本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

民間とお役所

2008-12-13 12:24:01 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感

金曜日の仕事が今日の午前3時までかかりました。

来年度の予算編成に向けた予算担当課(うちでは財政課という)の金額決め(査定という)の作業です。

年度末の議会に出さないといけないので、時間外になるのはわかりますが限度があります。

数千円、数万円の金額を削るのに人件費が百万単位でついていたんじゃ、意味がない・・・以前も書いたような・・・

ところで民間企業の方にお仕事を委託して一緒に仕事をすることもあります。

なかには公務員の私が見ても困った仕事ぶりの企業さんもあります。一生懸命やっていると思えない。→結構多い。

たまたまうちの担当になった方の個人の資質かもしれませんが、民間だっていろいろだなあと思ってしまいます。

こんなとき、やれ「だからお役所は・・・」とか「民間は厳しいのに・・・」とかおっしゃられる方を思いだして、ムカついてしまいます。

えてしてそういう方に限って、民間経験は20代の一時期であり、いまは役所や準役所(外郭団体、公的な大学法人も同じかな)にいて、現在の立場に気づいてなかったりします(あなたもいまはこっち側に人間です)。

さて、予算査定。

取りまとめ課(主幹課という)の担当者はたぶん2日目のカンテツをしているでしょう。

私は自分のところが終わったら帰れるけど、彼はすべての課が終わらないと帰れない。

全勤務時間が数字を扱い、丁々発止と財政課とやりあう仕事です。その作業の意義はともかくとして、責任とストレスを感じながらやっていると思います。

果たしてその仕事が民間の仕事に比べて楽かどうかは、民間にいたことがないのでわかりません。その民間も大企業の総務部門なのか、中小企業の営業部門なのか・・・

人が経験できることは限られています。批判をするなら、正確な言葉でやって欲しい。

「今いる△△県庁○×課は、自分がいた○○社××部門からみれば、楽な仕事だ。事務効率も悪過ぎ。」なら素直に納得できます。

公務員だって仕事のことを考えて眠れない時があります。仕事のことで自殺する人もたまにいます。

訳知り顔で批判するなら、きちんと根拠ある批判をして欲しい。

自分たちはまだいいと思います。

しかし、中央官庁への批判にいきすぎはないでしょうか?

 
霞が関のレベルが下がっていると聞きます。優秀な人からどんどん辞めると聞きます。

高い報酬を求める機会がありながら、それぞれの志を持って格段に給料の安い官庁に入った方々だろうと思いますが、その方々が早々に見切りをつけてしまいます。

辞める原因は違うところにあるのでしょうけど、外からの無責任なバッシングが少なければ、もう少し状況は変わるのではないかと思います。

ところで・・・
お役所の悪いところを擁護するつもりはありません。よりよい役所になるべく。。。日々戦いですね。

コメント
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