本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「挫折力-一流になれる50の思考・行動術」冨山和彦著

2011-02-07 21:30:33 | 本・雑誌、読書
骨太で大好きな冨山氏が、新書出しているんだ~と買いました。

最初は、正直、冨山さんの著書だから読み続けられた。
「挫折」といっても東大卒で、弁護士で、スタンフォード大でMBA取って・・
エリート中のエリート。
産業再生機構の経験など、経歴を見ると柔なエリートとは違うのだろうけれど、やっぱり住む世界が違うから、
本の始め辺りは、挫折をする前に勝負もできない普通の人から見れば、挫折なんて使って欲しくないなっとちょっと反感も感じてしまう内容。

でもじわじわっと効いてくるかな。
挫折から立ち直る方法は、優秀だろうが普通の人だろうが変わらない。

どれほどの挫折経験をされているかはわかりませんが、その時々に感じたこと、学んだことをしっかり覚えておられ、伝えようとされている。
挫折を見える化しているとでも言うのでしょうか・・
一度の挫折で沈んだままの人は浮き上がる方法を探せるし、挫折続きの人(私?)は、共感が湧いてきて、人生なかなか渋いよねって言いたくなる本。

たぶん著者が一番読んで欲しいのは挫折を恐れて躊躇したまま佇んでいる『日本を建て直すべきエリート』さん。

サブタイトルの”一流になれる”といい、本の作りとしてはイマイチかなって思うけど、これだけスマートさがなくて無骨なのもいいかも。こてこての本だと思います。

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ちょっと日本を外からモード

2011-02-06 10:13:43 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感


1 テレビ番組から
日曜日の朝は、「がっちりマンデー」を見ています。
最近、自分の中ではちょっとマンネリ感があって、なんとなく見ているところがありますが、
今日は凄い外国人社員特集で、ふんふんと見ました。

まあ、巷に言われている「日本人が元気なくなった」とか、「日本人はなぜ日本の良さがわからないだろう」とかは、もういいよって感じですから、そこはスル―して、
文化など(”など”は何かよくわからないですが)が違う人が、日本を見たら、当然ながら日本人とは違う発見があって、そういうことがあるなら、外国人というカテゴリーじゃなくてもっと多様だったら、凄く面白いことができそうなんて考えながら見ていました。

同質で心が通じ合って居心地がいいということより、なんかわけのわからん人が隣にいて面白い・・の方が、いいなあと。

ゲームとか映画とか遊園地のアトラクションとか、日本人だってワクワク好きなはず。
日頃が平凡だからバーチャルにワクワクを求める・・ではなく日常的にワクワクを求めてもいいんじゃない?

日本人はおとなしいなんて評価に縛られず、周りに気を使うのを止めて、自分ってドキドキ、ワクワクすることが好きなんですって認めてもいい。
手始めに多様性を受け入れてみる。お行儀のいい人&やんちゃな人、若い人&熟成の人、男性&女性、もちろん外国人&日本人・・・

全部ごちゃ混ぜになって、議論したり、何かをやってみたり・・
常識と思っていることからちょっと踏み出すだけで、面白いことが起こりそう。

2 おみやげ
アメリカの方に差し上げるお土産を何にするか、ずっと迷っていて・・
日本的なものがいいのか、そうじゃないのかとかいろいろ迷いまして・・
扇子とかふろしきとか・・でもよく貰ってそうだし、自分が貰うなら実用的なものが・・
などと結局よくわからず、よくわからないものになってしまいました。
桜の花びら型のティースプーンと小さなガラスのひな人形
やはり「日本」は入れたかった・・
海外の方に限らずプレゼントって誰に贈るにしろ難しい。







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注意の仕方

2011-02-05 10:22:14 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
昨日、JRの改札を通る時に定期券があるのに、うっかり別のICカードをタッチしてしまい、そこで気づいてあわてて定期を通して入場しました。
そのまま定期を使って目的地に行き、今度は地下鉄に乗ろうとしたら、エラーが出てしまいました。

あっJRでタッチしたせいだと思って、申し訳なく思いながら駅員さんに処理をお願いすると・・

「これは本来JRでしてもらいたい。
今後はちゃんとJRで処理してください。」と言われて、申し訳ない気持ちが吹っ飛んで・・

「何よ、ちゃんと反省して申し訳なく思っているのに。ちょっと端末触って、カードをスーッと機械に通すだけじゃん。そんな上から目線で言わんでいいでしょ。」と。

いつもの「何さ!」気分が出てきて、いかんいかんと思い、何故そんな気持ちになったか、どうしてもらったらよかったかを考えました。
注意されるにしても「してくださいね」とか、「していただいていますので、よろしくお願いします。」ってもらったらよかった。

もちろん私が悪くて、駅員さんにしてみれば何でそこまでなのかもしれないけれど・・
結果として反感を持って、何さ、そんなこと言ったってそこでできなら次も気にしない・・になったら同じじゃないかなあ。

それはともかく、このいや~な気分を大切にしたいと思います。
仕事で誰かに何かをやってもらいたい時、注意する時。

注意するときなんて、昔は、上司が部下を自分の席に呼んでみんなの前で叱ったなんてあったけれど、
ちょっと前は、部下がヤワになったので、そんなことをすると部下が壊れるので止めましょうという話だったけど、

いまでは・・ヤワかヤワじゃないかに関わらず、やはりお願いや注意も相手の気持ちを考えることで効果が違ってくるって言ってますよね。これは、もう皆さん心がけていますよね。

でも自分は、つい自分の感情あるいは状況のままに、行動を起こしてしまいそうなんで、逆に受けた時の、特にマイナスの気持ちをなるべく忘れないようにして、行動を起こす前にハッと思い出せたらいいなっと思います。

さて、私のミス・・対応した駅員さんからは何の説明もなかったけれど、たぶん不都合があるのだと思います。

やはり決められたことはきちんと決められたとおりにしないといけませんね。
次回からはJR側で処理してもらいます。

それ以前にカードの使用ミスをしないようにしようと思います。

ちっちゃい事でいやな気分になるの嫌だったら、自分がきちんとしないとね・・

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「リーダーは自然体」増田弥生、金井壽宏著

2011-02-01 21:30:38 | 本・雑誌、読書
ひたすらビジネス関連の本を読んで、何やっているのかなあと思う時があります。
でも、激しく共振する一冊を見つけるために読んでいるんだなあと思います。

ベストセラー作家のフィクションの世界も面白いと思います。
でも、私にとって心ふるわせる感動はリアルの話からしか生まれないような気がします。

とってもいい本だと思います。金井教授の本は、「リーダーシップの旅」も余韻を残した本でした。
今回の本は増田さんが主役ですが、こんな素敵な本を作られる金井教授って素敵な方だろうなと思います。
(月並み表現ですねえ~)

芸術やスポーツで感動することもとっても素敵だと思う。

でもご飯を食べるためにやっている仕事で感動できたら・・
「クール」だと思う。

自然体で、しかるべき時にしかるべき機会をモノにしてきた増田さん。仕事で精一杯感動してこられたと思います。

人材マネジメントのプロとして、常に人を伸ばすことを考えて来られた方とリーダーシップ研究の第一人者の本は、
読む人を育てたい想いでいっぱいです。

是非若い方、女性・・・いま、自分の仕事に疑問を感じている人に読んで欲しい本です。



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