライは乾いているので浮いているでしょう。そのフライにスティールヘッドが突然ガバッと出たそうだ。
それからスティールもドライで釣れることがわかり、そして今ではデカイスティールを釣るにはドライがいいと言う人もいるほどである。

 事実、私は107cmという私のレコードはバブルヘッドで釣っているし、私の友人の何人かも、自己最大の魚はドライだという人もいる。

 いずれにせよスティールヘッドはミステリアスだから面白い。

 フライの達人の友人と2時間フライを投げまくってアタリがなかった時、その場所を去る前にスプーンを投げたら3連発でヒットした。

 私たちのフライはゴミだったか?

 スプーンはガキの遊びだぜとも思うほどスティールヘッドが簡単に釣れてしまったことに、ショックを受けたことも事実である。

 簡単なことを難しくして釣る効率の悪さ。

そうではない。フライはキャスティングが楽しいのだ。

釣り方が楽しいのだ。

今ではステージが身近なフォレストスプリングスに変わった。

今でもフライが大好きだ。

ルアーも面白いけど、サケ科魚類を釣る限りはフライが面白い。

フライロッドで釣るから面白いというソルトのフライとは違う。

このあたり、マニアックな話になるのでもう止めよう。

写真はカナダ友人から送ってきたケーラムリバーのデカスティール。

40,5インチ(約107cm)あるというから私が以前釣ったものと同じサイズだ。

ケーラムリバーはバビーンリバーが流れ込むスキーナリバーのずっと下流、テラスの町の下流で流れ込んでいる川。

私は90年の春、初めてこの川でスティールヘッドをゲットした。

懐かしい川である。










懐かしいポーズ

2009-01-09 | フライフィッシング
 魚を取り込むとき、浅瀬に誘導してしっぽをつかんで動きを封じる。そしてそのあと魚を眺めながら「デ、デカイ!」と喜び、ほっぺたの赤を見て感動したものである。
 遥かなるバビーンの思い出だ。
 
それを奥多摩でやってきた。今回は結構真面目に。

 ラインは4番。ロッドはオービスのタイトループという4ピースロッド。リールはアルトモアの100番。

 ここは冬季ニジマス釣り場というキャッチ&リリース区間だ。入漁料は800円。女性中学生は400円という格安。

 で、正月放流でもあったかのように、ニジマスがうじゃうじゃいる。
 しかしサイズが小さい。

 さらに

この日は貸し切り。

 だから、小物を狙わないで、大型を探した。

見つけたら何回も流す。言い方は悪いが口にファールフックさせるようにしつこく
やれと、バス・バーグマンという凄腕のスティールヘッダーでもあり、フロリダのフラッツのガイドが言っていたのを思い出した。

 で、

「パクッ」

私のフライに食いついた。バシッと合わせて、、、、、。

ロッドが究極まで曲がる。

半円を描いて、ティップがグリップより下になるほどだ。

ティペットは2ポンド。リールも使っていなす。

ゆっくり浅瀬に誘導して、、、、、。

養殖ものとはいえ、自宅から1時間強で行ける場所でこのポーズ。

本当に寒くて手がかじかんでいたが水に手を突っ込んでも冷たく感じなかった。

 そろそろST病か?

57cm。

 リリース。ゆっくり泳ぎだす。周りにも小型がたくさんいた。リリースしたこの魚も丸見え。
 3月1日まではここにいるだろう。なぜって?解禁したらここは普通の区間だから、その日にエサで釣られて殺されてしまうからだ。
 ヤマメ狙いではなく、ニジマス狙いの人はここにやってくる。昨年も解禁一週間後に来てみたら、魚はほとんどいなかった。
 ここは日本だ。しかも都市近郊の川。
冬季エリアがあるだけ素晴らしいと思うべきである。

 2度といけないかも知れない遥かなる川に思いをはせながら、現実を見つめて納得する私だった。





初めてのフライフィッシング

2008-11-25 | フライフィッシング
 先週はずっと寒かった。

寒いなら寒い方がよく釣れる魚を、ということで狙いはマス。

奥多摩の上流、小菅村にある小菅トラウトガーデンに、出かけた。

 パートナーは若き友人フィッシュ&フィンズのK子ちゃんと彼女の友人ムラッチである。

 K子ちゃんは釣り歴もすでに10年目を迎えようとするベテランだが、フライキャスティングは練習不足のためかいまいち。一方のムラッチは全くの初心者。

 でも心配ない。日本の管釣りは、飛ばさなくても釣れる釣り場である。
ムラッチにはウキをつけ、なおかつサイトフィッシング(見て釣る)ができるように派手なカラーのフライを付けて釣ってもらった。
 初めてなのでわけがわからず開始したが、2時間後、釣りの魅力を感じてもらえるほどになった。
 何故って?このあと温泉に行く予定だったが、釣りを止めなかったため、その時間がなくなってしまったほどなのである。

 一方のK子ちゃんは、自分でまいたフライで釣りまくり、

私の「LOOP]のフライロッド

でロールキャストを練習。そのロッドの威力に驚いていた。

 今、スペイキャストなどを含め、道具が進化して楽に投げられるものが増えた。フライタックルは昔ながらの原形を保ち、20年前のタックルでも、うまく投げられるのがフライキャスティングのいいとこでもあるが、車がオートマチックになったように、「楽に」使用できるものが今あるので、これから始める人はそれを利用した方がいいかも。

 単に釣るだけなら、ウキつけて目の前にポチャ。でいいのだが、やはりキャスティングは面白い。
 野球で言うなら内安打ばかりを狙うのではなく、外野に飛ばし、あるいはホームランを打つような気持で行う方が面白いはず。

 「投げられなくても釣れりゃいい」

と言い切る人は結構いる。投げられない人に多いのだが、それはバッティングセンターで、

「バットにあたりゃいい」って言っているレベルである。




ムラッチには将来、渓流でぜひ美しいヤマメを釣って欲しいと思う。





K子ちゃんには某河川で、でっかいニジマスを釣ってもらいたい。 




時にダブルストライクも。小菅トラウトガーデンにはあのテンカラの巨匠、堀江渓愚のおっちゃんもいるから行ってみるといい。釣りをしなくても結構な癒しになるはず。

おっと私も釣り自慢。イワナはいっぱい釣れて、ニジマスも冒頭の写真のようにいかついのがバシバシ。
ファイトの写真がないのは釣りをしてしまったせいである(笑)


スペイキャストで

2008-11-06 | フライフィッシング
 今年はあまり活躍しなかったスペイロッドを持って練習してきた。
場所は冬でもオープンしている某所。

ロッドは昨年購入したCNDの13フィート。リールがないのでエイベル3のラージアーバーに巻いて行った。

 私のスペイはやっぱりロールキャストもどき。左右にはうまく振れません。
どちらかと言えばアンダーハンドっぽいのかな?
 スカジットも練習したかったが、ラインが違いすぎるので諦めて、、、。

 私がフライフィッシャーマンということを知らない人がいたので、言い訳がましく自慢も含めて自己紹介すると、私は2000年の秋まで、バビーンリバーで、スペイもどきのロールキャストをして、多くのスティールヘッドを釣った。
 バビーンにはバックキャストができないけど、スティールヘッドがいつも定位している場所があり、ロールキャストできる人だけがそこに入って毎日のようにスティールヘッドを釣っていた。

そのもどきキャストで、105cmというサイズを釣ったことがある。
 今回はそんな夢だった世界を思い出しつつ、、、。


 日が昇って晴れてきたら、ライズがあった。ぶっといティペットを細くして、ニンフを流すと、、、、、。

 ブルン、グングンと鈍いアタリだ。

 バシッと合わせると切れてしまうので、左手をスッと引いて、、、、。

 ズズン!乗った!

 あれ、デカイのか?

 グゥアボッ!水面に出た。  で、で、で、デカイ。

 リーダーが細すぎるか?ゆっくりやろう。柔よく剛を制してほしい。

ネットは、、、。 ヤバイ。管釣り用のラバーネットだ。こんなことなら藤田のおちゃん特製の90cmのコイもすくえるあの桂川用ネットを持ってくるべきだった。

 案の定ネットに入らん!!!

しかもティペットが細ーい。(フロロの3ポンド)コイでトレーニングになっているのか、ティペットは切れなかった。

 とりあえず頭から入れようとして3回失敗したので、4日目に尻尾からネットイン。急いでロッドを放り出して、頭を押さえる。

 わっ! スティールヘッドか?

この春桂川で釣ったやつよりもでかくないか?

 あの時はスペイを諦めてやはりライズしているヤマメを3番ロッドで狙っているときに掛ってしまった。今度はちゃーんとスペイロッド。

 

 

すごい体高でしょ?ちなみに全長は68cm!!! 重さは測ってないがたぶん5kgぐらい。

 放流モノの残りだろうけれど、バビーンを思い出しながら、尻尾の付け根を持ってリリースしました。

 また内緒で行ってこよう。

 ロッド・CND13フィート7・8番
 リールエイベルスーパーエイト
 ライン・CNDスペイ用7・8番
 リーダー・ダンベリー1X7,5フィート
 ティペット・FCスナイパー 3ポンド2m
 フライ・グリーンのニンフ12番。



















メンテナンス

2008-11-05 | フライフィッシング
 自分の中ではまだ終わっていないのだが、フライリールの一つからラインを外し、洗浄した。

 ピカピカに光る黒いリールを見て、「ダースベイダー」を想像してしまった。

 今年は一体何回逆転したことだろう?

そういえば、フライでデカイ魚釣ってないじゃん。

 私はシーバスのフライフィッシングをやらないから、このリールはこれでお休み。あと何台かあるアンチリバース系は、今年一回も使っていないのでそのままお休み。

 現役3台を残してすべてお休みしたころ、メジがやってきてあわてることを期待している。

 しみじみと昔を回顧することがないわけではない。


 アラスカで白夜の空を見上げて涙した初めてのキングサーモン。ドライフライに出たカナダのスティールヘッド。

 クリスマス島、フロリダ、コスタリカ、パラオなどの海への遠征の数々。 
 
 そして21世紀から始めた沖縄マグロ狙いも今年は行っていない。

 「相模湾で十分だ」とは言わない。

 いつかまた気の合った仲間と一緒に行きたいからだ。

 せめて沖縄ぐらい、、、。メバチのワールドレコード、塗り替えられただろうか?










野性の美

2008-08-27 | フライフィッシング
 8月24日は私の48回目の誕生日。この日人生の大先輩2名と一緒に北海道は釧路へ飛んだ。
 目的地は知床半島。全日空の機内誌、翼の王国の取材で行ったのが2000年だったから今年でもう9年目になる。
 相変わらずそこにはダイナミックな景色があり、カラフトマスは回帰していた。
ゴミは増えたような気がする。風が強かったがターゲットは連発。
 漁師の番屋で誕生日の夜を迎えるとは、、、。寒かったがビールがうまい。
そこに泊って、今では年に一回しか使わなくなったマーモットのダウンシュラフに体を包んだ。このシュラフはカメラマンの望月久さんと今は無き月刊アウトドア誌の取材でシェラネバダ山脈の山奥、標高3995mの地へ、ゴールデントラウトを釣りに行った時に買ったものだ。
 そんなことも思い出しながら熟睡。
 翌日は、朝からカラフトマス釣り。そして沢に入って野生のトラウト、オショロコマを釣った。ドライで連発する釣りも、今ではここだけだろう。奥多摩の山の中にもおしょろこまサイズのイワナがたくさん釣れる場所があるがやっぱり奥多摩である。
 羅臼に帰還し、釧路へ戻ったが、郊外の川でもう一つの野生、アメマスを狙った。真っ白な斑点が生々しい降海型のイワナだ。
 先輩達はエサ釣り、私はフライで楽しんだが、遡上量はカナダ並み。たくさんいるが口を使うのはごく一部。 
 この背中、見てほしい。マニアの人は震えるはず。

 カラフトマスなどの紹介は次回以降に、、、。


最近忙しくてブログ更新もままならず、たまに書けば海のネタばかりだがご勘弁を。でも夏は海、いつも紹介しているカツオ漁船が面白い。
 そして北海道。来年もまたいけるのだろうか??
この秋、友人たちはまたバビーンへ出かける。


バタバタ

2008-06-03 | フライフィッシング
 ネットで配信されている。私の尊敬する先輩も、沖縄のパヤオツアーに参加し,満喫した様子。しかし私は、、、、。
 今年はまだ回遊魚に出会っていない。同乗者が釣ったメジはみたけど、、、。
で、先週はちょっとの釣りで堤防からメジナを釣ることができてつかの間の幸せを味わったが、帰京後はバタバタ、、、、。
 日曜日は久しぶりに晴れたので、午前中で何とか仕事を片付け、午後からフライフィッシングに出かけた。家内と次男を連れて。
 我が家から多摩川を遡ること1時間。奥多摩湖に流れ込む小菅川にはキャッチ&リリース区間と言う、慰めの場所がある。

 小菅のヤマメは放流ものと言ってもとても綺麗。日本では最初に民間の養魚場で、ヤマメの養殖に成功した歴史を持つだけのことはある。
 午後3時半、家内だけライセンスを買う。女性、中学生は400円。安い!
小学生はタダ。私は年券があるが、大人は800円。それでも安い!ウエイダーもいらない。フライフィッシングのコンビニ感覚か?

 川へ降りるとそこにはすでに、というか、まだ車がいっぱい止まっていて、20人ぐらいの釣り師がいた。親子のお嬢さん以外は全員がフライ。
 たまたま車を止めた前でライズを狙っていた人がいたが、諦めた様子で、空いたのですぐそこに家内と並んで入った。

「ライズしてるね。」とニコニコの家内。ライズがあれば釣れるのだと言う安易な考えを持っている。

「そんなに旨く行くものか」

 しかし3投目でそのヤマメは釣れてしまった。次男にすくってもらう。

 癒し効果バツグンである。
 ありがとう。

 まだライズしている。家内に促す。またまた5分も経たないうちにヒット。ヒキが強い。今度はニジマスだった。

 そしてまた私にヤマメが、、。なんだこりゃ。
 その後はシビアだったので、場所を移動。悠然とライズし、「ホラ、釣ってみい」と言わんばかりのヤマメが数尾いた。しかも空いていた。なぜ。
 やっぱり。
 賢すぎて釣れない。

 ちょっと粘ったら終了の5時まであとわずか、ヒットはたった1回。家内のフライをくわえたみたいだが吐き出すのも早い。
 そしてパシャ。私のフライをくわえたのはイワナだった。
5時のチャイムがなった。
 家内が片付け始めた。あとちょっと。
 今まで川底にいたヤマメが浮上し、ライズを始めた。チャンス。
 フライを投げるとすぐにパシャ。いいヤマメだ。玉網を片付け始めていた次男を呼んですくってもらった。
 夕刻はスポーツセンターに行って汗を流した。
 こんなスタイルの楽しみ方もあるのだ。
 遠征もいいが、これもいい。たった2時間の幸せだった。 

使用タックル

 ロッド・アルトモアX822LL #2
 リール・アルトモア100
 ライン・エアセルウルトラ3 DT2F
 リーダー・アクロンフェザーライト 7X
 ティペット・トルネード鮎VIP 0,3号。
 フライ・CDCダン#18、CDCマイクロカディス#20

家内 ロッド・セージSPL080 #0
   リール・アルトモア100
   ライン・DT1F
   あとは同じ




 

アンダーハンドキャスティング

2008-04-27 | フライフィッシング
 フライフィッシングの最大手メーカー「ティムコ」が主催するスクールは、「フライフィッシングカレッジというタイトルである。
 東京海洋大学でのフィッシング・カレッジとはまったく関係ない。4月26日、私はアンダーハンドキャスティングのアドバンスドコースに参加した。実はこの翌日、初心者コースがあったのだが、先に初心者なら2日連続でよく実は上級者コースに行きたかった。しかし逆だったので初日のみへと参加となった。
 遠くは岡山、新潟からの参加者に混じり、車で10分という羽村から私は参加、場所が福生の多摩橋下だったということも参加意欲を掻き立てた要素の一つ。
 道具を全部貸してもらえるということで私は手ぶらでいったが、ティムコのレンタルはスゴイ。4番、5番、7番のシングルハンドに、8番、10番のツーハンドまで、ループの新製品がズラリ。
 近藤先生のデモと解説、個人指導に加え、これだけ振らせていただけるのなら参加費は激安である。
 後半終了間際に雨が振りだしたのが残念だったが、参加者の方から、自前の2番や、10万円を超えるツーハンドのスゴイロッドの振らせていただき、満足満足。
 近藤先生のキャスティングも素晴らしかった。やはりフライキャスティングはアート(芸術)である。最近はフライロッドも飽和状態で、我が家には○ー○ス、や○ージなんか、いっぱいあるけど、久しぶりに購買意欲が湧き、ループのロッドが
欲しくなったな。
 フライフィッシングはやっぱりキャスティングが面白いから、面白いのだ。
 管理釣場の数釣り手段に成下がっている気もするが、そうではない。「冗談ではない。」それで満足するのは「ぼうやだからさ。」
 フライフィッシングの奥の深さもっと知って欲しい。フライ歴30年の私も今回のキャスティングが面白かった。次回お会いしたときには「さらにできるようになったな。」と言われたい。
 そして笑いながら言いたい。「ザクとは違うのだよ、ザクとは。」

なんのこっちゃ。



アンダーハンドキャストでシュパッと投げる近藤先生。顔が見えなくてゴメン。あれ?何かに似ていないか「知らん。」


 

FFF フェデレーションズ オブ フライ フィッシャー

2008-04-03 | フライフィッシング
 FFFはアメリカに本部を置く、世界的なフライフィッシングの組織である。ここではメル・クリーガー、スティーブ・レイジェフ、ジム・グリーン氏ら著名なフライキャスティングインスタラクターをアドバイザーにし、世界共通のフライキャスティングインストラクターの試験を行っている。
 試験は35の筆記試験と#24の実技問題が出される。実技は技術的なものとインスタラクターとして詳しく解説するための問診で行われる。
 例えば技術では50フィート先のターゲットにロールキャストで投げる。45フィートのラインを出し、60cm以下のナローループで6回フォルスキャストをテイリングなしで見せるなどなどである。
 問診は何故テイリングループができるかその理由を述べ、それとなる原因を3つ答え、さらにそれを解決するにはどうしたらいいか説明し、実際にやって見せる。などなど。
 試験は今日から6日の日曜日まで4日間に渡って行われ、新しい日本のFFFのキャスティングインスタラクター、ダブルハンドインスタラクター、マスターインストラクターが誕生する。
 アメリカでも受験者の50%が不合格と言う厳選さである。
「そんなの関係ねえ」と豪語する自称名人のアナタ。オパピーになるためにも、いつか挑戦してみたらいかが?



キャスティングインスタラクター試験で問診に挑む田代法之さん。通訳はあの東知憲さん。東さんはすでにアメリカで試験を受け、マスターインストラクターの資格を持っている。彼のビギナー向けDVDがつり人社から発売されているので、これからまじめにフライキャスティングから学ぼうとする人は必見である。


お花見とフライキャスティング

2008-04-02 | フライフィッシング
 羽村の堰の、お花見ロードへ行ってきた。ここは羽村堰の横にあり、堰を作った玉川兄弟の銅像もある。
 ヤキソバ食べて、たこ焼き食べてラムネ飲んで、、、。酒は飲めなかったが、、、、。ちょっと肌寒い。
 で、下の写真はちょっと上流の友田レクリエーション広場。ここには出店がないが桜は綺麗。
 フライキャスティングの練習も兼ねて、今日はターゲットを置いて正確度の練習もした。
 キャスティングとフィッシング。両方大事。釣りをしながらではキャストは上手くならない。絶対に練習したほうがいい。
 ただし、適当なキャストでも魚は釣れることは言うまでもない。その適当なキャストが良いキャストになったらもっと釣れるかもしれない。
 もちろん釣るためのキャスティングだが、フライフィッシングの面白いところって、このキャスティングではないだろうか?
 ロッドを止めると、ラインがはじき出されて、ループが発生し、そのループが解けて、、、シュルシュルとラインが伸びて、リーダーがターンオーバーして、フライがピッと水面に落ちて、、、。パシャッ。マスのライズ。
 想像して見てほしい。
 たくさん釣れるからフライって言うのもありだが、管釣りだけでしか通用しないテクニックなんて井の中の蛙。中禅寺湖に立ち込んでいた頃が懐かしい。


ノッキのキビナゴフライ

2007-11-09 | フライフィッシング
 沖縄のパヤオで大活躍のキビナゴフライ。○○ミノーと言うパターンと同じと言えば同じだが、こちらは漁師のノウハウが込められている。
 北海道の友人、ノッキこと村山憲明さんはルアークラフトやフライタイイングの技術が素晴らしい人だ。
 カラフトマスを釣ルために開発した「ダイバー」はいまや私のカラフトマス釣りにはなくてはならないフライだ。JGFA公認のカラフトマス、フライ日本記録はすべてこのフライで釣った。
 彼に私のゴミのようなキビナゴフライを見せ、「貴殿ならどう巻くか?」と頼んでみたら送られてきた。使うのがもったいなく感じる芸術作品になって帰ってきた。
 フライフィッシングの面白いところは対象魚が食べているものをフライで偽造することができれば、どんな魚でも釣るチャンスがあると言うことだ。
 ライズするマスをカゲロウフライで釣ることは当たり前に行われている。これがルーツだから。コイをパンフライで釣ることをはじめたテツ西山は凄かった。そしてイワシを食べているシイラをストリーマーで釣ることを知った時は驚愕だった。セイルフィッシュをティーザーでおびき出すことを考えた人は天才だ。全部面白い。先人達のパターンがない釣りもある。今やクロダイだってフライで釣る時代なのだ。スティールヘッドをバブルヘッドで釣ったランポー爺さんはなくなったらしい。彼のお陰で私は107cmと言う巨大なスティ-ルヘッドをバブルヘッドで釣った。
 様々なタイプのフライフィッシングをいままで経験したが、フィッシングそのものも面白かったが自分で悩みながらパターンを見つけるのもさらに面白かった。タイイングに精を出すわけだ。いまでもそうだ。
 しかしその完成型とも呼ぶべき苦労の傑作を、タイイングの上手な人に巻いてもらうと、さらにすごいフライができる。今回もその1例だ。
 私の家にあるマテリアルの総量。残りの余生で巻ききれないほどある。後輩に譲り、パターンを教えて巻いてもらおうかな。と思う今日この頃だ。
相模湾で跳ねているあのクロマグロ、なんとかしてフライロッドで釣ってみたいものだ。

家族で裏磐梯へ

2007-10-02 | フライフィッシング
 10月1日が平日休み(都民の日)だったので、家族で裏磐梯へ1泊2日のドライブに行って来た。
 出発日の9月30日は雨、しかし北上するとまだ雨は降っていない。どうやら雨雲を追い越してきたようだ。
 会津若松の野口英世記念館に立ち寄っている間に雨が降ってきた。追いつかれたようだ。
 その後裏磐梯フォレストスプリングに言ってもやはり雨、長男以外は戦意喪失。
その夜は、20年来の付き合いがあるドナルドペンションで宿泊。オーナーの羽染忠のオッサン(私はこう呼ぶ)いまでは、現地の漁業組合長様である。奥様は相変わらず美人であった。
 オーナー夫婦と、我が家族の団欒は非常に楽しいものだった。
 翌朝は、桧原湖でワカサギ釣りをしてから、午後、カヌーに乗りたかったので再び裏磐梯フォレストスプリングスへ。食事をしてから2時間という短い時間だったが、長男がいいサイズのブルックトラウトをゲットし、夕刻の裏磐梯をあとにした。
 紅葉にはちょっと早かったが、この日しか家族で泊まりは無理だった。今度は白河フォレストスプリングスへ日帰りで行ってみよう。