本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

ワークとライフを分けない

2011-10-05 00:04:27 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
男性経営者の方とお話をしていて、育児・介護の話が出てきました。

いま企業さんは厳しくて、育児(介護もですが)を応援する余裕がなくなっているって話が出てきて、やっぱりそうなのだろうなと思う反面、そうは言ってもと女性としては納得できないところも・・

いま一番思うのは、「ワークライフバランス」っていう言い方をしているけれど、「ワーク」と「ライフ」が分けられないんじゃないかってこと。

仕事の質が変わって、いまの仕事が各労働者に求める能力は、発想力とか感性の部分が大きくなっているような気がするんです。それから会社で研修を行う機会が減って、自分で能力身につけておいてねっていうのも多いような気がするんです。

そうすると職場以外の時間は、職場の中で作業をするための仕込みの時間みたいなところがあって、例えば趣味、旅行とか、芸術鑑賞とかスポーツとかで磨かれる能力がついでに仕事にも役に立ってくるっていうのもあります。

同じようにライフのために使っている時間が、仕事に役に立つ。
家事や子育ての経験が、仕事に深みを与えてくれる。

逆に仕事の段取りとか、職場の中での人間関係さばきみたいなものが、家庭・子育てに役に立つ。

元々同じ人間がやっていることをそんなに分けて考える必要もないんじゃないかな。
仕事をしなければ生活できないし、生活がなければ仕事ができる人間が作れない。

そう仕事をしている人間だけでなく、これから仕事をする人間、つまり子育ての対象である子どもから見ても仕事と生活って切り離せない。

大きくなったら仕事をせざるを得ないわけで、ある意味家庭生活は仕事ができるようになるための準備の場でもある。

家庭での過ごし方で、子どもの能力って変わってくる。

人材育成が大事だって言っている企業経営者は、それじゃ自分の子どももしっかり優秀な人材になるように育てて欲しいし、いまいる従業員だけを育てていればいいなんて狭い事を考えずに、しっかり将来の人材が育つように、社員さんに対して我が子をきちんと育てられるような時間を与えて欲しい。

1人の人間、仕事をする時間があって、息抜きや趣味の時間があって、寝たり食べたり、お風呂に入ったり必ず必要な時間があります。

じゃ同じように夫婦二人の子どもであれば、夫婦が同じように関わらなくちゃいけないんじゃないかな。

仕事に行っていない母親は職場のことがわからない、昼間会社に行っている父親は地域のことがわからない。
わからないことは教えられないから両方が子育てに関わって子どもに伝えていく。大事だと思う。

それからついでに、このごろイクメンなんて言われているけれど、たまに子どもと遊んだり、ちょっと保育園にお迎えにいくだけでよくやっているは・・・。お互いフルタイムで働いているなら、同等程度じゃない?っていうのはおかしい?おかしくないでしょう!

さらについでに言うと、もし両親が忙しいなら、保育サービス、その他サービス大いに利用すべし。
母親が育てなければ・・なんてとらわれれる必要ない。子どもをしっかり愛していれば子どもはわかるし、どうしても一緒にいられないだなあっていうのも感じてくれる。・・と思う。

子どものことを100%理解しておきたいと思っていても、遅くとも小学校に行くようになれば親の知らない世界を持つようになるし・・

とにかくライフがあってワークがあり、ワークがあってライフがあります。片方だけしか関わらないって、違うんじゃないかなって思います。

と偉そうなことを言っておいて・・どちらかといえば夫の家事のウエートが大きい我が家、私、もう少し努力すべしです。


コメント
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