




もともとはストウブの鍋用の本のレシピなのですがーやはり深さがある鍋では 焼いたお好み焼きをひっくり返すのが些か面倒なのです(笑) で浅いタジン鍋でも焼いてみましたが 柄のあるフライパンの方が片手で鍋を動かさないように押さえてられるので お好み焼きをひっくり返しやすいのです
ホットプレートや鉄板ならともかく 鍋はひっくり返す時に動いてしまいますから
で少し厚みあるアサヒ軽金属のフライパンを使って(商品名はディナーパンとかローストパンとか色々あるのですけれど) ストウブ鍋用レシピで焼いてみました
と言っても中にいれる具はかなり変えてあります ある材料をより家族に食べやすく作るのが 私流(^^;なので
刻んだキャベツ・人参・もやしは茹でて水気を切っておきます
適当に切った牛ばら肉切り落としは 味醂・酒・砂糖・醤油で甘辛い味付けで煮ておきます
溶いた小麦粉に卵と野菜とお肉を混ぜて 適温にして油を入れて熱したフライパンに流し入れて 蓋をして弱火で10分ばかし焼きます 好みで更に卵1個落とし入れて パックの鰹節をふりかけても
蓋を開けて ひっくり返しても大丈夫!と判断したら ひっくり返して5分ほど焼きます
ウスターソース・砂糖・とんかつソースを適当に混ぜて煮たソースを塗ります
青のりとマヨネーズは食べる人の好みで
これに大根としめじと薄揚げの入ったお味噌汁
あとは果物 西瓜を実だけ食べやすく切って 皮はお漬け物にします 西瓜の皮は外皮の緑の部分を除いて 塩をして洗って細く切り鰹節とお醤油をかけて食べてもいいし
ぬか漬けにしても 胡瓜のように酢の物やサラダの材料にしても美味しいです
そして西瓜の実は 食欲が無い時にはジュースにしたら 飲みやすくて良いです 一口大に切って凍らせてシャーベットにして食べても
さて夕飯おかずを姑に届けてきます 食べてもらえますように
2014年8月4日の読売新聞朝刊ー地域・播磨のひょうご茶論(32)では フイギュアスケートコーチの長光歌子さんが登場していました
記事にある経歴には「1951年神戸市生まれー フイギュアスケート選手として前日本ジュニア選手権優勝 全日本選手権6位 日本フイギュアスケーテイングインストラクター協会理事 関西大学アイススケート部監督 99年からバンクーバー五輪(2010年)で銅メダルを獲得した高橋大輔選手のコーチを務める 尼崎市在住」
記事の内容は「六甲山へ登ったり、神戸港の進水式を見に行ったりと、神戸には思い出がいっぱい。通学路には教会や異人館があり、世界を肌で感じていた。
スケートを始めたのは小学3年のとき。 」などとスケートを始めたきっかけに触れて「気が付けばスケート漬けの毎日になっていた」と
「高橋大輔選手との出会いは彼が中学2年のとき。合宿中の仙台市のリンクに彼も来ていた。 -岡山に有望な子がいるーと噂には聞いていたが 踊ると体中から音楽が鳴って出るようだった。
そんなことは初めて。
宝物に触れる思いで指導を始めた。
彼はいつも普通電車で大阪のリンクに通ってきた。経済的負担を減らそうと、よく自宅に泊まり込ませた。
高校3年のときには2人でアメリカ、スイス、ロシアを回り、技術を磨いた。
関西大学入学後も二人三脚。
私自身は能力が高いコーチとは思わないが、彼のおかげでたくさんの経験ができて幸せだった。
東日本大震災後、彼は神戸で毎年、チャリテイー演技会を開いている。
手作りの素朴なショーだが、大勢の人が来て募金に協力してくださる。
選手の気持ちがお客さんの心を動かしていると思う。
会場のポートアイランドスポーツセンターは、阪神大震災の前々日まで全日本選手権が開催されていた場所でもある。
震災を経験した神戸から東北へエールを送ることに、大きな意味を感じる。
西宮市に通年型のリンクができ、県内からも有望な選手が出てきた。
多くの人の心を魅了するスケーターが誕生してくれた、と期待している。」
また欄外にー余話ーとして長光歌子さんの印象をまとめてある
ー「銀盤の母」は気さくで謙虚ー
「大輔は親戚の子みたい」3度の五輪で高橋大輔選手に母のように寄り添う長光さんの姿が印象に残った人も少なくないだろう。
その素顔は不思議なほど気さくで謙虚。
「スーパーで声をかけられ、驚いてしまう」と笑う。
フイギュアスケートの魅力を尋ねると、「1人でリンクを支配し、ターンやスピンなどダイナミックな技術を見せながら表現ができるぜいたくな競技。
大輔はそれを理解していると思う」
来季の休養を発表している高橋選手だが、いつかまた、2人そろっての笑顔を見せてほしい。
ーと神戸総局の加野聡子さんは結んでいる
新聞を読んでいてちょっと嬉しかったので?
女性のコーチには男性コーチには及ばない点もあるかもしれません
しかしまた女性の肌理の細かさ 生活全般に及ぶこまごましたことまでへの気遣いは男性コーチには「気付けない」行き届き方であり愛情であるかもしれないと思います
実のおかあさんとスケートでのおかあさん
二人のおかあさんが 高橋大輔選手を見事な人間に育て上げたのだなと
そんな貼り紙を見て集まった物好きな人間が建物の中に吸い込まれて行く
開いていた門は やがて静かに閉まった
玄関の扉も閉ざされる
入ってみれば思いの他に広い建物の中の大広間の長く大きなテーブルに料理や飲み物と食器が並べてある
一方の壁には話し手用の椅子と小さなテーブルがある
そしてその話し手用の椅子の少し後ろに蝋燭が百本あるのだろう 灯のついた蝋燭が並んでいる
奇妙に影の薄い男が一人現れた 「では まずはわたしから話させていただきます
空き巣の男がおりましてな こいつ門の開いた家の人気が無い様子見て入りこんだのでございます するとどの部屋にも鍵が掛かっている
それでも根気よく捜してやっとするりと開く部屋を見つけました
その部屋には肖像画が1枚壁に掛かっているだけでした 窓すら無い
こうなったら この絵だけでも盗んでいこうと空き巣は思ったようです
空き巣は腕を伸ばし絵を壁から外そうとする と絵の中の人間が笑いかけてきたそうです
絵の中の人間の口はどんどん大きくなってー 空き巣を頭から食べてしまった
はい お粗末 これで終わりでございます」
影の薄い男は闇の中に消え蝋燭の灯も一つ消えた
他愛ない話なのに皆ぞっとして暫く沈黙が広がった
それでも続いて話を始める人間が出て 蝋燭の灯は一つずつ消えていった
一人で幾つかの怪談を話す者もいる
大抵は何処かで聞いたような話が多い
まぁ怪談というのはそんなものだ
怪異が起きてはいけないから99話で止めておくことも多い
ーと 少し古風な着物姿の女性が話をする椅子に腰かけた
「そろそろ私の番のようでございます 管理人を求める家がありました 家の世話をする人間を時々家は必要とするらしいのです ただ家と人には相性というものもあるようです
その家のあるがままを受け入れて 家の希望を叶える人間
家にある部屋達はお腹を空かせるのです 家が家で在り続ける為には その空腹を満たしてやらねばなりません
それにより家は力を持つのです
お分かりでしょうか?
時々家は空腹を満たす為に餌を必要とするのです
お客様のご協力により家は暫くは餌を必要とはしないことでしょう
ご厚意に家も感謝致しております 」
集まった人間達が意味を掴みかねている間に 最後の蝋燭の灯も消えて真っ暗になった
バタン バタン バタン 建物のあちこちでドアの開く音がする
そして怪異が人間達に襲い掛かった
悲鳴
建物の中の何処に逃げようとも外への扉は閉ざされている
建物には窓も無い
家が開けようと思わない限り 扉は開かない
こうして百物語の集まりは終わった
客は皆姿を消した 最後に話した女は溜め息をつく
「新しい管理人は見つかりませんでしたか」
女は随分昔の百物語の集まりで 管理人として家に選ばれた 生きることに飽いた女は 新しい管理人が見つかることを願っている
しかし 家は中々気難しいのだ