夢のLeidi Laidi

着物と宝塚、ほぼ半々

1951年の共感

2018-05-15 18:25:00 | 一人着物部活動報告
「主婦の友」創刊100年企画、大正から平成に至る
着物記事を集めたこちら




見てて飽きません。






着付け便利グッズは大正時代からあったそうな。




そして1951年の記事。
「和服をワンピースのように涼しく楽に着たいと
夏が来るたびに思うことでした」と
腰紐を締める辺りにインサイドベルトをつけて
ベルトの両端と上前の衿先、下前脇に鍵ホックを
つけて、胸紐をつけ紐にするアイディアが
紹介されていました。





やってみました。

まず、インサイドベルトですが「帯芯のような生地で」
とあるけど、普通にベルト状のものにすると
ずりあがったり、落ちてきたりしそう。

取付位置も「腰紐を締める辺りに」と言っても、
着物の丈によってはウエスト近くになることも
あるので、そうなるとタックを寄せて付けるか、
ウエストの方を完全に寸胴補整するか…に
なります。

というわけで、まずインサイドベルトを
この形で作りました。
ジャストウエストより少し下の方が楽かな。
左前脇をマジックテープで留めてます。



これを身につけて、上から着物を羽織り、
いつも通りに裾合わせして、ウエスト位置で
腰紐をします。
腰周りのシワを整えたら、着物の上から
インサイドベルトの下辺を確認しつつ
待ち針を打ちます。

待ち針で止めた所(後ろ腰周り〜下前)を縫い付けます。



着る時は、羽織ったらベルトのマジックテープを留める。



下前の衿先とベルトの付け紐を結ぶ。



上前衿先と脇のスナップを留める。



このままだと、上前身頃がだぼーんと下がってくるし
おはしょりも安定しないので、補助紐をします。



普通に腰紐を使ってもいいけど、
インサイドベルトでホールドされてるので、
普通の腰紐みたいに「緩まないようにしっかり締める」
必要はなく、おはしょりの丈を整える程度に
巻いたらいいので、これは腰紐を半分に切ったのを
マジックテープで留めてます。








いけるんちゃう?

子供物みたいに、揚げを縫ってしまって付け紐に
するのも楽ですが、きれいに揚げを縫うのって
結構難しいんですよね。
あと、畳むのが難しい。
このインサイドベルト方式だと、普通にたためます。
洗濯する時は外した方がいいかなー。
外す前に糸印つけておけば、ザクザク縫うだけ
なので半衿よりも取り付け簡単。

さて…どうでしょうね。
近いうちにこれで出かけてみて、首尾をご報告致します。





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