チェイルチョアハヌン韓国ドラマ&韓国旅日記

韓国ドラマだ~いすき!
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気ままな独り言におつきあいくださいませ。

創作「赤と黒」~新たなるラストシーンPart18~

2013-02-03 00:03:18 | 創作「赤と黒」
お越しいただきありがとうございます。(^-^)

年が明けてすっかりごぶさたしています。
おげんきでいらっしゃったでしょうか?
それでは,妄想の世界を お楽しみ下さい。

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「ジェインさん,この間の企画展
 好評だったわよ。」
デスクで資料の整理に追われているジェインに
チーフが声を掛けてきた。
「今度のソウルでの企画展の件。
 考えてみてくれた?」
「はい…でも,慶州の方も
 期限が迫っているかと…」
ジェインがためらいがちに返事をすると
チーフは目の前まで近づいてきた。
「ジェインさん。慶州の件は他のスタッフに
 まかせて,ソウルの方を全面的にあなたに
 お願いしたいのよ。」
「…チーフ?」
正直,ソウルでの仕事は受けたくなかった。
仕事をするとなると,いやでも思い出したくない場所を
通らなくてはならないだろう。それに…。
ゴヌクが消えてから4ヶ月が経とうとしている。
季節はすっかり冬だ。
ジェインは未だに休みごとに密陽(ミリャン)の
あの家に出かけていきゴヌクの消息を探していた。
できれば,ソウルでの仕事より慶州の仕事の方が
密陽(ミリャン)に近いのでありがたい。
「ジェインさん。とにかく,今度の仕事だけは
 お願いよ。クライアントもあなたの手腕に
 期待しているのよ。」
「…はい。」
しかたなく笑顔を作って承諾する。
正直,前回の企画展のできも自分ではいまいちだった。
美術館の半分のエリアを使って,伝統的な陶磁器の
展示を行った。1階の展示はまあまあだったが,2階の
フロアの展示は時代も作家もまちまちで,まるで素人の
ような展示になってしまった。予定していた作品が展示
できなくなり急遽他の作品と入れ替えたせいだ。
最近の自分は,仕事に集中していないことはよく自覚して
いた。でも,持ち前のセンスと培った企画力で納得のいく
仕事をこなしていたはずだったのに…
「…しっかりしなきゃ。」

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 勝手気ままに妄想していますが
できるだけ ドラマのラストシーンを
生かして行こうと考えています。

  お楽しみに~(^_^)




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