夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

午後 眼科でした

2020-06-09 16:41:33 | 子供のこと身辺雑記
姑の家の庭から

主人がささやかに野菜を植えている














一度 小さくしてもらった栗の木だけれど 元の大きさに戻ろうとする木の持つ復元力か
ほぼ前の大きさに戻っています





白いのは栗の花


姑の家の庭でもドクダミは元気









今日は眼科で左目に注射で 今 片目でおそるおそる打ってます

両目とも検査と治療で強い光も当てて 薬も入れたから
いらっとするほど(笑)見えにくいです

片目では運転できないので 姑のお昼が済んでから一旦帰宅
タクシーさん呼んで病院へ

片目なので夕方は行けない
そう姑に言って帰りました


片目で見えにくくはありますが
ちょい休んだら 夕飯おかずをつくらないと





楡周平(にれ しゅうへい)著 「ぷろぼの  人材開発課長代理 大岡の憂鬱」 (文春文庫)

2020-06-09 09:29:32 | 本と雑誌



リストラをする側だって辛い
しかも人を辞めさせ その相手が死んでも これで他の人間もどんどんやめていくだろうーと自殺した人間のことも あいつ呼ばわり
更にもっと悪辣な手段を使い人を追い込み喜ぶ男
自分に逆らえばリストラ対象者にしてやると無言の脅しを持って 会社の金の不正使用
水商売さんのお店での豪遊も自分の女を囲うのも会社の金で

大岡の上司の江間は そんな男だった

普通の人間である大岡のストレスはたまる
罪悪感も
誰かに有難うって言ってもらえる 相手に喜んでもらえる仕事がしたいと願うようになる


プロボノ
ラテン語の「公共の利益のために」の省略形であり 本業で身に着けた知識や経験を活かし ボランティアとして社会貢献をすること
ーと村上貴史氏の解説にある


時代を読んで先細りとなった自分の会社を畳んだ三國俊春が作ったのはNPO「MY LINK」
「ボランティア希望者のスキルと募集先のニーズがうまく噛み合うように調整し 双方にご紹介するのが役目」

まあ みんなが幸せになれれば良いね
そういう手助けができればー


ほのぼのとー

穏やかで情に厚い三國は 大岡の事情を知って 江間をどうにかしなければーと考えるようになる

芸能人のスキャンダル記事の写真を撮ることに これが自分のやりたいことか
もっと他人の役に立てることはできないのか
そう思っていた人間


家族の事情から水商売を続けてきたけれど 人の役にたつことがしたいと願うようになった女性

三國の旧知の人脈で義憤に燃える人々

彼等は江間をぎゃふんと言わせる為に 動いた

いわば命は奪わないー殺しはしない必殺プロジェクトのような



楡周平氏の作品に初めて触れたのは悪漢小説と呼んでもよいかな
「Cの福音」(作家デビュー作 1996年作品)でした
知的悪人を主役にしたシリーズ
シリーズの新刊が出るのを追いかけるように買って読んだものです