goo blog サービス終了のお知らせ 

奥山文弥のフィッシングカレッジ

魚の生態、水辺自然環境。釣りを介した人との出会い。家族・親子の釣りが楽しい。東京海洋大学フィッシング・カレッジの情報も。

ワカサギのフィッシングカレッジ(1月)報告

2009-01-19 | フィッシング・カレッジ
 遊魚として、観光としても冬のブームを呼んでいるワカサギ釣り。それに火をつけたのはドーム船である。そして放流事業である。
 今回はワカサギ釣りを裏事情を、工藤貴史先生が詳しくお話ししてくれたので、参加者はみんなウームとうなっていた。
 もし漁協が放流をしなかったら、ほとんどの湖でのワカサギ釣りは成り立たないのである。
そしてワカサギの生態学的な話を少し聞いて、なんだかワカサギがよく分かってきたぞと、講義を聴いた後釣行会に参加してみたいという人も現れたが、ごめんなさい。予約はすでに満員御礼だった。

 ワカサギ釣りは最近人気急上昇。道具が非常に繊細だが、釣りは難しくなく、初心者でも簡単に、そしてマニアには奥が深い。
 道具も手作りしたりしてたった7~8cmあるかないかの魚を釣るなめにここまでやるかというほど、凝っている人もいる。
 そして普段釣りをやらないが、ワカサギならやってみたいという人も非常に多い。
 釣り業界はこれらの人を、新規参入者としてなぜ取り込もうとしないのかが不思議である。

 今回の仕掛けは竿とリールはダイワ精工のクリスティアという新製品。電動リールがパソコンのマウスのようになっていて、クリックで巻き上げ可能。ホイールみたいに指先で推進の微調整ができるというシロモノだ。(白かったけど)
 
 仕掛けは大成功、産卵に入ってしまって激シブ。前日はボウズ続出というなかで、何とか全員釣果。初めて釣りをするお嬢さんも20尾ぐらい釣って大満足。
 一番釣れなかった残念な人も3尾。その隣で30尾釣っちゃうワカサギ釣り初めての人も、、、。

 感じたことは、フィッシングカレッジ釣行会で、貸し切りだったせいもあって、すごく和気あいあいとしていること。お菓子は回ってくるは、1尾釣れると歓声が上がるはで、非常に幸せな気分だった。

●来月の講義は2月9日(月)
 
 サケ科魚類に未来はあるか(講師・井田 斉 北里大学名誉教授)
 ニジマスの基礎知識 (講師・奥山)

●釣行会は2月15日(日)

 神奈川県の開成水辺フォレストスプリングスでメイプルサーモン釣りを行う。