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夢のLeidi Laidi

着物と宝塚、ほぼ半々

山と海と

2016-06-13 18:57:41 | キモノ・マインド
空間において2点が決まると直線が定まり、
3点が決まると平面が定まる…

なんて噂を遠い昔に聞いたような
聞かなかったような。

つまり、適当に4点を決めちゃうと、
ぴたーっと真っ平らな平面にはならんと、
こう、ぐにゅっとねじれちゃうわけですな。

ルービックキューブを横方向に任意の角度で
すぱっと切断するところを考えてみてください。
高さの4辺の、断面が通る4点の内
好きに決めていいのは3点まで、残り1点は3点
決めた時点で自動的に決まります。

その残り1点の位置を計算で求めるには
どうしたらええのんじゃ。

というのもですね。
ただの直方体ではなく、斜めにぶち込みたかった
からです。

いや~高校時代、もっと真面目に数学
勉強しておくんだった。

と、じ…いや父は確か理数系だったはず。
ここ数年、もうすぐ80才宣言を繰り返す割に
実のところ何歳なんだかよく分からなくなってる
老父に聞いてみたところ、
「ちょっと今酔っ払ってるから」と遠い目をしましたが、
翌日「お前これは算数のレベルだぞ!」と
解説してくれました。
良い子のみんな、将来何が役に立つか
分からないから、アホらしいと思っても
勉強しておこうね。

というわけで、無事斜めにぶち込みました。




実はイメージは Prince の Mountainsです。






だからこのままでもよかったんだけど、
ちょっと地味かなーと…
(もう基準がおかしくなってる)

前にも一捻りしてみました。







もう2度とやりたくないです。


さて、これまで作ったトンデモ帯は、
今の所1度は「着て出かける」事を
実行していますが、これはどうなりますかねぇ…。









まともでない集大成

2016-05-24 07:10:17 | キモノ・マインド
上下揃ったので早速これで



出かけてきました。



あまりの動きやすさに笑いがこみ上げてきたりして。
スーツケースが転がっていきそうになったら、
ガシッと足で止めてました。

目的はこちら。


ハラプロジェクト

本当に橋の下の河原に作られた舞台でした。



爽やかな風と面白い芝居と
アルコール度数9%と渋い歌声と。

「まともな奴などいやしねぇ
まともな奴しかいやしねぇ」

気持ちよく酔いが回るったら!

まともねぇ…。

マークジェ○コブスもどき帯作った時に、これで外に出るつもりは
実はなかったんですよ。
作るだけで満足してたというか…。

はい、これで行きました。




妹には、去年の今頃作った
このくるくる帯してもらいました。



着物のクリスマスパーティーでメガ盛りコーデ
するのも緊張しますが、少なくとも周囲は
和装ドレスアップした人ばかりの安心感が
あります。
けど今回は…(^_^;)

と、ドッキドキだったんですがね。
劇場案内の人はミニ座布団と鍋の蓋を
頭に乗せてるわ、「勧進帳」では義経の家来が
様々な物を背負って現れるわ(乳母車に
りらっくま乗せて背負った人もいたし
弁慶はギター背負ってた…)
いきなりシンパシーな空間なのでした。

ありがたい事に、お褒めの言葉をかけて下さった
方も何人かいらっしゃいまして、
我ながら何やってんだと思いながら
作った甲斐ありました。
そして「このガマグチ開くんですよ~」と
もれなく解説入れてくれる妹…。


本当にね、一所懸命着物をきて緊張しながら
出かけてみたのに、知らない人から
何か言われたり、いきなり触られたり
じろじろ見られて嫌になったという話は、
よく聞くのですよ。

私が突拍子も無い和装で出かけても、
特に振り返られる事も無いというのは、
残念な話なのかラッキーなのか分かりませんが、
今回こんなトンデモ帯して着物空間ではない
場所に出かけても、
「それ面白い」とおっしゃっていただけた。
ね、大丈夫。
結構大丈夫ですよきっと。
世の中そんなに「~であるべき」な人ばっかりじゃないですよきっと。
好きなように心のままに着物きて
出かけちゃってください。

「帯に電飾回してみたよ!」って方があれば、
ご連絡くださいませ。





ちょこっとお直し

2016-04-25 16:06:50 | キモノ・マインド
どう考えても自分しか着ないんだから、
内揚げ無しにすればよかったなぁと、
着る度に思う青の保田織着物。
おはしょり始末する時に、特に脇の辺りに
縫い代と揚げの重なりで厚みが出て
しまいます。

いっそ、内揚げとって裾で切ろうかとも
考えましたが、それも手間なので、
脇縫い代の始末だけ変えてみました。

折りぐけしてたのを平らにして耳ぐけに。



少しはマシになるかいな。

さて、「着物で生活する」ことは、
これまで何回か考えてきたけど
(仕事は制服ですが)、なかなか踏ん切りつかずに
きまして…。
豪雨とか酷暑とか考えるとどうしてもね。

ここはひとつ無理をせず、
「洋服を諦める」
これでいこかなと思います。
和服にするといったって、
常時長着に帯を巻く必要はないので、
ほとんど上下セパレートになるでしょう。
早い話が、家の中では作務衣だす。

私は和装する事に、特に高尚な「日本人として」
とかいう精神的なんちゃらかんちゃらは
一切ないです。
和服着たからって「日本人のDNAが蘇る」
とか「日本人だなぁと改めて感じた」
事もない。
たまに前世記憶のある人がいるそうですが、
私の細胞に刻まれている生まれる前の記憶は、
飢餓の歴史のみ。
「お腹いっぱいなのにデザート食べられちゃう~」
って、現代日本では大多数の人に無意味なあれです。

別にTシャツGパン、昼ご飯はコーラとハンバーガーでも、
平たい顔族としてのアイデンティティーは、
毎朝鏡見る度に自動確認されますしね。

あと、和服がエコなんて考えも、まぁ格安衣料を
短期間で使い捨てにするよりはマシかなって
ぐらいだと思います。
ユ○クロなんて頑丈にできてるから、
ベーシックなもの揃えて何年も着るのは可能で、
かなりエコな衣生活が出来るのではないでしょうか。
そもそも、そこに重点を置けば、日本中に
備蓄されてる「お着物」をフル活用したら、
当分は新たに生産する必要も
新品を買う必要もないでしょう。

着物を着るのに伝統だの歴史だの、
ましてや地球に優しく(地球が聞いたら蚤の分際で
何言うかって嘲笑うと思う)だの、
自分らしさだの関係ありません。
結局のところ、ストッキングとハイヒールと
ブラジャーが無理!
それだけ。
和装逃げって手段があってよかったなぁ。






着物にパーカー

2016-04-21 20:10:44 | キモノ・マインド
はい、ちょっとは使えるもん作りました。

背中からニョロニョロだの
ざっくぅだの覗いたりしません。

着物にパーカーインというのをしてみたいと
思ったんですが、
私はスポーツカジュアルというのが
似合わんのですね。
顔の印象がぼへーっとしてるせいか。

なので、いかにも走るの遅そうな印象の女でも
無理のなさそうなパーカー作ってみました。



と言っても着物インナー用の「見せパーカー」
なので、短時間で出来ます。



問題は…



フードがデカすぎた。
ミィくらい入るな…。
入れません、はい。

細い帯の方がバランスいい感じです。
これで三寸です。




タートルやパーカーインのいい点は、
着てて衿元の崩れを気にするストレスが
ない事ですね。
鏡みる度に、半衿が左右同じ幅になってるかとか、
衣紋がかぶってきてないかとか、チェックする
必要がありません。

まぁ、着て動いていれば、シワだのずれだの
当たり前なので、そんなに神経質にならなくて
いいんでしょうけど、どうしても
気になるところではありますしね。

着物にパーカー、衿汚れ防止と
首筋の紫外線避けとして、
夏場になかなかいいのではと思うんですが、
どない?

今度は麻で作ってみようかな。






染織こだまさん 木綿展

2016-02-14 13:49:35 | キモノ・マインド
気がつけば年末からこっち、家と会社と
その間にあるスーパーとドラッグストアしか
行ってませんでした。
めっちゃリーズナブル生活。

下手に人混みに出かけて、風邪ひいちゃいかん
という思いもあったのですが、
今日は行かねばならぬ。
(あ、昨日の話ですが)

宮崎の染織こだまさんの木綿展、
行かねばならぬ~…

という日に限って雨予報。
雨雪ドンとこいブーツでGOしました。



お天気下り坂とはいえ、家を出る時は薄曇り程度で
気温も高く、なんだかとっても「重装備」感…。

上はこんなん。



細帯はやっぱり楽ですね。
布の下で体が泳ぐ感じです。
色違いで妹が入手してくれたミンサー織り。
軽くて緩まず、クセになりそう。
カルタ結びしたので、背中はぺったんこ。
リュック背負えて、荷物が増えてもOKでした。

そう、荷物は増えたのです。

淡い桜色の木綿。

木綿で無地って、なかなか無いんですよね。
どうしても縞や格子が多い。
たまに見かけても、渋い色合いのものが
多かったり。



へっへっへ。
なんだか素直で優しい性格の人のふりが
できそうじゃないですか。

ある意味、これもコスプレかもしれませんねぇ。