反町隆史 中村獅童 鈴木京香 渡哲也 仲代達矢 他の出演により映画が制作されました
{戦後60年 記念作品映画}なのだそうです
いわば これは 元々辺見女史が 昭和58年に上梓したノンフィクションを元に制作された映画を 小説化したものとなる
実在の人物で柔道の達人であった内田
戦争で片目を失い満身創痍で 数えきれぬ麻酔なしの手術を受け 自身の血を分けぬ子供を幾人も育てあげた
そんな男の願いは あの大和が沈んだ多くの戦友達が眠る海へ 骨を撒いてくれ
というものだった
内田の死後 てつかずで生前のままにしていた部屋を ある日養女の娘は思い立ち 片付け始める
そこで養父の胸のうちに気付き 最期の願いを叶えようと 奔走するのだ・・・・・
文庫本あとがきに代えて―の著者の言葉
解説 児玉 清さん(「パネルクイズ アタック25」の名司会者として有名 俳優)の文章 どちらも幾度も読み返したくなる してしまう真摯さに充ちています
私自身は直接 戦争を知りませんが 両親 伯父 伯母 祖母からの又聞きで 少なくとも 嘘 つくりものでない 体験した戦争を知る世代です
こうだったのだ と 孫 子供達に 語り継ぐべく 繋ぎの世代なのだと 最近考えるのです
ただ戦争反対 嫌いだ 全て悪だとヒステリックに 喚き叫ぶのでなしに ―ただ反対 反対では 欲しいモノを買って貰えず 床に転げまわる小さな子供と同じです―
どうして戦争がいけないのか 何故 日本が戦争を始めてしまったのか
自分が勉強し 説明してあげなければいけないと思うのです
その為に集め始めた本は 段ボール2箱分ほどになりました
もののふの 夢も涙も 呑み込みて 海輝けり 命抱きとめ
散っていた命を 惜しみます