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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

春江一也著「ウィーンの冬」下  集英社文庫

2014-07-28 20:29:00 | 本と雑誌
春江一也著「ウィーンの冬」下  集英社文庫
春江一也著「ウィーンの冬」下  集英社文庫
春江一也著「ウィーンの冬」下  集英社文庫
春江一也著「ウィーンの冬」下  集英社文庫
春江一也著「ウィーンの冬」下  集英社文庫
堀江亮介はノンキャリアの外交官だが 弟の洋三はキャリアの外交官だった  しかし同乗者3名を乗せて運転中 不可解な動きをする黒い車が接近後 事故を起こし洋三と同乗者は亡くなり 生き残った別の同乗者には障害が残った 

その後始末に現地へ向かった堀江は 弟に愛する女性がいたことを遺された日記から知る  優れた頭脳を持つその女性は北朝鮮へと拉致された疑いがあった 洋三は愛する女性の行方を必死に捜していて不慮の死を遂げたのだ


数年後 この弟の死は堀江の任務に絡んできた 


怪しい動きを見せる新興宗教とそれに絡み不気味な動きをする人間達 


繰り返される尾行 


核により日本を壊滅させようというハルマゲドン計画 


失恋から宗教へ救いを求めた哲学を勉強する三村和明は入信した新興宗教の活動の異常さに気付き 女装して世間の目を欺きながら 内側から企みを崩そうと試みる 


三村が助けを求めたのは 如何なる廻り合わせか 堀江の弟の洋三が愛した女性の弟トーマスだった  トーマスは姉の行方を捜していた 





陰謀は阻止されたが三村は命を落とした 


さて堀江が愛したシルビアは病死したが フリッツという息子がいる  それは堀江の子供ではないが フリッツは堀江を父として慕っていた 


だが「ウィーンの冬」ではフリッツについては殆ど降れられない



人の情とは そういうものだろうか 

「プラハの春」「ベルリンの秋」「ウィーンの冬」がシリーズ物であるだけに シリーズを通して見た時に主役であるから 作中いかにいいように書かれていても  優柔不断で 人間として感情に欠陥があるようにみえる 


著者がほぼ堀江と同じ経歴の人物であるから 穿った見方をすれば美女との肉欲場面は著者の願望として読み飛ばし 

歴史の裏側ではこんなことがあったんだ 余り詳しくは書けないけれどねー そう学校の教科書には書かれてない歴史や駆け引きなどを 著者は人々に知ってほしくて 自らの経験したことを小説に仕立てたのかもしれません


春江一也著「ウィーンの冬」上  集英社文庫

2014-07-28 10:59:46 | 本と雑誌
春江一也著「ウィーンの冬」上  集英社文庫
春江一也著「ウィーンの冬」上  集英社文庫
春江一也著「ウィーンの冬」上  集英社文庫
春江一也著「ウィーンの冬」上  集英社文庫
春江一也著「ウィーンの冬」上  集英社文庫
「プラハの春」「ベルリンの秋」に続く堀江亮介を主人公とする東欧三部作 


外務省から表向きリストラされた堀江亮介はウィーンへ出向くことになる 


その秘密の仕事の間に 寂しく病気でシルビアは死んだ 


「プラハの春」では愛するカテリーナが射殺され 「ベルリンの秋」で再会したシルビアは 母親カテリーナに生き写しの姿に成長しており 堀江はシルビアとも恋愛関係に陥る 


プラハの春の後で 帰国した堀江は日本人女性を妻にするも温かな家庭は得られず シルビアと結婚したいがために妻に離婚を申し出た 


だが「ウィーンの冬」ではシルビアと堀江はそれぞれの国で離れて暮らしている 

連面と堀江はシルビアを思うも任地から会いに行こうとはしていない 

相手が病気と知りながら


幾ら相手の女性を愛しているーと作中で綴られようとも 何か女性のことは後回しの狡さを感じる 


相手が目の前にいたら欲望に浸りっぱなしーなのだから  堀江のカテリーナとシルビアの母と娘への気持ちはただの性的な欲望に支配されただけの がっついて醜く相手の女性を不幸にしかしない代物と思えてくる



心から愛する女性が病気ならば 何があろうと会いにいくのが 本当の恋ー愛情ではないだろうか



シルビアが死んだと知って堀江が体を壊そうとも それは恋人に死なれた可哀想な自分に酔っているとしか見えない 

「ベルリンの秋」のラストを読んだ人間なら 3人(堀江とシルビアと息子のフリッツ)は一緒にいるーそう信じただろうと思う



しかしそうではなかった 堀江は自分が選択した孤独と味気ない日々の中にいて 国際的なゴタゴタの中へ飛び込み 古い恋は物語展開の邪魔とばかりに 上巻にてシルビアは病死して退場 


物語の中ではオウム真理教をモデルにした胡散臭い新興宗教が扱われる 


現実に地下鉄サリン事件や数々の物騒な事件を起こした呆れ果てるこのエセ新興宗教はまだ現在も信者を集めている


信者を騙してお金を集めている 


選挙では「しょ~こぅ~~~しょ~こぅ~~~あさはらしょうこう~~~♪」なんて みっともない歌と踊り 

逮捕されるまでは隠し部屋にいぎたなく隠れていたという教祖 



ただの太った汚い女好き卑猥男 

こんなものを「信じる」なんて 狂気の沙汰だと思う 


オウム真理教をモデルにいじくりつつ 物語は下巻へと進んでいく


どっかのパクリな見たような言葉ですが

2014-07-28 07:34:45 | 子供のこと身辺雑記
どっかのパクリな見たような言葉ですが
長男の作った貼り紙には意味がある 

ただいま大学院にて英語での集中講義(数学だけど)を受けてますが 

前期の試験がレポート提出というのも幾つかあり 毎日取り組んでいます 


8月2、3日と倖田來未さんのライブがありチケットも購入済み  そのライブまでにレポートを仕上げて 心おきなく倖田來未さんのステージを楽しんできたいようです 


だけど「(レポートが終わってなくても)行くんだけどね」とも言ってました


ライブが終われば オープンキャンパスのお手伝い 

これも自分が受験の頃を思い出し 楽しみにしているようです

9月には長男の母校からの生徒さん達も大学見学に来る予定で そちらのお世話にも張り切っているようです 


教育実習で接した生徒さんも来るらしく

長男は大学に4年 大学院に5年 9年同じ大学の構内で過ごすわけで まぁ今が青春と言えるのかなーなんて思いつつ見ています