傷ついた犬を見つけ病院で手当てしてもらい元気になったけれど その犬はいなくなってしまった
そして恩返しのように小動物の死骸を玄関近くへ届け続けてくれた
あまりなついてくれなかったオオカミのような外見のその犬が
殺されてしまった
そしてその犬を解剖している写真が届く
それは憎むべき連続殺人鬼からー
その殺人鬼との通話で 彼ー正太郎は自殺志願者たちと行動を共にすることに
殺人鬼は言う その中に人殺しがいると
正太郎は自殺志願者たちが自殺することを阻止したい
正太郎の母親からの連絡が来て櫻子は彼を捜していた
死んだら本当におしまいなのだけれど
それでも死にたいと 死にとりつかれる人間はいる
警察官の内海は上の階の住人が死んでー天井にのこったシミに住み心地の悪さを覚え 転居したいと思うようになる
正太郎の母親は不動産の仕事をしていて やたら条件多い内海にいい物件があるという
ただし事故物件だった
午前4時頃に叩く音が聞こえてくるーと内海が怯え 正太郎が泊まりこむことに
訪れた櫻子がといてくれた謎はー
それは前の住人と隣の住人の心あたたまるものだった
内海は前の住人の行為をひきつぐことにする