この春ほぼ歩けなくなった姑が入院し入院中に要介護5となって 退院後 高齢者用の施設への入所が決まり その病院の看護師さんが教えてくれるまで介護用のタクシーという存在すら知らなかった
ただその時 頂いた電話番号の入った領収書だけは大切にとっておいた
とても親切な運転手さんだったので
10月初めの日曜日 姑がいる施設の看護師さんから 姑の目を案じる連絡あり
施設と懇意な病院の眼科に連れていくことになった
車椅子でそのまま乗れる介護用タクシー
春にお世話になった運転手さんに連絡し行き帰りの予約をとった
そして火曜日ごとに二度お世話になった
この仕事を始めて五年
それまでは違う分野の職であったこと
資格を取る為に勉強中に父親が亡くなったこと
その看病に学んだことが役に立ったと
幼い頃にお母様は亡くなり ただ一人の育ててくれた親に 少しは恩返しできただろうかと話された
話を聞いていて胸がいたくなった
姑が春に病院から入所する施設への移動をお願いした時 丁度 そのお父様が亡くなられてひと月ばかりの頃
ついつい私の母が亡くなった頃のことを思い出してしまった
母は深夜に息を引き取った
葬儀場まで迎えにきてくれた車には長男が乗り込み 私は自分の車を運転しついていった
夜 雨が降っていた・・・・・
信号待ちでの赤信号
葬儀場で心細げに待っていた長男の表情
17歳だったか
それから主人の運転で 父や娘が葬儀場に駆け付けるまで
葬儀の手配で決めることに追われた夜でもあった
午前2時であったか 住職がいらしてくださったのは
姑を乗せての介護タクシーでの病院から施設までの行き帰り
運転手さんのお話を聞いていた
と車を道端に寄せた運転手さん
「失礼します」と車を降りて 少し先で倒れている男性を起こしにいかれた
歩行をサポートする手押し車ごとこけてしまい立ち上がれずにいたようです
運転手さん 男性を抱え起こし 無事に近くの店舗の敷地内に入るまで様子を見ておられました
「ご立派です なかなかできることではありません」と言ったら
照れたように「仕事柄です」とひとこと
こうした親切で優しい運転手さんを紹介して下さった病院の看護師さんにも感謝しつつ
人との「ご縁」を大切に生きていきたいと思ったのでした
午前中は姑の病院行きの付き添い
午後からは施設から届いた請求書持って銀行振り込み 薬局 病院2軒への支払いに回り
夜は主人が暮らす姑の家へ
主人の兄が姑に会いたがっていて 丁度 施設から面会条件のプリントが届いていたので コピーしたものと
施設が撮って下さった姑の写真を届けに行ってきました
大阪のお義兄さん 「もしお袋に会えんのやったら 写真なと撮ってきてもらえへんか」と主人に電話で言ったとか
だから施設から届いた姑の写真は有難かったです
(コメント欄は閉じております ごめんなさい)