夢のLeidi Laidi

着物と宝塚、ほぼ半々

"Really good is really ugly "

2016-06-11 16:55:15 | 一人着物部活動報告
小人が閑居すると大変ですよもう。

仕事柄、2連休というのが月1回あれば
ラッキーという現状。
今月の連休には、ここしばらく頭の中で
練っていたアレを実行に移そうと…。

まず四角。



そして三角。




大概やらかしてきてるので、
これがどうなるかは、ほぼご想像の通りです。

実用性のない物を飽きもせず作るのは、
まぁ単純に面白いからです。

と、もうひとつ。
大きな声では言えませんが…
実は私、お太鼓の「形」の美しさが
よく分からないんですよ。

文庫やふくら雀のように、リボンとか羽根の
要素が加われば、一種のデコレーションとして
きれいだなと思えるんですけどね。

あんまり「日本人はナゼ背中にクッション
背負ってるんですかー」なんて、
外国人旅行者みたいな事は
言いたくないんですが、つい
「そこにわざわざ四角い厚みを背負うなら、
いっそカバンにでもしてはどうか」などと
思ってしまう。

装飾性においても実用性においても、
なんだかよく分からない、あの四角い
物体…。
なら、絵柄だの刺繍だの、ちまちま工夫してないで、
いっそとことん遊んでしまえ!

というのが、不善を為す三分の理です。

そうそう、「きれい」「可愛い」の感覚が
私はどうも変だと実感したのが、
ここ数日SNS上で見かけた、女性の袴問題。

時代考証の類は、私は一切興味も知識もないので
何とも言えませんが、袴を着けた女の子の
背中がぽっこりしているのが可愛いという層が
わりと本流らしい…という状況を見て、
なるほど自分が馬鹿げた作り帯を
作る理由が納得いきましたね。

つまり私は、全然分かってないというか、
完全にずれとる。

私が袴を着けたのは、後にも先にも1度だけ。
和裁学校の卒業式ですが(自分用のを卒業までに
1枚仕立てるのが課題に含まれてた)、
一文字の半幅帯でポコっと出っ張った
我が背中を見て「ダサっ」と思ったのですね。
なんだかラクダのようではないか。
(いや、ラクダは美しい生き物ですが)
しかしあれ…あのぽっこりが可愛いのか…。


なので、わっかんねーな。
きれい可愛いも正しいも下品も。

唐突に
「発想が貧困なんだよ。
織姫に宇宙服着せるくらいのことしてみろよ」
てな、高校時代の美術の先生の言葉を
思い出したので、
今日も反省の色無し。



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