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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

竹内もと代作「菜緒のふしぎ物語」アリス館

2006-08-27 00:54:00 | 本と雑誌

竹内もと代作「菜緒のふしぎ物語」アリス館
竹内もと代作「菜緒のふしぎ物語」アリス館
竹内もと代作「菜緒のふしぎ物語」アリス館
竹内もと代作「菜緒のふしぎ物語」アリス館
絵 こみね ゆら

帯には{夜中に大またで歩きまわる“やしきぼうず”

桜の下で舞い踊る、おひな様たち・・・

少女と、古い屋敷に住むふしぎなものたちとの出会い。} と あります

本の表紙では 可愛いお雛様が踊っています 開けば なんとも素直そうな少女の絵があります

更に頁をめくれば 物語の舞台となるお家が優しくのびやかに描かれ ほのぼのとした書体の目次が

これだけでもう どんなお話が始まるのか ワクワクしてしまいます 最初のお話は「やしきぼうず」 特急電車に乗って 菜緒が おじいちゃんの家へ行くところから始まります 今度おじいちゃんの家が建て替えることになり 取り壊される前に もう一度見たかった お父さんも お母さんも都合がつかないので 菜緒が一人行くことになった

駅まではおじいちゃんが迎えに来てくれ

家では おばあちゃんと 菜緒にはひいおばあちゃんにあたる{さよばあちゃん}がいた さよばあちゃんは いろんなことを知っている

その晩 さよばあちゃんと菜緒が同じ部屋で寝ていると―

さ~何なのでしょう やしきぼうずって

「ひなおどり」お雛様が踊って歌って食べるなんて本当でしょうか?

「ほたる道」姿が見えない旅人さんとは一体?!

「みすず」三時になったら海からあがらなくてはいけないよ

そうでないと・・・

「庭ぼっこ」古い屋敷には 様々な{何か}が棲みついています

菜緒が出会う ふしぎ不思議の物語

さよばあちゃんが うんと うんと 長生きしますように

きっとね お化けも淋しいんですよ だから時々かまってほしくなるのでしょう

但し取り扱い(接し方)には 注意です


戦艦大和発見 ハルキ文庫

2006-08-26 12:56:48 | 本と雑誌

戦艦大和発見  ハルキ文庫
戦艦大和発見  ハルキ文庫
辺見じゅん 原 勝洋 共著

「男たちの大和」を上梓した辺見女史には 自然に戦艦大和の遺族並びに生き残りの方々との交流は消えずに残り 一層親睦は深まる

そこで彼女は切なる願いを持つようになる

正確な大和の沈む場所を知りたい 遺品 遺骨のかけらなりとも 見つけられないだろうか

彼女は弟に相談する

あの角川春樹さんである ただ者ではない弟は こう答えた 「大和の魂を引き揚げようというのだな」

さすがに即答はできず数日後この勝ち目のない賭けに 彼は乗り出すのである 角川春樹の中には 沈みゆく大和と満開の桜のイメージが浮かんでいたそうだ

戦艦大和は 四月七日に沈んでいる

そうして 大和を探す 「海の墓標委員会」は結成された

多くの人の協力のもと 大和は発見された

艦にある菊花紋章の金箔も まだ残っていたそうだ

大和発見に至るまでのプロセス 遺族や生き残りの方々による慰霊祭の様子が綴られている

時代や様々な角度から検証する「戦艦大和」の存在 3333名の乗組員中 助かったのは1割に満たない数であった

その後の人生も 何故自分が生き残ったのか 死んでいった戦友や遺族の方々への罪悪感にさえ襲われ 安らかなものではなく 生きることも 己の心との戦いの日々であった方が多いとか

英霊よ やすらかなれ 船乗り達よ

彼らは 現在の日本をどう思うのだろう


子供の昼ご飯

2006-08-26 12:29:13 | 食・レシピ

子供の昼ご飯
玉葱 ハム 輪切りにしたウィンナー グリーンピースが入っています まず具を炒め 塩胡椒 少量のウスターソース 小匙1杯程度のお砂糖で味付け ご飯を入れて ささっと炒め 具と混ぜ合わせ ケチャップ入れて
はい出来上がり♪ ケチャップ焼き飯と言うか 今日は卵で包んでオムライス風に仕上げるつもりです これにコンソメスープとサラダ

あと梨をむきます


辺見じゅん著「小説 男たちの大和」ハルキ文庫

2006-08-25 22:41:55 | 本と雑誌

辺見じゅん著「小説  男たちの大和」ハルキ文庫
反町隆史 中村獅童 鈴木京香 渡哲也 仲代達矢 他の出演により映画が制作されました

{戦後60年 記念作品映画}なのだそうです

いわば これは 元々辺見女史が 昭和58年に上梓したノンフィクションを元に制作された映画を 小説化したものとなる

実在の人物で柔道の達人であった内田

戦争で片目を失い満身創痍で 数えきれぬ麻酔なしの手術を受け 自身の血を分けぬ子供を幾人も育てあげた

そんな男の願いは あの大和が沈んだ多くの戦友達が眠る海へ 骨を撒いてくれ

というものだった

内田の死後 てつかずで生前のままにしていた部屋を ある日養女の娘は思い立ち 片付け始める

そこで養父の胸のうちに気付き 最期の願いを叶えようと 奔走するのだ・・・・・

文庫本あとがきに代えて―の著者の言葉

解説 児玉 清さん(「パネルクイズ アタック25」の名司会者として有名 俳優)の文章 どちらも幾度も読み返したくなる してしまう真摯さに充ちています

私自身は直接 戦争を知りませんが 両親 伯父 伯母 祖母からの又聞きで 少なくとも 嘘 つくりものでない 体験した戦争を知る世代です

こうだったのだ と 孫 子供達に 語り継ぐべく 繋ぎの世代なのだと 最近考えるのです

ただ戦争反対 嫌いだ 全て悪だとヒステリックに 喚き叫ぶのでなしに ―ただ反対 反対では 欲しいモノを買って貰えず 床に転げまわる小さな子供と同じです―

どうして戦争がいけないのか 何故 日本が戦争を始めてしまったのか

自分が勉強し 説明してあげなければいけないと思うのです

その為に集め始めた本は 段ボール2箱分ほどになりました

もののふの 夢も涙も 呑み込みて 海輝けり 命抱きとめ

散っていた命を 惜しみます


「暗号名はゼロ」-7-

2006-08-25 20:32:12 | 自作の小説

世界統一同盟 この見るからに胡散臭い組織のボスは レベッカを城に迎えるために 新しく使用人を雇い入れた

支払いをケチるので みんなすぐに辞めていくのだ

揃いのミニスカートの水玉衣装がお仕着せのユニフォーム

男も水玉のカッターシャツ

カーテンも水玉 壁紙も水玉

そうそうボスにも名前があるのだった

アンディ・ナンディ ・ゴッテンジー

略してアンちゃん にしてはいけないだろうな~

ちなみにガリガリッコとフクレトンは彼の叔父になる

アンディの父親が長男だったので この組織の代表となり アホでも長男なので 彼が今は代表なのだ

組織にとって とことん不幸なことだが

アンディは 合言葉の世界は俺っちのものだよ~ん からして意味が分かってない

だもんでマジメな下っ端のみが苦労している

下っ端のたてた良い計画を 上のものが変なものへ変更する

だんだん みんな アホらしくなってやめていくのだ

最近は人材派遣センターにお願いしても

金払いが悪いから

なる情けない理由で断られている

つまり平たく言えば アンディとは悪気のない変態 どうしょうもない女好きー

その彼の立てたレベッカ歓迎計画とは・・・・・・


カレーうどん調理中~

2006-08-25 16:42:30 | 食・レシピ

カレーうどん調理中~
カレーうどん調理中~
カレーうどん調理中~
カレーうどん調理中~
カレーうどん調理中~
ホームページ「HS1209―EYES」の日記に続くネタ(笑) うどんのだしとって 乾燥麺の おうどん茹でて
昨日の残り物のカレーを和風に少し味付けかえて 元々は和風のケーキが入っていた 茶色の小鉢で味見を

この器 重宝しています

―捨てられない(整理整頓が苦手な)女の私^^;―


辺見じゅん著「男たちの大和」上下巻 ハルキ文庫

2006-08-25 16:13:40 | 本と雑誌

辺見じゅん著「男たちの大和」上下巻 ハルキ文庫
戦艦大和の生き残りの方々と そのご家族 周囲の方々の言葉 思い出 大和ホテルとも言われた美しい戦艦が 時代を見失った発想で造られ ゆえに適した戦いの場も与えられず 国から見捨てられた形で死地へ追いやられ

多くの人命と共に 海底へ沈むまで

そして 幸運にも助かった方々の その後の人生

果たして大和は 沈まなければいけなかったのだろうか

酷なようだが 迷走する無能な ある人の言葉を借りれば (自分は安全な場所)防空壕の中にいて戦争ができるのか

思い付き気紛れな命令 おかしな作戦で命を捨てなければいけなかった現場の指揮官 兵隊達が気の毒です

狡い人間ほど 戦後うまく立ち回っている

発見された大和の中には 人の頭蓋骨の形をした貝があったのだそうです

日本へ帰りたかったでしょうね

ところで 著者の辺見じゅんさんは女性です ある時期まで どうしたわけか 私はこの方が 男性だと思い込んでおりました


辺見じゅん著「女たちの大和」ハルキ文庫

2006-08-23 23:47:44 | 本と雑誌

辺見じゅん著「女たちの大和」ハルキ文庫
死んでいった者達の
死んでいった者達への想い

覚悟

戦争 太平洋戦争で場所は変われど 家族を愛する人を 日本の未来を思い案じつつ死んでいった 彼らを 時代と逆行してもいい 英霊と呼んで何故いけない?

国を守る為に 家族を守る為に 死に赴く身でありながら なほ 残された者達を案じて

名もなき人々かもしれないが ゆえに より真摯に心をうつ それぞれの真実のエピソードが

感情を抑制した冷静な文章で綴られています 軍人さんは戯画化されたドラマの中の 理不尽な事ばかりする存在ではなかったことも知ってほしい

早くに喪われすぎた命を惜しみつつ

これは著者の綿密な取材によるノンフィクションです


北森鴻著「孔雀狂想曲」集英社文庫

2006-08-23 19:22:10 | 本と雑誌

下北沢にある骨董品屋 雅蘭堂(ガランドウ)の店主 越名集治

彼が遭遇する骨董品の世界の化け物(人間ですが^^;)達

ウラのウラのウラの・・・・・

とてつもなく ややこしい仕掛け

騙されれば命はない 名声も消える

どいつも こすっからいのだ

元は万引き未遂の押しかけ女子高生バイトの安積と 掛け合い漫才のようなやりとりを繰り返しつつ

細い目で越名は 骨董の世界の闇を見る

連作短編集です

買って損はないですよ~~~

私は今回再読なのですが 楽しみました

そしてね 哲学者の木田元先生が書かれた解説が これまた素敵な文章で 中身も充実

これだけ読む為に買ってもいいくらいです

なんといってもーミステリ読んで70年ーしかも奢らず丁寧で

北森先生の作品についても 詳しく触れておられますし

北森鴻紹介ーのエッセイとしても良いくらいです

では木田先生の文章をお借りしましょう

{きっと病みつきになると思うよ}

はい付け加えることはありません


櫂 広海 「凶人形」「骸乙女」あおば

2006-08-23 19:13:18 | 本と雑誌

鬼談シリーズ6「凶人形」7「骸乙女」

いずれも女性と見まごう美貌の人形師北村雨月と その友人の小説家とその秘書の杏子さんが 不思議な事件と遭遇し 人形からみで解決していく

少しホラーの領域に近いかもしれません


坂東眞砂子著「道祖家の猿嫁」講談社文庫

2006-08-23 19:09:24 | 本と雑誌

道祖(さいど)家へ花嫁行列が向かう

何故か その行列には 賑わいも華やかさもなかった

まるで葬列のようであった

舅が初めて見る花嫁は・・・余りに猿に似ていたのだ

猿と呼ばれながら 蕗は思うのだ

夫だって牛に似ている

大舅 大姑 舅 姑 小姑 夫に仕え

夫の浮気に耐え

誰よりも蕗は長生きする

蕗に似ている十緒子は その33回忌に久しぶりに故郷へ戻る

けれど生家は もう取り壊す予定がたっていた

そこへ戦死したと思われていた辰巳の娘から手紙が届く

かつての日本には 蕗のような女性は多くいただろう

声無き主張をし弱い立場にみえて 結構したたか

強いのだ


石井まゆみ「使い捨てドラゴン」① 集英社

2006-08-22 00:01:18 | 本と雑誌

石井まゆみ「使い捨てドラゴン」① 集英社
気の弱いOL角野は中華街展にて 片目の龍のお札を買う 北室は 彼女と青龍は相性が良いのだと教えてくれる

成長の遅かった龍は「蒼」ちゃんと名付けられ チビなりに角野を守り始める

五つのお話が入っています

石井まゆみ先生は 「ロッカーの花子さん」を描いた漫画家さんです


若林美樹「ちょっと美人ドクター 7」講談社

2006-08-21 22:58:36 | 本と雑誌

若林美樹「ちょっと美人ドクター 7」講談社
完結編

元気が身上 とりえはおせっかい?!な研修医 菜穂

熱意で失敗にも挫けない

書き下ろし「2年後のナオと世良」では 菜穂の指導医と 恋愛関係へ発展

どちらがどちらへ「好きだ」と思いを告白したのかは 謎ですが

素敵に美人ドクタ ―に またいつか会いたいものです