夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「悪の花園」(1954年 アメリカ映画)

2012-06-11 16:20:21 | 映画

ミゲルの町の酒場でフッカー(ゲーリー・クーパー) フイスク(リチャード・ウイドマーク)  デイリー(キャメロン・ミッチェル)は 黒髪美人(リタ・モレノ)の歌を聴きながら話していた

フッカー「美女でないと」  フイスク「ただの雑音」

彼らは金鉱探しの旅の途中だった

黒髪美人をめぐって騒ぎが起こりメキシコ人のヴィンセンテ(ヴィクター・マニュエル・メンドーサ)が「俺の女に手を出すな」

なんとなく揉め事はおさまる

フイスク「ここは友好的にいこう 夜はカードをして」 

そこへ赤髪の美女リー・フラー(スーザン・ヘイワード)が入ってきます

「鉱山事故で夫が動けないの 2000ドル出すから助けてくれない」

誰もが目を奪われる 振り返らずにいられない はっとするような美女の出現に男達は浮き足立ちます

メキシコ人が一番に名乗りをあげ 若いデイリーもすっかり乗り気です

フッカーとフイスクはなかなか腰を上げません

うまい話には裏がある

フイスク「高額な謝礼なのに 他の奴等は何故行かない?」

リー「原住民が恐いから」

メイシコ人 デイリー フイスク フッカー 四人の男達は リーと鉱山へ向かいます

途中 アパッチの合図があったことに気づくフッカー

馬で飛び越えないといけない谷間もある切り立った崖道を進みます

引き返すほかの道はないかと尋ねられ リー「知らない」

フッカーとフイスク 女の後姿見つつ

四人の男を引き連れて鉱山へ行くとは勇ましい女だーと話したりします

メキシコ人は木に印をつけたり物を置いたり 落としたり 道順の目印を残しています

馬に砂糖を与えるリーを見ながらフイスクはフッカーに言います

「そのうちあんたも飼いならされて あの馬みたいになるぜ」

男あっちはそれぞれ 根性あるリーに惹かれていて 揉め事も起きます

デイリーはフイスクにフッカーのことを「虫の好かない野郎だ」

フイスクはデイリーに「お前に背中を向けると危険だ」

背中から撃つ卑怯者だと思っていることを知らせます

フイスクはフッカーは信じ 友情も感じていますが 他の人間のことは信用していません

フイスクはフッカーに尋ねます「金鉱探しをする前は何をしていた」

フッカー「ただの愚か者さ」

彼らはアパッチの襲撃で全滅した集落を通ります

フッカー「アパッチが白人を狩る解禁月」

夜 リーに迫るデイリーは無理やりキスし逃げられます

不穏なデイリーの様子を それとなくフッカーが咎めると 逆上し銃を向けます

デイリーが背中を向けた相手を何人も殺していると知っていることをフッカーは言います

フッカーは喧嘩なれをしており強く デイリーは相手になりません

喧嘩を止めに入ったリーにフッカーは言います 「君のせいだ デイリーやわたしを責められないだろう」

デイリーは喧嘩には負けるし 喧嘩の最中に焼けどをするわで泣いています( ああ ガキです・笑)

フッカー慰めつつクギヲ刺します「魔がさしたのさ しかし覚えておけ 彼女の頭にあるのは鉱山に閉じ込められている夫だ」

デイリー「何故殺さなかった」

フッカー「必要だからだ」

騒ぎがおさまり フイスクがフッカーに言います「あんたは彼女のために戦った 銃を持った男に立ち向かったんだ 俺は尊敬するよ」

ミゲルの町を出てから幾日か過ぎ やっと鉱山へたどり着く

鉱山の中が壊れないようにメキシコ人が背中で柱代わりに支えている間に  リーの夫のジョン(ヒュー・マーロウ)を助け出します

フッカーとメキシコ人とで ジョンの折れた足を手当て

フッカーは体を洗いに行った泉で アパッチの落とした羽根を拾います

ジョンは助けたフッカーに礼も言わず リーを罵ります

俺のために戻ったんじゃない 金鉱にある金が欲しいだけだ

フッカーにジョンは言います 

金鉱で倒れていたら 大勢のアパッチが見にきた 殺さなかったのは ほうっておいて どうせ死ぬと思われたからだ

何百人ものアパッチに俺達は殺される 俺のことは心配するな 妻にも伝えろ 必ず

フッカーはおちこんでいるリーに いっぱいやるように言う

「君の夫が君を罵ったのは本気じゃない」

フッカーは元は保安官だったことを教える カリフオルニアへの金鉱探しの旅にどんな理由から出たのかは明かされないが

アパッチのことを教えられるとリーは言う 夫を連れて逃げて欲しい 自分が火をたいてアパッチの注意をひきつけておくから 

今まで掘った金は全部小屋にある それもあるから夫を連れて逃げてくれと

フイスクはリーに「名案だし感動的だ スタンドプレーだ 男達が自分を置き去りにしないと

効果があった俺には 俺はバカだから」

リーは「なんとも思ってないわ ただの男よ」と言う その答えにフイスクは傷つくのだが

リーを愛していても望みがないと知って

ベッドに横たわり二人の会話を聞いていたジョン

「あの男も(自分と同じように)君を見抜いているのに惚れたんだな どうしてなんだ 君は何者だ(こんなにも男を惹きつけて)

俺も 君に惚れ抜いている」

夜 火をたくリー ジョンは「担架はいらん」と馬に乗る

フッカーはリーを殴り気を失わせて馬に乗せ連れていく

走り続けてジョンの脚のことを考え 休憩を取ろうとする デイリー もっと逃げようと逆らう

その様子を遠くから見ているアパッチ

ジョンは自分を邪魔だと思っているデイリーに馬に乗せてくれと頼む 望み通りいなくなってやるから

デイリーはジョンを馬に乗せ送り出す それを咎めたフッカーに銃を向けるも 背中をアパッチの弓矢に射抜かれ死ぬ

ジョンを心配し探しに戻るが 彼は殺されていた

死体を埋めて出発する一行

リー「傍にいることも耐えられないくらい夫から嫌われていたなんて」

フッカー「ジョンは君を愛していた 自分がいてはお荷物になる 逃げ切れないと だから離れたんだ」

一夜明けて

アパッチに追われメキシコ人 弓矢に打たれ「出て来い 姿を見せろ 」叫ぶも 更に射抜かれ絶命する

いまや姿を見せたアパッチの大軍がおいかけてくる

細い崖道で応戦 追っ手を食い止めるから二人は先に行けと言うフッカーに フイスクは「どちらが残るかはカードで決めよう」と

「俺の勝ちだ さっさと行けよ」とフイスク

フイスクはリーの心が自分には無いと確かめてから 彼女の心が傾いているフッカーと幸せになってくれればと願っていた

リー フイスクの真意分かり思わず抱きつく

彼は自分のために 自分達を助けるために死ぬのだ

フッカー「また会おう」

フイスク「ああ あの世でな」

崖飛び越えてしばらく走り 向こうを振り返るリー「まさに悪の花園ね」

フッカー「フイスクは残るためにイカサマをした 彼はいい奴だ わたしは彼のところに戻る 

君はもう安全だ」

戻れば上にアパッチ 倒しつつフイスクの、もとへフッカー駆けつける

フイスクは重傷で死にかけている「俺の腕では山肌こするのがいいとこだって言ったっけ

あれだけやっつけた」そう言って アパッチがいっぱい倒れている方角を指す

フイスク「あんたを羨んでいた 何でも知っていて何でも正しいからな」

続けてフイスク「太陽が沈む毎日のように 誰かを道連れに 今日は俺だ

フッカー故郷へ帰れよ そして家を建てろ 

彼女も一緒に連れていけ」

言い遺し フイスク死んでしまう

フッカー リーのところへ戻り 「悪の花園か 大地が金だったら ひと握りの土の為に人は殺しあうのだろう」

沈む夕日の中 二頭の馬駆けていく

ヘンリー・ハサウエイ監督作品です

映画の情報あるサイトさん↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E3%81%AE%E8%8A%B1%E5%9C%92

ゲーリー・クーパーについてはこちらを↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC

スーザン・ヘイワードについてはこちらを↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89

リチャード・ウイドマークについてはこちらを↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF

ゲーリー・クーパーは映画の中でも立っている姿が決まります 立っているだけで決まるーというべきか 長身の俳優さん

スーザン・ヘイワードとは「ボー・ジェスト」でも共演

スーザン・ヘイワードは「風と共に去りぬ」のヒロイン候補にもなりました

損な役なのですが リチャード・マーク いいです


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