くりまるさんの彼女居ない歴1周年の話。

寮の食堂で大学の研究室の先輩に遭遇。研修のため来ているという。
寮の隣に全社用研修所があるため、寮と研修宿泊者の食堂は兼用。

日頃神戸市にお住まいではあるけれど、ひとときの名古屋暮らしという。
滅多にないことなので明日は平日だけど、軽く飲みに行って来ます。今週の飲み会は計3件。

去年のこの日、前の彼女と別れました。
1年経ちました。いやー長かった。

別れ際に、僕と付き合ってよかったかを聞いた。
彼女はよかったと即答した。それだけで一つ僕がいた価値を実感できた。
一方で僕は何も言わなかった。一ヶ月間随分凹んだのに、よかったと言える程僕は嘘つきでもお人よしでもなかった。

最初の3ヶ月で立ち直り、次の2ヶ月でまた凹み、その後の4ヶ月でようやく薄れ、浮気耐性ができてきた。

結局僕はどうすればよかったのか分からず終い。自分がどうこうしたところで、相手に倫理観が伴わなければ浮気は防げない。魅力がどうこうとは言うけれど。

僕は諦めた。浮気耐性というのは、諦める覚悟を持つということ。
そんな耐性があることはすごくむなしいことだけど。

既に経験してしまった僕には虚しくても必要なこと。
付き合えたことは無駄じゃない。弱点を補うチャンスを得た。

たった一年で世界は変わらない。
だが僕は大人になった。

ということで、その頃から彼女に対して浮気者という印象でいっぱいだったのが、いつのまにか超モテ女子のジャンルに変わった。
そしたらなんだか気が楽になって、この人が浮気してもしゃーないわという気になった。

それが分かって今、一年経ってようやく言える。付き合ってよかったと。
もう言う機会などないのだけれど。

いつかまた自分に興味を持ってくれる人が現れるまで、
期待せずにのんびり待ってようと思う。穏やかな気持ちで。

穏やかだ。

穏やかに。

あぁ眠い。

おやすみ。