本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「広島県庁の星、「官僚」を超える」日経ビジネス2012.2.6号

2012-02-05 18:13:52 | 本・雑誌、読書
なぜ今県庁公務員の特集なんだろう?
「橋下改革では作れない「最強の公務員」」とサブタイトルがついていますが、橋下市長の手法を批判するためかな?とうがった見方をしております。
それとも過去、育児休業を取った湯崎知事に当時知事だった橋下知事が痛烈な批判をしたことがあって、特集企画に困った編集の方が、橋下市長から湯崎知事の連想で出てきたってことでもないでしょうが・・

さて、県庁、広域自治体については、国が権限を手放さず地方に合った地方分権が実現できていない中で、例えば実効ある広域自治体、いわゆる道州制が実現できれば、県庁の組織のうんぬんを言わずとも職員は働かざるを得ず、問題が解決できると考えているのですが。

いま住民の方に身近な基礎自治体である市町村は、ニーズに基づき、住民の方の顔が見える行政を行っており、地域の課題が多岐にわたっている今、非常に忙しいながら、やりがいのある意味ある仕事をされているんじゃないかと感じています。(首長次第というところがなきにしもあらずというのはありますが・・)

それに対し、県については、ビジネスはもちろんのこと、すべての問題が広域化している中で、細かく分断された圏域で大胆な施策を打っても果たして効果があるのか?と思っており、ある程度地域特性の似た地域を一つに広域化した上で、国からもっと大胆に法・制度を決定できる権限を移して地域運営をすべきと考えます。

市町村合併があって、次は都道府県の合併みたいな道州制があるので、一般には組織を大きくしてもねえ~、市町村合併の効果どうなの?という見方になっていますが、市町村合併と道州制はまったく別物。道州制を熱望してます。

それはさておき、日経ビジネスの特集は広島県庁という組織運営のお話です。
「行動理念」を作るという民間企業では当然にやっていることをやったということは、民間企業の効果と同じように自分たちが何をすべきかを考える習慣をつけるという意味では意味があると思います。
トップダウンで組織から変えていく・・公務員組織もトップがその気になれば変われると思います。成果はこれからでしょうが、まず変わる取り組みをする・・我が組織と比較して・・ちょっと羨ましいかな。。

湯崎知事のインタビュー(たぶん)記事もありますが、その中で印象的だったところ

霞ヶ関→ベンチャー経営に変わった際の戸惑い

1 集まった社員の合意形成、2 組織作り、3 結果を問われるということ

ベンチャー経営→広島県庁に変わった際に感じたこと

予算主義(組織として予算をどう確保するかが最優先)・・「役所が問われるべきことは、『予算を獲得したことで、世の中がどう変わったか。』」なのに「組織のカルチャーとして、そう考え」ない。(「」部分日経ビジネスを引用)

ここを変えるのには時間がかかるともあります。




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